【2024年】サーフのヒラメ釣りでおすすめシンキングペンシル21選!メーカー別に最新シンペンを紹介します。
シンキングペンシルが多すぎて迷う!
それぞれ性能があるから自分にあったシンキングペンシルを使おうね!
シンキングペンシルはサーフフィッシングにおいて欠かせないルアーの一つです。各メーカーも続々とヒラメ用、サーフ用ルアーを発売しています。その日シンキングペンシルにしか反応しない魚もいます。
今回は、サーフでのおすすめシンキングペンシルをメーカー別に分けて紹介していきたいと思います。
シンキングペンシルとは
シンキングペンシルルアーとは、文字通り沈下する鉛筆形状の釣り具です。このルアーは、特に遠投に優れており、水面から底まで様々な水深を狙うことができるのが特徴です。メーカーによって、その感触や動き、サイズは異なり、細かく分類されています。
サーフ釣りに適したシンキングペンシルルアーは、大きく二つのタイプに分けられます。一つ目は「浮力バランス型」で、軽量でありながらバランスの取れた浮力と控えめな動きで、自然な誘いを演出します。このタイプは浅瀬での釣りや、潮の流れを利用したドリフト釣りに適していますが、軽量ゆえに操作感が掴みにくいという課題もあります。
二つ目は「ヘビーウエイト型」で、重いウエイトと大きなサイズによって、遠投能力と魚へのアピール力を高めています。このタイプは操作感が掴みやすく、底を感じやすいため、水中でのルアーの動かし方がイメージしやすいです。ただし、水平姿勢を維持するのが難しく、自然な動きには劣る傾向があります。
どちらのタイプも一長一短がありますが、サーフエリアの水深や潮の流れ、天候や餌のサイズなど、多様な条件を考慮して適切なシンキングペンシルを選ぶことが肝心です。適切なルアー操作を心掛けることで、ヒラメやマゴチなどの魚の釣果を向上させることができます。慣れが必要ですが、マスターすれば釣りの効率が大きく向上するでしょう。
サーフでシンキングペンシルを使うメリット
メリット
サーフフィッシングにおいて、シンペンを使用する際の最大の利点は、その飛距離です。通常のミノーとは異なり、リップがなく、空気抵抗が少ないため、ウェイトが重いことで遠くへの遠投が可能です。サーフ用のシンペンは、後方にボリュームがある飛距離を強調したデザインが多いです。
シンペンはメタルジグよりもをスローに探ることができ、メタルジグとの使い分けで釣果を向上させることができます。
デメリット
デメリットとして挙げるならば、操作感がわかりにくいことがあります。通常のミノーのような明確な手ごたえや引き抵抗が少ないため、風が強い日や波が高い日には、ルアーがどのレンジにいるのかが分かりにくく、操作感が分からなくなります。ただし、近年のメーカーはヘッド形状の工夫により、この問題を解消しようとしています。
また、飛距離に関しては、メタルジグと比較して風に弱く、特に向かい風の場合には飛距離が減少する傾向があります。最近のトレンドであるハイウェイト化は、適切なタックルの選択が必要であり、サーフロッドを持っていない「シーバスロッドアングラー」にはデメリットと言えるでしょう。
サーフでのシンキングペンシルの選び方
重さ
ウェイトに関しては、自分のタックルに適した重さを選ぶことが重要です。過度に重いルアーは、望む飛距離を出せないだけでなく、ロッドにダメージを与える可能性があります。最近では、メタルジグに匹敵するほどの重量を持つシンペンも増えてきているため、使用するロッドの最大負荷重量を確認しておくことが大切です。
サイズ
サーフのシンペンは大体85mmから120mmくらいが扱いやすいです。その日回っているベイトのサイズを考えて適切なサイズのシンペンを選ぶことが重要です。
浮き上がり
次に、浮き上がり性能です。特に浅いサーフでの釣りでは、ルアーが底を這うような状態を避けるためにも、この性能は重要になります。パッケージに記載されていることもありますが、実際に使用してみないとその性能は分かりません。
アピール力
また、アピール力も考慮すべき点です。広いサーフエリアでは、ルアーが魚に発見されることが釣果に直結します。波の中でも目立つようなアピール力が求められますが、サーフや磯用のルアーはこの点に優れているものが多いです。
カラーやサイズを考えましょう!
強度
強度も無視できません。サーフでは予期せぬ大物に遭遇することもあります。貫通ワイヤー構造のルアーは、大物にも耐えうる強度を持っており、ルアーが破壊されるリスクを減らします。
シンキングペンシルのアクション方法
ただ巻き
ただ巻きは、キャスト後にボトムを取り、そのままリトリーブするシンプルな方法です。このメソッドは特に難しい技術を必要としませんが、重要なのはレンジのキープです。特にサーフでのフラットフィッシュを狙う場合、ボトムから1メートル以内の範囲が理想的です。このレンジはリトリーブの速度やジグの重さで調整することができます。
ストップ&ゴー
ストップ&ゴーはサーフゲームの基本テクニックの一つで、メタルジグにも適用可能です。水深や流れの状況に応じて、例えば5〜7回転ごとにリトリーブを一時停止し、ボトムを再度取るイメージで実践すると良いでしょう。リトリーブ中もバイトのチャンスはありますが、特に巻き始めや停止した瞬間、ボトムに着底する付近でバイトが集中する傾向があります。
リフトアンドフォール
リフトアンドフォールの基本的な動作は、ロッドを短くシャープに上げて(リフト)、ルアーを水中で跳ね上がらせた後、ロッドを緩めてルアーを自然に沈下させる(フォール)というものです。リフトによってルアーは魚に対して逃げる小魚を模倣し、フォールでは瀕死の魚を演出します。この「逃げる」と「弱っている」の動きが、魚の本能を刺激します。
それではおすすめシンキングペンシルを紹介していきます。
シマノ
ビームドリフト
全長125mm、重量40gで、風に強いデザインが特徴で、飛距離を伸ばすことができます。3つのトレブルフックを備え、巻きリトリーブ時には弱った魚を模倣し、キルを入れるとシミーフォールという揺れる落下動作をします。この動きは、ヒラメやマゴチを引き付ける効果があります。また、フラッシュブースト機構により、反射板が光を放ち、魚の注意を引きます。ルアーの顔の先端にあるカップはレンジキープに貢献し、操作感と飛距離のバランスを取りながら、シンペンとしての機能を最大限に引き出しています。
熱砂 アーマジョイント150S フラッシュブースト
アーマジョイント 150S フラッシュブーストは、特にサーフエリアでの釣りに最適です。サーフエリアは波や風の影響を受けやすく、ルアーの飛行姿勢が不安定になりがちですが、アーマブーストの技術はこれを改善。遠くのポイントへのアプローチや、風の強い日でも安定したキャスティングが可能となります。
また向かい風ですと、飛距離が出ませんので、アーマジョイント 150S フラッシュブーストは凪の日や、追い風の日に使うのがおすすめです。
シースパローロング130HS
シマノの「シースパローロング130HS」は、130mmサイズで37gの重さを持つルアーです。このルアーは平均で91.2メートルの飛距離を誇り、メタルジグに匹敵する投げやすさがあります。特に飛距離を重視するサーフ釣りにおいて有効です。さらに、ベイトフィッシュを模したスケールブーストカラーリングが特徴で、サーフでのヒラメ釣りに試してみる価値があります。
ウィングビーム 80HS
シマノの「ウィングビーム 80HS」は、80mmのサイズで35gの重さを持ち、メタルジグに匹敵するコンパクトさでありながら、遠投が可能な飛距離を実現しています。シンキングペンシルの長距離投げ能力とミノーのウォブリングアクションを兼ね備えたハイブリッドルアーで、強いアピール力を発揮します。
ダイワ
オーバードライブ レーザーインパクト95S
「オーバドライブ95レーザーインパクト」は、レーザーインパクト機構に加えて3つの特徴を持つルアーです。頭部には小型フィンがあり、これにより重量感があるにも関わらずスローリトリーブ時にも安定したワイドスイングアクションを生み出し、フラットフィッシュをターゲットにすることができます。ボディは平らで光を強く反射するデザインが施されており、浮き上がりやすくレンジキープが容易です。また、貫通ワイヤーを採用しているため、大物に遭遇してもルアーが壊れにくく、安心してファイトを楽しむことが可能です。
オーバードライブ レーザーインパクト120S
「オーバドライブ95レーザーインパクト」は、最近発売されました!120mmサイズで、95mmサイズより大きく、そのサイズ感でアピールすることができます。
重さが45gなので、少し強いタックルを使用することをおすすめします。
スイッチヒッター
このシンキングペンシルは、強風下でも風に負けずに優れた遠投が可能なルアーです。水面すぐ下や浅いエリアも時間帯を問わずカバーでき、さまざまなベイトサイズや季節に合わせて選べるバリエーションが魅力です。特に85サイズはその汎用性と飛距離の良さから、初心者からシーズンを通じて使えるおすすめのルアーとなっています。
DUO
ウェッジ95S
DUOのビーチウォーカーウェッジ95Sは、95mmのサイズで80m以上の飛距離を誇ります。フォール時には後方重心でテールが先に沈むバックスライド姿勢を取り、スローリトリーブ時にはロールアクションを見せます。主にボトムから中層を狙うのに適しており、表層での使用はバランスを失いやすいですが、浅瀬から深場まで幅広いフィールドに対応するオールラウンダーなシンペンです。
ウェッジ120S
このルアーは軽いキャストでも約80メートル飛び、追い風下では100メートルを超える飛距離を誇ります。投げるたびに矢のように直線的に飛ぶ快感があり、キャストの練習にも最適です。38グラムの重さがあるにも関わらず、ボトムからスムーズに引き上げられるため、疲れにくいのも特徴です。また、ボトムに着底した際の感触がロッドにしっかり伝わりやすく、使いやすいですが、潮の流れが速いか波が高い場合は着底を感じにくいこともあります。
ウェッジ140S
ウェッジ140Sは、ウェッジシリーズの中で最も飛距離が出ない傾向にあります。見た目や重さからは遠投が期待されるものの、140mmの大きなボディと丸みを帯びた形状が風に弱い印象を与えます。飛距離はサイレントアサシン129Sに匹敵する程度です。しかし、40gの重さにもかかわらず、巻き心地は軽く抵抗が少ないです。水面に浮上しやすいため、浅いサーフでの使用に適しており、その大きさと活発なアクションで、濁った水でも目立つため、視認性が求められる状況に適しています。
アダスタ
シーシェイカー
シーシェイカーは速い巻きには適しておらず、ゆっくりとした釣りに限定されるため、広範囲を探るタイプの釣りには向きません。特定のポイントや魚がいると予想される場所での使用が最適です。浅瀬に魚が集まる夕暮れ時や、穏やかな日にイワシが接岸している時に特に有効だと思われます。また、水面近くでのヒットが多いシーバス釣りにも適しており、特に初夏のシーバスがルアーの動きを厳しく選ぶ時に、このルアーのリアルな動きが効果を発揮すると考えられます。
ジャンプライズ
ぶっ飛び君95S
ぶっ飛び君の特徴は、ズバリ水平フォールです。シンキングペンシルといえば尻下がりにフォールするのをイメージします。例えばウェッジなどは後方重心で尻下がりにフォールしますよね。
ぶっ飛び君はセンターバランスなので、水平を保ったままヒラヒラとフォールします。また27gしかないのに名前通り、ルアーがぶっ飛びます。ぶっ飛び君を投げるのはかなり気持ちいですよ。水平フォールと飛距離、この2つがぶっ飛び君の最大の特徴です。
また、万能な性能を持っているルアーでもあるので、非常に出番が多いルアーでもあります。狙える魚種も豊富です。パイロットルアーにふさわしいルアーです。
かっ飛び棒
一番メインのかっ飛び棒130BRは長さ130mmのシンキングペンシルになります。38gとそれなりに重量があり、後方重心で名前通りかっ飛びます。メタルジグ並みの飛距離というのは嘘ではないですね。風のある状況ではメタルジグに飛距離は負けますが、それでも風に負けずかっ飛びますので使う状況は非常に多いです。
また38gだと凪の状況ですと重すぎるのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、安心してください。シャローライトという8g軽いモデルがあり、凪の状況でもふわふわと漂わすような誘い方ができます。シャローライトは意外と出番が多く、ナイトサーフでも自分は使っています。通常のかっ飛び棒で底を引津ってしまう人にはシャローライトが断然おすすめです。
飛びキング
飛びキングはメタルジグとミノーの良いとこ取りをしたルアーで、飛距離はもちろんのことハイピッチミノーアクションから可変スイングアクションまで、重さを感じさせないクイックアクションも可能です。
サイズが短い割に、中身が詰まっているような重量感があり、空気抵抗が少なそうな形状がより飛距離を出しているのではないかと感じます。
この重量感によって、潮の流れが速い場所でもルアーを沈めることができ、向かい風の場合でも飛距離を出すことができます。
ブルーブルー
フリッド90S
フリッド90Sは、頭部と腹部のリップにより、後方重心の傾向を水平に近づけ、安定した引き抵抗を提供します。これにより、ルアーの動きが明確に伝わり、特に「ツインリップ構造」の利点を実感できます。優れた飛距離を持ち、風にも強いため、多くの釣り人にとって使いやすい選択肢です。明確な引き抵抗がありながらも、大きなスイングアクションを可能にし、シンペン初心者にも扱いやすい設計です。90mmのコンパクトサイズで、多種多様な魚に対応し、一年中使用可能です。また、フォールが速く、ボトムを感知しやすいため、狙った場所にルアーを正確に届けやすく、レンジを維持しやすいです。カラーバリエーションも豊富です。
フリッド125S
125Sは125mmのサイズで、より遠投が可能であり、大きな魚を狙う際に有利です。その大きさと重心の設計により、強い風にも負けずに安定した飛行姿勢を保ちながら遠くのポイントを狙うことができます。サイズが大きいので90Sよりアピール力が高くなっています。
デュエル
モンスターショット
モンスターショットはシンキングペンシルになります。高比重で沈下速度が早く、メタルジグのような使い方ができるのが特徴になります。魚種はサーフで釣れるものは何でも釣れますが、サーフでは主に青物に対して威力を発揮します。またフックも青物を意識して作られていますので頑丈です。フラットフィッシュ狙いの方は1段階細いフックに良いかもしれません。
ヘビーショット
ヘビーショットもモンスターショット同様シンキングペンシルになります。ヘビーショットはモンスターショットとは対象的にナチュラルなスイムが魅力的で、モンスターショットよりスローに巻くことができます。125mmサイズまで展開しており、125mmは3フックになります。極小リップがついており、早巻きしても水面直下を泳ぐことができます。ヘビーショットはヒラメやシーバスなどの魚種を得意とします。
ima
YOICHI 99
ヨイチはリップがなく、空気抵抗を最小限に抑える形状で設計されているため、他のルアーに比べて顕著な飛距離を実現しています。このルアーは28gの通常版と23gのライト版の2種類があり、これらの比較的重いウェイトが遠投能力を高めています。サーフでも全然使えます。
ポジドライブガレージ
カタクチジョニー120S
カタクチジョニーはシンペンだと思っていましたが、ジグミノーに分類されるみたいです。
このルアーは重い後方重心のスリムな形状で遠くへの投げやすさを実現し、バックスライドしながらすばやく沈むことができます。巻き始めるとすぐに浮上し、魅力的なスラローム運動を展開します。
また、細身の形状ながらも、ロッド操作に敏感に反応し、トゥイッチによる左右のスライド動作や急な方向転換も実現できます。このアクションはジグミノーには珍しく、サーフのフラットフィッシュから沖合いのシーバスや青物まで、多様な魚種に対応する汎用性を持っています。
ジャクソン
アスリート12SSP
このルアーは後方重心設計により安定した長距離キャストが可能で、風の強い日でも飛行姿勢が崩れにくいです。Mロッド使用時には80メートル以上の投げが容易で、硬めのタックルでさらに距離を伸ばせます。フリーフォールではテールから垂直に速く沈み、着底が明確に感じられますが、テンションをかけたフォールでは水平にゆっくり沈むため、魚にアピールする時間を作ります。スローからミディアムスローのリトリーブでは、テールが大きく振るアクションで泳ぎ、魚を引きつけます。ファストリトリーブではローリングアクションが強まります。後方重心のためテールが下がり気味に泳ぎますが、リトリーブスピードによっては水平姿勢を保つことも可能です。
まとめ
今回ご紹介したシンキングペンシルは、それぞれに独自の特性を持ち、遠投性能、アクションの多様性、そしてターゲットとする魚種の幅広さにおいて、様々な特徴があります。
その日シンキングペンシルにしか反応しない魚もいますので、お気に入りのサーフ用シンキングペンシルをタックルボックスに忍ばせておきましょう。