【インプレ】2023年最新サーフロッドのフラットレック5G!軽さを追求したコスパ最高なフラッグシップモデルです。
本日はメジャークラフトの5Gシリーズに新しくラインナップされた、フラットレック5Gを紹介していきます。このフラットレック5Gは朝から晩まで疲れずにランガンできるというコンセプトで作られたロッドになります。Twitterでも「軽いおかげで振りぬけがよい」「とにかく軽い」「マジで買ってよかった」などとつぶやかれており、使用感がかなり良いとアングラーに評判です。
シンプルなデザインで、差し色にゴールドが入っていてかっこいい!リードとエンドの部分に5Gの刻印があってこれも渋くてたまらないですね!
フラットレック5Gとは
フラットフィッシュとトレッキングの二つのキーワードとなる単語を合わせて作った”フラットレック5G”。「軽さ」「振りぬきの良さ」を追求し、朝から晩まで疲れずにランガンできるように、人の体力の消耗を軽減する目的で開発されたシリーズです。
新製法”R360構造”と最新素材の”東レ(株)T1100Gカーボン”の採用とパーツの組み合わせで、軽量で抜群に振り抜きがよい仕上がりとなりました。バランスの良い設計故に、日の出から日中、そして夕マズメまで、一日歩いてポイントを探りながらやり通したいかたにお勧めしたい。波の高さや風の強さ、ポイントの状況で選べる2機種で構成しています。
フラットレック5Gのスペック
フラットレックには2種類のモデルがあります。
model | FR5-1002M | FR5-1002MH |
値段(税込) | ¥32,500(¥35,750) | ¥34,000(¥37,400) |
全長(ft) | 10’0″ | 10’8″ |
継数(pcs) | 2 | 2 |
ルアー重量(g) | 7-45 | 10-50 |
PEライン(号) | 0.8-2.0 | 1,0-2,0 |
まずはオールラウンドな性能をしているFR5-1002M(以下1002Mで省略します)。長さ10フィート、適正ルアー重量7-45gと、軽いジグヘッドやミノーから、30g,40gの重量ジグまで幅広く使えるので、釣り場のポイントに合わせたルアーセレクトが可能。ティップセクションはルアーのアクションをしっかりと掴み、擦れ切った魚のバイトも逃さない繊細さを持っています。バットセクションはいざといった時の遠投のために30g前後のジグもしっかりと振り切れる強さを備えています。
飛距離を出したいなら、FR5-1002MH(以下1002MHで省略します)。長さ10.8フィート、適正ルアー10-50gで、サーフエリアを幅広く奥のポイントまで探りたい時にオススメです。バット、ブランクに張りがあるため長さを気にせず振りぬくことができます。また、MHなのに「軽い」「グリップが細い」と、良いこと尽くし。バットはしっかり太いので、大物とも闘える造りとなっております。
それぞれの持ち味があるので、2本とも欲しくなってしまいますね。シーズンやポイントの状況に合わせて、自分に合ったロッドを選んでみてください。
新製法R360構造
メジャークラフトの5Gシリーズの特徴として、R360構造とT1100Gカーボンという最新技術が使われています。
まずR360構造とは何か?というと、R360の文字通り、360度方向の負荷に対応するブランク構造になります。カーボン繊維の向きを縦、右斜め、左斜め、横の4方向に配置することで、あらゆる方向からの負荷に対して、強い弾力性を持ちます。またカーボンを活かした構造になっていることから超軽量なロッドに仕上がっています。メジャークラフトの従来の製法であるクロスフォースではカーボンをバット部分に巻き付ける仕様になっていましたが、今回のR360製法は下の図のようにあらゆる方向から繊維が配置されていてるので、「強さ」、「軽さ」を兼ね備えてて、5Gシリーズをオススメする大きな理由の一つです。
あらゆる方向で繊維が入ることで、「ねじれ、つぶれ、曲がり」に強くなり、キャストや魚をかけた時の負荷に強くなっています。安心して大物と戦える造りとなっています。
T1100Gカーボン
まずはこちらをご覧ください。
えげつないくらい曲がってますよね笑
この強度、高弾性率を可能にしているのが、T1100Gというメジャークラフト5Gシリーズのもう一つの最新技術となります。T1100Gは航空・宇宙分野の構造部材にも使われる炭素繊維で構成されています。強度と軽さを兼ね備えているので、粘り強くて、引きを楽しめる素材となっております。
ルアーセレクト
・1002Mは適正ルアーウェイトが7-45gとなっています。ただ、7gの軽量ルアーだと、どうしてもあたりを感じ取りにくいこともあります。また45gの重たいルアーだと、ルアーコントロールを自在に操ることは少し難しいです。標準的な20~30gを使うのがよいです。
同じメジャークラフトさんから【浜王】をオススメします。
浜王はフラットフィッシュが潜むポイントを丹念に探ることが可能です。14g,18g,21g,28gと重さがあり、カラーの種類も多いので、マズメや夜釣りなどで状況に合わせて使いやすいです。ジグヘッドとワームのセットで、800円代~900円代で購入できます。飛距離も稼げるし、着底も取りやすいことから、非常にコスパが良く初心者にもおすすめ。ヒラメ用に1つは用意していると良いと思います。
・1002MHは適正ルアーウェイトが10-50gとなっています。やはり飛距離を出しやすいロッドなので30~50gのルアーで沖の方まで飛ばしてポイントを探っていくのがよいです。
以前ご紹介した【ビームドリフト】をおすすめします。
このビームドリフトは40gの重さで飛距離が十分出て、気持ちよく飛んでいきます。大きさも125㎜あるので、アピール力も抜群!詳しくは動画や下に貼ってある記事をぜひ見てください。
他にも、サーフアングラーにアンケートをとったサーフルアーランキングも参考にしてみてください。お気に入りのモンスターショットや、ミノー系のサイレントアサシン、定番のかっとび棒などを紹介しています!
トリプルクロスとの違い
今回は、フラットレック5G1002MHと、私が普段使用しているトリプルクロス サーフTCX-1062SURFで比較してみます。
model | トリプルクロス サーフ TCX-1062SURF | フラットレック5G FR5-1002MH |
値段(税込) | ¥19700(¥21450) | ¥34,000(¥37,400) |
全長(ft) | 10’6″ | 10’8″ |
継数(pcs) | 2 | 2 |
ルアー重量(g) | 10-45 | 10-50 |
性能 | ・4軸カーボン | ・R360製法 ・T1100Gカーボン |
違いとしては、フラットレックの方が少し長さがあります。また、ルアー適正重量もフラットレックの方がより重いルアーも扱える仕様となっています。ただ、このあたりはそこまで気にしなくてもよいです。問題は性能の部分。5Gシリーズということで、フラットレックの方が負荷に強く、軽いです。トリプルクロスも軽いのですが、より軽い素材となっているので、1日釣りをしても疲れにくいです。
性能としてはフラットレックに軍配が上がりますが、トリプルクロスのコスパは侮れません。新しいロッドで20000円前後で探しているのであれば、まず勧めたいロッドです。ガイドはSiC仕様で、ラインにやさしくトラブルも起きにくいです。過去の記事でトリプルクロスについて紹介しているので、ご覧ください。
もう少しお金を出して、さらに良い性能を求めるのであれば、フラットレック5Gをオススメします。軽いロッドとしてもぜひ使いやすいと思うので、検討してみてください。
まとめ
冒頭でも言いましたが、フラットレック5Gの一番の強みは超軽量ということです!同じ価格帯のサーフロッドにシマノのネッサBB、ダイワのオーバーゼアAIRなどがあります。これらの価格と自重を比較してみます。
ロッド | フラットレック5G FR5-1002MH | ネッサBB S106MH | オーバーゼアAIR 1010M/MH |
長さ(ft) | 10’8″ | 10’6″ | 10’9″ |
自重 | 152g(※1) | 186g | 195g |
価格 | ¥34,000 | ¥28,200 | ¥32980 |
だいたい20~30gも変わってきます。ネッサBBやオーバーゼアAIRのそれぞれの良さもありますが、フラットレック5Gの軽さが際立つと思います。
2022年モデルということで、最新の技術が活かされているフラットレック5G。サーフでは、ずっとロッドを持つことになるので、軽量なロッドはたいへん価値があります。軽量系最強コスパのこの1本を相棒にサーフを楽しみましょう!