【インプレ】シマノ 21アルテグラが優秀すぎる!コスパ最高でも性能は抜群!
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21アルテグラがコスパやばい!
![ミナギマン](https://i0.wp.com/minagiman.com/blog/wp-content/uploads/2022/12/image1-のコピー影.png?resize=72%2C72&ssl=1)
一万を切るモデルの中では最高の性能だよ!
![ひらめっち](https://i0.wp.com/minagiman.com/blog/wp-content/uploads/2023/02/fish_hirame_karei_illust_2627-1.png?resize=72%2C72&ssl=1)
2021年に発売された新しいリールの中で特に注目を集めたのは「21アルテグラ」です。
2017年モデルから4年後に発表されたこのリールは、1万円台前半の実売価格でありながら、最新技術を盛り込んでいます。ミナギマンが実際の釣りを交えてこの21アルテグラをレビューします。
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21アルテグラとは
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21アルテグラは、1万円台という価格帯にも関わらず、驚くほど優秀なリールです。
まず、同価格帯のリールの中で際立った初期性能を持っています。このリールの基本性能は価格を大きく上回るもので、実用面ではこのリールだけで十分対応できるレベルです。
21アルテグラは、幅広いユーザーに適している点も特筆すべきです。初心者からベテラン、または釣りに戻ってきたお父さんまで、どんなアングラーにもお勧めできる「コスパの良い」リールと言えます。
おすすめのサイズ範囲は3000番までの小〜中型番手です。実際に使ってみた結果、特に1000〜2000番のライトゲームやトラウト、2500番でのバス釣り、3000番でのシーバスやエギングなどで、このリールの滑らかな回転性能と高い基本スペックが優れていることがわかりました。
21アルテグラはここがすごい!
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まず、マイクロモジュールギアⅡの採用が注目されます。細かい歯を持ち、滑らかな巻き心地が特徴のギアで、通常は上位機種に採用される高級な機能です。21アルテグラにおいては、このギアが搭載されており、巻きの細やかさが向上しています。ただし、上級クラスのリールと比較すると、巻き心地には若干の違いがある点に注意が必要です。
次に、ボディ素材の変更があります。21アルテグラのボディは、従来のモデルが使用していた一般的な高強度樹脂から、カーボン繊維が入った炭素系樹脂素材「CI4+」にアップグレードされました。これにより、軽量化と剛性が向上し、使用感が軽快になっています。
しかし、ローターに関しては、CI4+は採用されていません。ローター(ハンドルを巻くと回転する部分)は、高強度樹脂のままで、これが価格に応じた使用感の違いを生んでいます。上位機種ほどの巻きの軽さはないため、この点は留意すべきです。
最後に、ラインローラーの形状変更とワンピースベールの装備があります。モデルチェンジにより、21アルテグラはラインが引っ掛かりにくい上位機種と同じ形状のワンピースベールに進化しました。
・18ステラと同じ「マイクロモジュールギアⅡ」を採用
・「サイレントドライブ」まで採用
・ボディー素材をCI4+に一新
・大幅な軽量化も実現 その他の基礎テクノロジーも中堅リール並みの充実度
スペック
品番(番手) | 最大巻上長(cm) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量 PE(号-m) | 本体価格(円) |
1000 | 64 | 5.1 | 180 | 3.0 | 1-190 | 16,300 |
C2000S | 69 | 5.1 | 185 | 3.0 | 1-80 | 16,300 |
C2000SHG | 82 | 6.1 | 185 | 3.0 | 1-80 | 16,300 |
2500 | 78 | 5.3 | 225 | 9.0 | 1-320 | 17,300 |
2500SHG | 89 | 6.0 | 220 | 4.0 | 1-120 | 17,300 |
C3000 | 78 | 5.3 | 225 | 9.0 | 1-400 | 17,300 |
C3000HG | 89 | 6.0 | 225 | 9.0 | 1-400 | 17,300 |
C3000XG | 94 | 6.4 | 225 | 9.0 | 1-400 | 17,300 |
4000 | 87 | 5.3 | 270 | 11.0 | 1-490 | 19,500 |
4000XG | 101 | 6.2 | 270 | 11.0 | 1-490 | 19,500 |
C5000XG | 101 | 6.2 | 285 | 11.0 | 1.5-400 | 20,500 |
21アルテグラは、幅広い釣りシーンに対応するモデルがあります。まず、C2000番クラスには万能モデルであるC2000SとC2000SHGがあり、ライトゲーム全般に適しています。細いラインを使った繊細なゲームにはC2000Sが、広範囲を素早く探る釣りにはハイギアのC2000SHGが適しています。
続いて2500SHGは、主にエギングやバス釣りに適した番手で、ライトゲームの遠投用にも使えます。特に「21アルテグラ 2500SHG」は、ラインキャパシティを最大限に活用できるため、快適に釣りができます。
C3000XGはシーバス釣りに定番の番手で、エギングやフラットフィッシュ釣りにも流用可能です。多機能性を求める方には最適なモデルと言えるでしょう。
最後に、4000XGはサーフフィッシングやライトショアジギングに適したモデルです。太いPEラインを巻くことができ、巻き上げ効率も高いため、フラットフィッシュやサゴシ、小~中型の青物を狙う釣りにおすすめです。
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インプレ
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リールの重さ
まず、旧モデルと比べて軽量化されています。21アルテグラは、同じ大きさの旧モデルと比較すると、約20gほど軽量になっています。これは、シマノ製リールが従来、ダイワ製リールと比較してやや重たい傾向にあった中で、特にエントリー機種においてその差が縮小したことを示しています。
しかし、軽さが特別際立っているわけではありません。実際にシマノとダイワのエントリーからハイエンド機種までを使っている私の印象では、21アルテグラの「リールの軽さが際立つ」ということはありません。確かに以前のモデルよりは軽量化されていますが、ライバル機種であるダイワのフリームスや、アルテグラより上位の機種と比較すると、特別に軽いわけではないのです。
巻き心地
21アルテグラの巻き心地は、マイクロモジュールギアの採用により非常に滑らかで、しっとりとしたヌルヌル感があります。この巻き心地の良さは、特にその価格帯を考慮すると、十分に優れていると言えます。また、同等グレードのダイワ製リールと比較しても、ザラつき感が少ないと感じられます。
21アルテグラ、そしてシマノ製リールの特徴として、巻き重り感が少ないことも挙げられます。特にダイワのマグシールド搭載リールと比較すると、ゆっくりと巻いた際のねっとり感が目立たず、ハイギアリールを使用しても巻きの重さが気になりにくい点は大きな利点です。これらの特徴は、21アルテグラを使う際の快適性に大きく寄与しています。
ドラグ
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スプール内部およびスプール軸の構造は、以前のモデルと比べて簡略化されています。上位機種のようにベアリングを追加することはできないため、明確な差別化がなされています。
ドラグ性能については、21アルテグラは「実釣に必要なドラグ性能」を備えており、極めて繊細なやり取りを除けば、一般的な釣りにおいては問題なく使用できるはずです。価格を考慮すると、十分な性能を持っていますが、上位グレードのリールと比較すると、ドラグの滑り出しはやや硬い印象を受けます。
また、ドラグ音の大きさに関しては、平均的なレベルであり、特に小さすぎることも、うるさすぎることもありません。
剛性感
21アルテグラは小物から中型魚を狙う際に十分な強度を備えています。私自身、2500サイズを使用してクロダイやキビレを狙った際、このクラスの魚に対してリールのドラグを締め、巻いてもリールの弱さが目立つことはありませんでした。リールのボディは高強度樹脂からCI4+に変更されており、ある程度の負荷には耐えられると思います。
しかし、大型魚や青物を狙う場合には、少し不安が残るかもしれません。私の印象では、ワームやミノーを使ったサーフのヒラメ・マゴチ釣りやシーバスゲーム程度まではアルテグラでも問題ないと思います。
一方で、ジグやバイブレーションを使ったアクティブな釣りでは、より快適で長持ちするような上級グレードのリールの方が望ましいかもしれません。特に、リールに強い負荷がかかる釣りでは、ストラディッククラスのリールの方が操作が楽で長期間使用できるでしょう。
ショアジギングについては、アルテグラでも十分に楽しむことができますが、快適性や信頼性、耐久性をどれだけ重視するかによって選択が変わります。また、耐久性が特に重要なオフショア(船)の軽めの釣りでは、アルテグラ1台に頼るよりも予備のリールを持っておく方が安心かもしれません。
ライントラブル
向かい風が5m~6mというやや強風の条件下で釣りを行っても、ライントラブルは一度も発生していません。また、ラインのヨレも目立たず、上位機種と同等のレベルで快適に使用できることが分かります。
さらに、ラインの偏りに関しても問題はありません。私が使用した2500番サイズのアルテグラに0.6号のPEラインを巻いた際、ワッシャーの調整は必要なく、スプールへの巻き取りは偏りなく均一で綺麗な状態を保っていました。この点では、ダイワ製リールと比較しても、シマノ製のアルテグラがやや優れている印象を受けます。
ラインローラー
リールのラインローラーは、内部にベアリングを内蔵したワンピースベースを採用しています。この変更により、旧モデルと比較して糸ヨレの発生が軽減されています。
また、ラインローラーのベアリングには耐久性と防錆性を重視した特殊撥水グリスが使用されています。これにより、ラインローラーの機能性が高まり、長期間にわたる使用でも安定した性能を保つことができます。
ただし、使用する環境や釣りのタイプによっては、ベアリングのグリスをオイルに変えることもおすすめされています。特に淡水での使用や繊細な釣り物の場合、オイルを使用することで、少ないテンションでもラインローラーがよりスムーズに回転しやすくなります。この点では、耐久力や防錆性能はグリスに劣るかもしれませんが、操作性の向上が期待できるでしょう。
ハンドル周り
21アルテグラのハンドル周りの設計には、いくつかの特徴があります。まず、このリールはねじ込み式のハンドルを採用しています。この設計により、下位機種と比較して耐久性が高く、ガタつきが少ないことが特徴です。しかし、このハンドルには最近のトレンドである折り畳み機能は含まれていません。
個人的には、ワンピースハンドルの方がさらにガタが少なく、ハンドルを畳む必要がないため、折り畳み機能は不要と考えることがあります。この点で、ダイワのフリームスなど他のリールが一歩先を行っている印象を受けることもあります。
また、ハンドルノブに関しては、交換可能なタイプですが、デフォルトの状態では内部にベアリングが入っていません。しかし、ベアリングがなくてもノブの回転は重くなく、特に細かいこだわりがなければそのままでも十分に使えるレベルの性能を備えています。
ライバル機種との違い
ダイワ 21フリームス
21アルテグラのライバル機種であるダイワの21フリームスは、ボディとローターに炭素系樹脂のザイオンVを採用し、ワンピースハンドルを備えていて、アルテグラよりも若干軽いという特徴があります。しかし、巻き心地の面では21アルテグラが優れており、よりスムーズな巻き感を重視する場合はアルテグラが適しています。
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シマノ 23ストラディック
23ストラディックは21アルテグラの上位機種で、剛性重視のアルミボディを採用しています。青物狙いのショアジギングなど重い負荷をかける釣りには、ストラディッククラスのリールの方が使いやすいでしょう。コストパフォーマンスを重視する初心者にはアルテグラが適していますが、予算が許せばストラディックの方がおすすめです。
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ダイワ 21カルディア
ダイワの21カルディアは、ザイオンV製のモノコックボディを採用しており、巻き心地や巻き出しの軽さに関してはアルテグラと同等かやや優れているものの、全体的にはカルディアが上回っています。ガタの少なさや巻きのブレの少なさ、剛性感、ボディの精度など、多くの点でカルディアが優れています。小物系の釣りがメインであればアルテグラでも快適に使えますが、より負荷のかかる釣りには上級機種をおすすめします。
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21アルテグラに合わせたいロッド
サーフ限定なのですが自分が21アルテグラに合わせたいロッドはこの2つですかね↓
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まとめ
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21アルテグラに関する率直なインプレッションは、負荷をそれほどかけない釣りであれば、間違いなく性能面で問題なく使えるというものです。特にダイワ製のリールと比較した場合、マグシールドがないことによる巻きの軽さや、マイクロモジュールギアによる滑らかな巻き心地が21アルテグラの特徴的な点です。小物釣りや堤防からの気軽な釣りにおいて、アルテグラは十分な性能を発揮し、そのコストパフォーマンスの高さにより非常に使いやすいリールであると言えるでしょう。
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