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【インプレ】ダイワ 21カルディアが優秀すぎる!軽さと剛性のバランスが優れた最強モデル!

ミナギマン

21カルディアが最高に使いやすい!

ミナギマン
ミナギマン

軽さと剛性のバランスが取れたモデルだよね!

ひらめっち
ひらめっち

21カルディアを使っているダイワアングラーは多いのではないでしょうか?

ストラディックとよく比較されるモデルですが、かなりコスパがよく、これからショアジギングやサーフを始めるアングラーにもとてもおすすめです。

今回はそんな21カルディアのインプレ記事をお届けしたいと思います。

21カルディアとは

「21カルディア」とは、ダイワから発売されている軽量で強度の高い汎用型スピニングリールです。このリールは「18カルディア」と比較して、本体とローターに新素材「ザイオンV」を採用していることが大きな特徴です。この素材はカーボンハイブリッド樹脂で、軽量性と高剛性を実現しています。

また、錆びにくい特性を持ち、海水での釣りにも適しています。さらに、モノコックボディの採用により、コンパクトながら大口径のタフデジギアを内蔵しており、マグシールド、ATD、ロングキャストABS、パーフェクトラインストッパーなどの機能も備えています。ストッパーレスボディは注目すべき進化の一つです。

21カルディアはここがすごい!

  1. モノコックボディ(ザイオンV製): 21カルディアは、モノコックボディを採用しており、これが最も重要な進化点です。旧モデルと比べると、巻き上げ力と剛性感が強化されていることが明確に感じられ、特に負荷をかけた時の安定感が向上しています。
  2. ザイオンV製エアローター: 旧モデルの強化樹脂製ローターから、ザイオンV製のカーボン繊維入り樹脂ローターに変更されました。この変更により、巻き出しの軽さと均一でたわみにくい巻き心地が実感できる進化を遂げています。
ザイオンVとは

「ZAION(ザイオン)」はダイワが開発したカーボン含有樹脂で、リールのボディやローターなどに使用されます。従来のリール素材としては、アルミニウム、マグネシウム、高強度樹脂が一般的でしたが、それぞれに利点と欠点があります。アルミニウムは強いが重く、マグネシウムは軽く強いが耐食性に欠け、高強度樹脂は軽く耐食性があるものの、強度が不足していました。

1980年代から使用されていたカーボン含有樹脂は軽量で耐食性があるものの、強さに欠ける問題がありました。ダイワはこれを克服するために研究を続け、ZAIONを開発しました。ZAIONは金属より軽く、耐食性に優れ、驚くほどの強度を持つ素材です。その強度はマグネシウムと比肩し、加工にはダイヤモンド付きの機械を使用するほどです。

ZAIONは、一般的なカーボン含有樹脂より約3倍の密度でカーボン繊維が含まれており、強さの面で従来の樹脂の常識を覆しています。現在、ZAIONは2種類あり、ZAION Vも含めてリールのボディやローターの素材として広く使用されています。しかし、ダイワはZAIONを含むさまざまな素材の研究を続けており、リール素材においてはZAIONも一つの選択肢に過ぎません。

スペック

品名ギア
巻取り長さ
(cm/
ハンドル1回転)
自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
ハンドル
長さ
(mm)
ノブ
(S互換)
ベアリング
(ボール/
ローラー)
メーカー
希望本体
価格(円)
FC LT1000S5.1641705.040HG-I
ライト
6/125,400
FC LT2000S5.1671755.045HG-I
ライト
6/125,400
FC LT2000S-H5.8761755.050HG-I
ライト
6/125,400
FC LT2500S5.1721805.050HG-I
ライト
6/125,900
LT25005.27319510.050HG-I
ライト
6/125,900
LT2500S5.2731905.050HG-I
ライト
6/125,900
LT2500S-XH6.2871905.055HG-I
ライト
6/125,900
LT3000-CXH6.29320510.055HG-T6/126,400
LT30005.27721510.060HG-T6/126,900
LT3000-XH6.29321510.060HG-T6/126,900
LT4000S-C5.28223012.060HG-T
ラージ
6/127,400
LT4000-CXH6.29923012.060HG-T
ラージ
6/127,400
  1. FC LT1000S: トラウト、アジング、メバルゲームなどのライトゲーム向けで、170gの軽さが特徴。ラインキャパはナイロン2.5lb-100m、PE0.3号-200m。
  2. FC LT2000S: 淡水、海水を問わず、ライトゲームに最適。ラインキャパはナイロン3lb-150m、PE0.4号-200m。
  3. FC LT2000S-H: 渓流域のネイティブトラウトやライトソルトウォーターゲームにおすすめ。175gの軽さで、ラインキャパはナイロン3lb-150m、PE0.4号-200m。
  4. FC LT2500S: バスフィッシングやライトソルトウォーターゲームに適した2500番クラス。180gの軽さ、ラインキャパはナイロン4lb-150m、PE0.6号-200m。
  5. LT2500LT2500S: ソルト域から淡水まで対応可能で、特に0.8号-200mはエギングに最適。LT2500Sはシャロースプールモデル。
  6. LT2500S-XH: ルアーの迅速な回収に適しており、エギングやバスフィッシングに適したモデル。
  7. LT3000-CXH: シーバス、エギング、本流トラウトなど多様な釣りに対応するユーティリティモデル。
  8. LT3000LT3000-XH: ソルト域から淡水まで対応可能で、特にスーパーライトジギングに最適。LT3000-XHは巻き上げ速度が特徴。
  9. LT4000S-CLT4000-CXH: シーバスやライトショアジギングに最適なモデル。LT4000S-Cはローギア×ロングハンドル、LT4000-CXHは巻き取り速度に特化。

インプレ

リールの重さ

「21カルディア」の重さに関して、軽量化を重視したリールとの比較では、若干重たい印象があります。特にダイワの上級機種イグジストやエアリティ、そしてシマノのヴァンキッシュやヴァンフォードと比較した際には、21カルディアはやや重いと感じるかもしれません。しかし、この重さが釣りを実際に行う際に大きく気になるレベルではないため、使用感に大きな影響を及ぼすわけではありません。

もし下位機種のリールと比較すると、21カルディアは十分に軽量であり、アジングやエリアトラウトなど超軽量タックルを使用する釣り方に慣れていない方であれば、満足いく使い心地を感じるでしょう。

それでもリールの軽さを最優先に考えるのであれば、予算を少し上乗せして20ヴァンフォードの使用をお勧めします。このモデルは、リールの重量感と巻きの軽さの両面で、ヴァンフォードが21カルディアよりも優れている印象を持っています。

巻き心地

「21カルディア」の巻き出しの軽さについて、以前のモデル「18カルディア」との比較では、顕著な進化が見られます。この変化は、モノコックボディとザイオンV製エアローターの採用によるもので、巻き出しの軽やかさが大きく向上しています。旧モデルではマグシールドによるモッサリ感や特にハイギアモデルにおける巻き重りが目立っていましたが、21カルディアではこれらの問題が軽減され、より軽快かつダイレクトな感覚を味わえます。

剛性に優れたモノコックボディを採用した21カルディアは、下位機種と比較して、巻きの安定感と均一性が大幅に向上しています。ハンドルを回す際のガタつきやムラが減少し、より均一で安定した巻き取りが可能になっています。

しかし、21カルディアはノイズ面で若干の問題があります。ルビアスなどの上級機種やマイクロモジュールギアを搭載したシマノ製リールと比較すると、ギアの擦れる感じやヌルヌル感が若干劣っていると感じるかもしれません。また、マグシールドを搭載していないリールと比べても、スローリトリーブ時にリールの巻きが微妙に重たくなる傾向があります。

21カルディアの巻きの軽さと安定感は大きく進化していますが、滑らかさや軽さの面ではシマノ製リールに劣る部分があるというのが正直な印象です。

ドラグ

「21カルディア」のドラグ性能に関しては、ATD(Automatic Tournament Drag)の採用により、実釣における必要な滑らかさを十分に提供しています。特に追加のベアリングチューニングを行わずとも、滑り出しの硬さや粘り強さに関して不満を感じることはありません。超繊細なラインを使用し、限界までのやり取りをしない限り、標準状態のドラグでも十分な性能が得られると言えます。

内部構造に目を向けると、ドラグやスプールシャフト周辺の構造は下位グレードのリールと比べて拡張性が高いですが、上級機種との主な違いはベアリングの有無にあります。21カルディアのドラグ内部とスプールシャフト支えには、ベアリングではなく、樹脂・金属製のカラーが各1つ装着されています。これは、ベアリングを追加することで簡単にカスタマイズが可能で、よりこだわりたい方には改良の余地があるということです。

剛性感

「21カルディア」のローター強度とボディ強度に関する進化は顕著です。このモデルは、負荷を掛けた際の剛性感が大幅に向上していると感じられます。以前の「18カルディア」は軽さを重視した設計でしたが、21カルディアでは軽さと剛性のバランスが非常に良好に両立されています。

また、モノコックボディと大径ギアの搭載により、巻取りパワーも向上しています。旧モデルと比較しても、リールのハンドルを回すことがより容易になり、ローターやボディ強度の向上により、魚とのファイトがより快適になっています。さらに、剛性感においては、シマノのヴァンフォードと比較しても劣らず、むしろ若干優れている印象を受けたとのことです。

ライントラブル

「21カルディア」には、ダイワの現行モデルで一般的なロングキャストABSスプールが搭載されています。ただし、これはイグジストやセルテート、ルビアスエアリティなどの上級機種のタイプとは異なります。

ライントラブルに関しては、21カルディアは非常に信頼性が高く、これまでトラブルは一度も経験していません。風が強い条件下でも使用してみましたが、上級機種と比較してもトラブルの発生頻度に差はありませんでした。

使用するラインの号数や個々のリールの特性によっては、ラインの巻き取りに偏りが生じる場合があります。例えば、2000番サイズに0.5号のPEラインを使用した場合、標準設定ではラインが若干下側に偏りました。これに対応するためにワッシャーを1枚追加することで、均一にラインを巻き取ることが可能になりました。

ハンドル周り

「21カルディア」のハンドルは、ガタを排除した設計が特徴です。このリールには標準装備として、折り畳み機能を排除した金属製のハンドルが付いています。このタイプのハンドルは最近のトレンドになっており、長期間使用してもガタが発生しにくいため、使い勝手が良いと言えます。

ハンドルノブの部分については、標準装備ではベアリングは内蔵されておらず、代わりに2つの黒い樹脂製カラーが使用されています。この部分もベアリングを追加することは可能ですが、ノーマルの状態でもノブの回転は重すぎず、そのままでも十分に機能するという印象です。このように、「21カルディア」はハンドルの設計において、安定感と操作性の良さを両立しています。

ライバル機種との違い

21アルテグラ

「21カルディア」と「21アルテグラ」は同じ年にリリースされた2機種で、価格差が約3,000円とわずかです。これらのリールを比較すると、巻き心地とキャストフィーリングでは21アルテグラが、その他の点では21カルディアが優れています。また、21カルディアは21アルテグラより約30g軽量で、ライトリグに使用する方に特におすすめです。一方で、ルアーの頻繁な投げ・巻きを行うプラッキングでは21アルテグラが向いています。

19ストラディック

同様に、「21カルディア」と「19ストラディック」の比較では、19ストラディックは剛性と滑らかな巻き心地が魅力で、特に海でので巻き物やパワーゲームに適しています。対して21カルディアは軽量なボディとハンドルの初動が優れており、フィネスやライトリグに最適です。

21フリームス

「21カルディア」と「21フリームス」の比較では、両機種はザイオンVを素材として使用していますが、21カルディアにはモノコックボディが採用されているため、リトリーブや大型ルアーの扱いにおいて優れています。一方の21フリームスは、一万円前半の価格設定で非常に高いコストパフォーマンスを持ち、コストを重視する場合には最適です。しかし、性能を重視する場合は21カルディアがおすすめです。

21カルディアに合わせたいロッド

サーフ限定なのですが自分が21カルディアに合わせたいロッドはこの2つですかね↓

まとめ

「21カルディア LT2500S」は、大口径ギアを搭載しながらも190gの軽量化を実現したモデルです。軽量で高耐久の新素材「ZAION V(カーボン含有樹脂)」が採用され、剛性、パワー、回転耐久性が大幅に向上しています。

21カルディアは、とにかくコスパが良いリールですので、初心者の始めてのリールとしてもとてもおすすめです。

ABOUT ME
ミナギマン
ミナギマン
遠州灘サーフアングラー
1994年生まれ。出身は兵庫県で海を求めて静岡県磐田市に移住してきました。サーフフィッシングを楽しんでいる遠州灘サーフアングラーです。YouTubeでも活動しており、伊良湖から磐田までをフィールドとしています。
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