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【インプレ】24エクスセンスBB｜手軽にシーバスを楽しむなら十分な性能
Chanthe
XRとかエクスセンスの中でもハイスペックなリールが多いけど、そこまで性能の高さを求めていないアングラーに適したモデルってある？
それなら、「BB」って書いてあるモデルを選ぶといいよ！
画像：シマノ
皆さんは、リールの名前の後ろにBBだったりXRなどと書かれているのを見かけたことがあると思いますが、それぞれどんな特徴があるかご存知でしょうか？
エクスセンスであれば、XR、BBを展開しています。XRは、エックステクノロジー レボリューションの略で、シマノが特に注力しているXと付くテクノロジーを多く採用しています。
では、この記事では24エクスセンスBBについて20エクスセンスBBとの比較を交えながら紹介していきます。
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24エクスセンスBBとは
2024年にシマノから発売される24エクスセンスBBは、シーバスゲームに特化したスピニングリールです。このリールは4種類のモデルが用意されており、C3000番サイズから4000番サイズまでの範囲をカバーしています。これにより、扱いやすさと十分なラインキャパシティを実現しています。
24エクスセンスBBの特徴的なデザインは、マットブラックカラーの採用です。特に夜間のシーバス釣りに多く用いられるナイトゲームにおいて、周囲の景色に溶け込むこのカラーは、まさに理想的な配色と言えます。
また、24エクスセンスBBでは、マイクロモジュールギアIIが採用されています。これは、ドライブギアとピニオンギアの最適な歯形状を実現したもので、ハンドル操作による巻き上げが非常に滑らかになります。キャストしたルアーの水の感触や、リトリーブ時の潮流の変化を手元で感じ取ることが可能です。
ドリフト釣法においては、このリールは潮や河川の流れにルアーを乗せて漂わせる際に、リアルタイムでの詳細な情報を提供します。これにより、ルアーを理想の位置に流すことができるようになります。マイクロモジュールギアIIによる繊細な情報を活用し、巻き取りと放出の操作を行いましょう。
さらに、24エクスセンスBBにはサイレントドライブが搭載されており、滑らかな回転性能と静粛性が期待できます。安定したリトリーブを行いながら、リーリングによる水中の情報を明確に捉えることが可能です。
ロングストロークスプールも装備されており、これによりラインのスムーズな放出が可能となります。スプールの深部から引き出されるラインの量を減らし、スプールエッジやバットギドに対するラインの接触抵抗を低減させることで、ルアーの射程範囲を大幅に拡大することができます。これらの機能により、24エクスセンスBBはシーバスゲームにおける釣りのパフォーマンスを大きく向上させることが期待されます。
24エクスセンスBB デザイン
画像：シマノ
画像：シマノ
画像：シマノ
画像：シマノ
24エクスセンスBB 特徴
24エクスセンスBBは、軽量かつ高剛性なカーボン素材・CI4+をボディに採用しています。この素材の使用により、リールの重量が大幅に軽減され、同時に剛性と耐久性が向上しています。先代のエクスセンスBB（4000MXG）が高強度樹脂を使用していたのと比較すると、約15gの軽量化を達成しています。軽量化により手元の感度が高まり、ロッドの操作性が向上するなど、数々の利点が生まれます。このカーボン素材・CI4+が、24エクスセンスBBの性能を引き上げる重要な要素となっています。
また、24エクスセンスBBに搭載されたラピッドファイアドラグにも注目が集まります。このドラグシステムにより、ドラグノブ1回転あたりの調整範囲が広がり、細かいドラグ設定が可能になります。特にシーバスのように突然強く走る魚に対応する際、迅速にドラグを調整することが重要です。わずかな回転で大幅なドラグ調整が可能になるため、シーバスのランディング成功率が高まることが期待できます。ラピッドファイアドラグを効果的に使いこなし、シーバスの強い引きを上手にコントロールすることができれば、アングラーとしての技術がさらに磨かれることでしょう。ラインブレイクを防ぐ適切なドラグ設定をマスターすることが、成功への鍵となります。
①新旧比較
前作の20エクスセンス BBから大きく変化した点は下記の通りです。ベアリングの数を除き、ほぼ全ての項目で進化しており、機能か向上しながらも軽量化を図ることに成功しています。
画像：シマノ
②エクスセンスモデル比較
ちなみに、XRとの比較や21エクスセンスと比較は下記の通りです。23エクスセンスと比較すると価格帯、自重やベアリングの数、リジットサポートドラグと呼ばれるスプールのぐらつきを抑え、ドラグ性能を向上させるパーツの有無以外は同様の性能を備えています。
画像：シマノ
③エクスセンス最大の特徴は巻き感度の高さ
画像：シマノ
マイクロモジュールギアIIの搭載によって、ギアが噛む面積が大きくなり、滑らかなリトリーブが可能になりました。これによって、水中の情報がよりダイレクトに手元に伝わり、繊細な当たりも取ることができます。
④ラピッドファイアドラグ
画像：シマノ
ファイト中は特に細かなドラグ調整は難しく、細かい調整幅が仇になる場合があります。そこで、急にシーバスが暴れてドラグを調整する際に、ドラグノブ1回転あたりの調整幅を広くすることで、すぐに対応できるようになりました。
24エクスセンスBB ラインナップ
エクスセンス BB C3000MHG
| ギア比 | 6 |
| 実用ドラグ力(kg) | 3.5 |
| 最大ドラグ力(kg) | 9 |
| 自重(g) | 225 |
| 糸巻量ナイロン(号-m) | 1.5-165, 1.7-150, 2-130 |
| 糸巻量ナイロン(号-m) | 8-130, 10-110, 12-85 |
| 糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.25-125, 0.30-85 |
| 糸巻量フロロ(lb-m) | 8-110, 10-90, 12-80 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 89 |
エクスセンス BB 3000MHG
| ギア比 | 5.8 |
| 実用ドラグ力(kg) | 3.5 |
| 最大ドラグ力(kg) | 9 |
| 自重(g) | 240 |
| 糸巻量ナイロン(号-m) | 1.5-165, 1.7-150, 2-130 |
| 糸巻量ナイロン(号-m) | 8-130, 10-110, 12-85 |
| 糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.25-125, 0.30-85 |
| 糸巻量フロロ(lb-m) | 8-110, 10-90, 12-80 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 |
エクスセンス BB 4000MHG
| ギア比 | 5.8 |
| 実用ドラグ力(kg) | 6 |
| 最大ドラグ力(kg) | 11 |
| 自重(g) | 265 |
| 糸巻量ナイロン(号-m) | 2.5-160, 3-120, 4-90 |
| 糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.25-165, 0.30-120, 0.35-80 |
| 糸巻量フロロ(lb-m) | 3-110, 4-90, 5-65 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 95 |
エクスセンス BB 4000MXG
| ギア比 | 6.2 |
| 実用ドラグ力(kg) | 6 |
| 最大ドラグ力(kg) | 11 |
| 自重(g) | 265 |
| 糸巻量ナイロン(号-m) | 2.5-160, 3-120, 4-90 |
| 糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.25-165, 0.30-120, 0.35-80 |
| 糸巻量フロロ(lb-m) | 3-110, 4-90, 5-65 |
| 糸巻量PE(号-m) | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 |
| 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 |
24エクスセンスBB タックル例
画像：シマノ
エクスセンス BBに合わせたいロッドは、エクスセンスインフィニティです。エクスセンス BBが比較的手に取りやすい価格である分、メーカー小売希望価格は8万円台と高く感じるかもしれませんが、耐久性にも優れているため、手入れをすることで長期に渡って使える優れたロッドであると言えます。
画像：シマノ
また、あらゆる点で最高峰のスペックを備えており、その中でもロッド全体がしなる設計になっているので、幅広いルアーを扱える点でも釣りの経験を問わず使いやすい仕様に仕上がっています。
そして、エクスセンス BBはロングスプールを搭載しているので、飛距離を重視したタックルを組みたいと考えているアングラーの方には、S86ML、S90ML、S96MLあたりの5gのルアーから対応しているモデルをおすすめします。
まとめ
この記事では、24エクスセンスBBについて紹介しました。
BBと付いているのでXRは少し高くて、そこまで高性能なリールは求めていなかったけど、高い巻き感度を体感してみたいと考えていたアングラーの方にとっては、発売が待ち遠しいモデルになるのではないでしょうか。
ぜひ、ロッドはエクスセンスと合わせて、思い通りにルアーを操り釣りを楽しみましょう！
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