【シマノ】MDラウドジャーク120S|通常版より1m深く潜るサワラ・青物用ジャークベイト
シマノのラウドジャーク120Sに、深いレンジを引けるMDラウドジャーク120Sが加わりました。2026年9月発売です。
通常版は2025年1月に出たときにこのブログでも紹介しましたが、11個のボールウェイトで動きとマラカスサウンドを両立させた、かなり尖ったジャークベイトでした。今回のMDは、その一段下のレンジを攻めるためのモデルです。
この記事では、通常版と何が違って、どう使い分けるのかを中心に整理します。
※実機はまだ触っていないので、シマノ公式の情報と公表されているスペックからの解説です。
スペック

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 120mm |
| 自重 | 19g |
| タイプ | シンキング |
| フック | #4 × 3本 |
| 本体価格 | 2,400円 |
| カラー | 全10色 |
| 潜行レンジ | 約3m(ミドルレンジ) |
| 発売 | 2026年9月 |
通常版との違い
一言でいうと、リップを大きくして、約1m深く潜るようにしたモデルです。
| ラウドジャーク120S(通常版) | MDラウドジャーク120S | |
|---|---|---|
| 全長 | 120mm | 120mm |
| 自重 | 18g | 19g |
| 潜行レンジ | 約1.5m | 約3m |
| リップ | 通常 | 拡大リップ |
| フック | #4 × 3本 | #4 × 3本 |
| 価格 | 2,400円 | 2,400円 |
| 発売 | 2025年1月 | 2026年9月 |
サイズも価格もフックも同じ。変わったのはリップと、それに伴う1gの重量増だけです。つまり中身はほぼ同じルアーで、泳ぐ深さだけを変えた兄弟モデルと考えていいと思います。

変わっていないところ|ここがラウドジャークの強み
MDになっても、ラウドジャークらしさはそのまま引き継がれています。
11個のボールウェイト
普通のルアーは、重心移動用のウェイトが1〜数個です。ラウドジャークは小さなボールを11個入れています。
これが何をしているかというと、ジャークするたびに重さの偏り方が変わるんです。ボールがバラバラに転がるので、毎回違う方向にダートする。開発者の話でも、狙いは「一回一回異なる動きを出すこと」だったそうです。規則正しい動きに見切りをつけた魚に、予測できない動きで口を使わせる、という発想ですね。
マラカスサウンド
11個のボールが転がる音が、いわゆるマラカスのような音になります。動きだけでなく音でも寄せるルアーです。
貫通ワイヤー
ダートアクションには不利とされる貫通ワイヤーを、あえて採用しています。大型が掛かってもボディが割れてフックが抜ける、という事故を防ぐためです。サワラや大型青物を相手にするルアーとしては、ここは妥協していないポイントです。
2本をどう使い分けるか
プロテスターのコメントでは、MDは少し深めのレンジ、通常版は水面のボイル撃ち向きという住み分けになっています。実戦に落とすとこうなります。
| 状況 | 使う方 |
|---|---|
| 水面でボイル・ナブラが出ている | 通常版 |
| 鳥が騒いでいるが水面は静か | MD(下にいる) |
| 通常版で反応がない | MDで一段下を通す |
| 日が高くなって魚が沈んだ | MD |
| 朝マヅメの表層 | 通常版 |
特に効くのが「ボイルが止まった直後」だと思います。水面で追っていた魚が、ボイルが収まると少し沈む。そこで通常版を投げ続けても上を素通りするだけですが、MDなら魚がいる層に届きます。
ベイトの状況と追われ方の見方は10月のサーフはベイトで決まるにまとめてあります。「ベイトが追われているのに水面が静か」なら、下に魚がいるサインです。
ショアから使えるのか
ここは正直に書いておきます。
シマノの分類ではオフショアキャスティング、つまりメインはボートのルアーです。開発の話でもボートのインショアでの使用が中心になっています。ただ、ボートとショアの両方で使える想定ではあるので、堤防や磯、サーフから投げること自体は問題ありません。
注意したいのは飛距離です。開発者は「飛距離よりアクションを最優先した」と話していて、19gという重さも、ショアの青物用ルアーとしては軽めです。
| 場所 | 使いやすさ | 理由 |
|---|---|---|
| ボート | ◎ | 本来の用途。近くの群れに通せる |
| 堤防・港 | ○ | 足元から水深があれば十分届く |
| 磯 | ○ | 深さのある場所なら効果的 |
| サーフ | △ | 遠浅だと届かない。水深が必要 |
サーフで沖のナブラまで届かせたいなら、ジグやヒカゲ 125Sのようなヘビーシンペンのほうが向いています。MDラウドジャークは、届く範囲に魚がいるときに、動きで食わせるためのルアーです。
使い方
公表されている情報では、テスターによって使い方が2通りありました。
- ワンピッチジャーク主体:ジャークを連続させ、ときどきポーズや速度の変化を入れる
- ライトジャーク+ただ巻き:軽くジャークしてから一定速度で巻き、サーチベイトとして使う
MDの場合、着水後にしっかり沈めてから動かすのがポイントになるはずです。約3mというレンジを活かすなら、すぐに巻き始めるより、狙う深さまで落としてから操作に入るほうが効果が出ます。
秋のサワラには特に合う
ラウドジャークの主な対象はサワラとシーバス、大型青物です。秋はちょうどサワラの季節なので、出るタイミングとしてはぴったりです。
サワラ狙いで気をつけたいのは歯です。ラインを一瞬で切られるので、リーダーは太めにしておいてください。対策は秋のサワラ・サゴシ攻略にまとめてあります。
また、#4のトレブルが3本付いているので、掛かったあとの取り込みも要注意です。サワラの鋭い歯とトレブル3本の組み合わせは、手を出すとケガをします。フィッシュグリップで固定してからフックを外してください。
カラー
全10色です。通常版で好評だったカラーも引き継がれています。選び方の考え方はシンプルで、こんな感じでいいと思います。
- 澄み潮・日中:ハーフミラー系、サニーミラーK
- 濁り・曇天:エッジパールゴールド、マットチャートグラデ
- マヅメ・光量が少ない:グロー系、チャート系
- コノシロパターン:SKコノシロ
まとめ
- MDラウドジャーク120Sは2026年9月発売、120mm/19g、2,400円
- 通常版との違いは拡大リップで潜行レンジが約1.5m→約3mになったこと
- 11個のボールウェイト、マラカスサウンド、貫通ワイヤーはそのまま
- 水面のボイルには通常版、一段下にはMDという使い分け
- メインはボート。ショアからも投げられるが、飛距離より動きを優先したルアー
- 秋のサワラシーズンにちょうど合う。歯とトレブル3本の取り扱いに注意
通常版を持っている人ほど、MDの価値が分かりやすいと思います。「通常版で反応がないときに、同じ動きのまま一段下を探れる」というのは、ローテーションの中でかなり使いやすい立ち位置です。
※この記事は公表されているスペック情報をもとにした内容です。実機の使用感については入手後に追記します。
あわせて読みたい
- 【新製品】11個のウェイトボールを搭載したラウドジャーク 120S
- 秋のサワラ・サゴシ攻略|ルアーの選び方とラインを切られない対策
- 10月のサーフはベイトで決まる|ベイトの見分け方と合わせ方
- 【シマノ】ヒカゲ 125S ジェットブースト|サーフで使えるのか?
- 秋のショアジギング、メタルジグの選び方2026
- 秋の青物サーフゲーム攻略法



