【インプレ】軽量かつ力が加わってからの操作性も高いシマノ 23ディルアーナ

Chanthe

もっと軽くて大型魚にも耐えれるロッドってないのかな?

ミナギマン
ミナギマン
まごじぃ
まごじぃ

それならカーボンを惜しみなく採用したロッドを教えてあげよう

画像:シマノ

シーバスを中心とした大型魚にも対応できるスペックを持っている23ディルアーナ。

この記事では、汎用性の高さと軽量かつ適度なしなりを生み出している要因とインプレッションについて紹介します。

シマノの製品特徴

シマノのロッドの特徴は、力が加わった状態での粘り強さと操作性の高さです。これを可能にしているのは、ロッド本体に施されている4つのXが関係しています。

スパイラルX

画像:シマノ

スパイラルXはロッド縦繊維の内層と外層に、カーボンテープをそれぞれ逆方向斜めに密巻きした三層構造。内外の斜めの繊維により、軽さを維持しながら、高いネジリ剛性とつぶれ剛性を実現することができます。キャストやファイトといった釣りの動作における瞬時のパワー伝達がよくなり、軽さを維持して“獲るための地力”を高める、シマノ独自の「基本構造」です。

引用:シマノ

スパイラルXコア

画像:シマノ

シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。※ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。

引用:シマノ

ハイパワーXフルソリッド

画像:シマノ

細くて、よく曲がって、粘り強いというフルソリッドの特性を保持しつつ、ネジレを抑えるための強化構造を採用。ブランクスの最外層をカーボンテープでX状に強化し、ブレやパワーロスを大幅に抑制。一般的なフルソリッドの課題であったネジレやすさによる不快なフィーリングを抑え、快適なロッドアクションを実現しました。

引用:シマノ

ハイパワーX

画像:シマノ

キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特長。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されます。

引用:シマノ

23ディルアーナの特徴

カーボンモノコックグリップを採用

画像:シマノ

グリップエンドとリールの取り付け位置までの太さは異なっています。これによって、グリップエンドが握りやすく、遠投しやすい形状になっています。

画像:シマノ

また、軽量化を図るために、ロッド内部は中空構造化されており、振動伝達性を高めながらも強度を高めることに成功しました。この中空化構造よって、水中の情報が手元に伝わりやすく、他のロッドでは感じられない水中の変化も分かりやすくなっています。

ロッドの先だけでなく中間から下もしなる

画像:シマノ

パワーがあるロッドは、どうしても硬くなってしまいます。ですが、ディルアーナしなってからアングラーが操作できる幅が残っており、繊細な操作も可能です。

そのため、パワーがあるロッドの場合、軽量のルアーだとキビキビとし過ぎた不自然なアクションになることがありますが、ディルアーナではその点は気にし過ぎることはありません。

23ディルアーナおすすめモデル

ロッドパワー | ML

MLは竿先が柔らかく、30g程のルアーまででの操作性は高いロッドになっていますそのため、ゆったりとしたアクションを加えやすいロッドです。

モデルはS96ML~S106MLまで展開しています。

ロッドパワー|M

こちらも、MLより竿先が硬くなっており、大型魚にも対応できます。

このモデルはMLより竿先が硬く、キビキビとしたアクションを出しやすい設計になっています。また、40g程度のルアーにも対応しているため、大型魚とのファイトでも耐えられる強度を備えています。

40cmオーバーの魚がヒットするとロッドの性能が最大限に感じられるので、それより小さいとロッドの性能が高すぎて物足りなく感じるかもしれません。

モデルはS96M~S110Mまで展開しています。

23ディルアーナ インプレッション

ディルアーナの感想を一言で言うと、感度と操作性が高いということです。

これを実現可能にしているのは、最大の特徴である軽さが関係しています。全て、軽い事で水中の情報に集中しやすく、軽いことでロッドに力がかかった際でも、他のロッドと比較して無駄な力を入れなくても済みます。

70cm越えのシーバスでも問題なくファイトでき、ロッドがしなる幅が広いので、アングラーへの負担も少なくなっています。

一方で、グリップエンドなどカーボンはツルツルとした表面のため、雨天や濡れた手でロッドを触ると滑りやすい面があります。

この点は、手袋を着用することで対策できますが、素手でより感覚をダイレクトに感じてアクションを加えたり、フッキングしたい方にとってはデメリットと感じるかもしれません。

23ディルアーナ タックル例

ディルアーナには4000番台のリールでも、軽量化と剛性が高く強い力がかかっても耐えられる性能かどうかを軸に選択することが重要です。

ここでは、価格帯が似ているストラディックをおすすめします。

23ストラディック

画像:シマノ

ストラディックはシャフトからギアの設計に至るまで、リトリーブしたときの巻き心地を重視して、各パーツに負荷が一点に集中しないような設計がされています。

リールの縦方向にかかる力を、横方向に変えてスプールを回すためのインフィニティクロスと呼ばれる構造によって、ギアの耐久性が従来設計と比較して2倍に向上しました。

動画

まとめ

この記事では、23ディルアーナのスペックやインプレッションについて紹介しました。

23ディルアーナは、とにかく軽くて力が加わった時の操作性が高い点が際立っています。ぜひ、軽さを手に取って体感してみてください。

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シーバスハンターX
シーバスハンターX
シーバス専属ライター
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