DAIWA エアリティ23はサーフからでも実力を発揮します。今年はこのリールで決まり!
リールには価格帯によって、ある程度ランクがあります。1万円以下のエントリーモデル、入門から卒業して1〜3万のミドルクラス、各メーカーが一番力を入れている3〜5万の上級者向き、機能性、ブランド力最高級の5万以上の一度は使ってみたいシリーズです。
今回紹介する23エアリティは実価格5万2千円~の最高の機能性を備えたブランド力の強いランクになります。
2021年に発売された21ルビアス エアリティの後継機と言うこともあり、注目している方も多いと思います。僅か2年ではあるが、どれだけの進化を遂げたのかみていきたいと思います。
23エアリティのスペック
「操作性を突き詰めた革新的な軽さ」「実用性を研ぎ澄ました革新的な強さ」この2つのコンセプトのもと、ダイワの最新技術により設計されたのが23エアリティです。
まずは、超軽量設計により本体重量がわずか 145g(LT2000)という非常に軽量な設計になっています。ちなみにLT4000-XHだと200gです。リールが軽くなっているので、長時間の釣りで腕や手首の負担を軽減することができます。
強度に関しては、マグネシウム製のモノコックボディを採用しています。モノコックボディとは、車やロケットのボディの骨組に使われるパーツです。ボディ自体がフレームの役割も兼ねているのでネジ穴を必要とせず、プレートをねじ込んで固定します。これにより、大きな負荷がかかっても、ねじれやたわみ等のズレがなくなります。また、ネジで固定する必要がなくなった分、スペースが生まれ、より強くて大きなドライブギアを搭載することができます。
エアドライブデザイン
23エアリティはエアドライブデザインを採用しています。
エアドライブデザインとは、リールの基本である4部位ローター、シャフト、スプール、ベールをDAIWAの最新技術を用いて操作性を追求し、軽量化を実現させたデザインです。機能性だけでなくデザインにもこだわりがあり、シンプルで洗練された外観が特徴です。
エアドライブローター
負荷をローター全体に分散するため独特なアーチ形状となっています。23エアリティは、ダイワが独自に開発したエアドライブローターを採用しています。エアドライブローターは、リールの内部に空洞部分を持つことで回転抵抗を低減します。その結果、スムーズな巻き上げを可能にするため、高感度な釣りにも対応できますし、軽量化されることで長時間の使用において疲れにくいです。
2021年に発売された「21ルビアス エアリティ」と比べると、軽量化、低慣性化を実現しており、より滑らかな巻き上げを実現しています。
エアドライブシャフト
現行のスピニングリールに搭載されるリニアシャフトをより細かな技術調整で仕上げたものがエアドライブシャフトになります。メインシャフトをピニオンと非接触構造にすることで摩擦抵抗をゼロにし、リーリング時に高負荷が掛かった際も巻き上げのパワーロスを限界まで抑える効果を生み出します。
これに加えてピニオンの両端をそれぞれボールベアリングで支持することで、ハンドルから入力された縦軸からのパワーをより効率的に、ローターの横軸への回転力へと変換することができます。また、メインシャフトを高精度なカラーで支持することにより、ノイズレスな回転でパワフルな巻き取りを可能とし、ルアーの操作性の向上にもつながります。
エアドライブスプール
エアドライブスプールは、綿密な強度設計のもと搾れるところをすべて削ぎ落しています。糸巻部、スプールスカート部の薄肉設計はもとより、スプール内部の肉抜きに至るまで薄くし、軽量化にこだわっています。
軽量化による上下ストロークの動き出しの軽さを生み出すことで、操作性の向上はもちろん、持ち重り感の軽減なども実現しています。
作動抵抗を少なくしてドラグ作動時のレスポンス向上を実現しています。ドラグ音はDAIWAの中では少しおとなしい印象。それでも風があっても音が聴こえるくらいの大きさはあります。個人的にはドラグ音が大きいタイプが好きです。
エアドライブベール
DAIWAならではの曲線、太さが特徴のエアベール。必要強度を維持しながら、エアベールを小径化、軽量化することで、新たな進化を遂げたものがエアドライブベールとなります。
中空パイプ構造を採用し、ベールによる糸の角度がラインスライダーに向かうにつれ鈍角になることで、ラインローラーにより糸を導きやすくなります。これによってスムーズなラインの巻き取りを可能とし、トラブルなく使い心地のよいものとなりました。
軽量化に関しては、前作と比べて33%の軽量化(2500番比較)となり、エアリティの強みの一つとなっています。
マグシールド
23エアリティには、DAIWAが開発したマグシールド構造が採用されています。マグシールドは、リール内部の粉塵や水分の侵入を防ぎ、耐久性を高めるためのものです。
リールを巻くと、海水で濡れた糸を巻き取ることになります。従来のリールの多くはゴムパッキンを挟むことにより防水していたため、多少海水が入ってしまうこともありました。海水が入ってしまうと、内部パーツが錆びてしまったり、乾燥したことでできる塩の結晶により、巻き取る際に違和感を感じたり、故障の原因となってしまいます。
マグシールドは、マグオイルという磁性流体を使い、磁力を持ったオイルによって、オイルとボディの間にシールドを張り、入ってくる水を遮断します。これにより、内部パーツのギアやベアリングを水や細かな塵から守り、初期状態の巻き感を維持してくれます。
基本的にメンテナンスは必要ありません。調子が悪いからといって、本体とローター部分を分解して確認したり、マグシールド部分に自分で油を注入しようとしたり、水に浸けるようなことはしないでください。
マグオイルはあくまでも油なので上記のようなことをしてしまうと、油が流れ落ちてしまいます。釣行ごとに軽くシャワーを当てるだけで大丈夫です。トラブルが起きた際やメンテナンスを行いたいときは、分解せずそのままの状態でメーカーに出してください。
23エアリティの種類
品名 | 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ力(kg) | 標準巻糸量ナイロン(lb-m) | 標準巻糸量PE(号-m) | スプール径 (mm) | 価格(¥) |
LT2000S-P | 64 | 4.9 | 145 | 5 | 3-150 | 0.4-200 | 42 | 63,500 |
LT2000S-H | 76 | 5.8 | 145 | 5 | 3-150 | 0.4-200 | 42 | 63,500 |
LT2500S | 72 | 5.1 | 150 | 5 | 4-150 | 0.6-200 | 45 | 64,000 |
LT2500S-XH | 87 | 6.2 | 150 | 5 | 4-150 | 0.6-200 | 45 | 64,000 |
LT2500S-DH | 72 | 5.1 | 165 | 5 | 4-150 | 0.6-200 | 45 | 66,000 |
PC LT2500 | 73 | 5.2 | 165 | 10 | 6-150 | 0.8-200 | 45 | 64,500 |
PC LT2500-H | 80 | 5.7 | 165 | 10 | 6-150 | 0.8-200 | 45 | 64,500 |
LT3000-H | 85 | 5.7 | 175 | 10 | 8-150 | 1-200 | 45 | 65,000 |
PC LT3000 | 77 | 5.2 | 185 | 10 | 8-150 | 1-200 | 48 | 65,500 |
PC LT3000-XH | 93 | 6.2 | 185 | 10 | 8-150 | 1-200 | 48 | 65,500 |
LT4000-XH | 99 | 6.2 | 200 | 10 | 12-150 | 1.5-200 | 51 | 66,000 |
LT5000D-CXH | 105 | 6.2 | 205 | 10 | 25-150 | 2.5-300 | 54 | 68,000 |
23エアリティには、12種類ものラインナップがされています。正直どれを選んでよいかわからない方は、まず釣りたい魚から考えてみてください。
アジング、メバリング、小さめのロックフィッシュなら2000番から選ぶとよいです。ギア比はお好みですが、遠投したい場合はハイギアのLT2000S-Hを選ぶ方でよいかと思います。
エギングでは2500番から、特にLT2500S-DHダブルハンドルのものを選んでおけばよいかと思います。
シーバスであれば、2500番、3000番のPEライン0.8~1号のものから選んでおけばよいです。
堤防、磯、サーフなどの岸からキャストして、青物やヒラメなどのライトショアジギングならLT4000-XH
さらに大物を狙っていくショアジギングであればLT5000D-CXHです。
まとめ
21ルビアス エアリティからたった2年で進化を遂げた。DAIWAのテクノロジーが満載の23エアリティが話題になっています。コンセプトである「操作性を突き詰めた革新的な軽さ」「実用性を研ぎ澄ました革新的な強さ」に関しては、パーツ毎にとことん追求された軽量化と、マグネシウム素材を使ったモノコックボディによる強さが融合することで申し分のないリールに仕上がっています。軽さにもびっくりしますが、エアドライブデザインとによる巻き感の軽さに驚くことでしょう。ぜひ店頭で試しに触ってみてください。
私のようにサーフをメインにしている方で、エアリティに目を付けている方は、LT4000-XHかLT5000D-CXHをぜひオススメします。
4000番、5000番を薦める理由としては、ショア(岸)から大型の魚を釣る際に必要な糸の長さと強度を確保するためです。また、大きな波や強い潮流などの条件下で釣りをすることが多いため、十分な糸の長さを確保することで、魚が引っ張ってもラインが切れることを防止することができます。
2023最新モデルの23エアリティを使って、サーフで大物とがっつり勝負してみてください!一緒にサーフ楽しんで盛り上げていきましょう!
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