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【インプレ】シマノ 21ソアレXRはライトソルトゲームの最高峰リール!アジングでフラッグシップモデルを体感せよ!

ミナギマン

そろそろアジングゲームでいいリールを使いたいな!

ミナギマン
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それなら21ソアレXRに乗り換えよう!

ひらめっち
ひらめっち

ソアレシリーズは、アジングやメバリングなどのライトゲームで高い人気を誇っています。このシリーズには、ロッドやルアーに加えて、リールも幅広くラインナップされています。中でも、シリーズの中で最上位に位置するソアレ XRは、多くのライトソルトアングラーにとって購入を検討する価値のあるアイテムです。

今回は、そんなソアレ XRシリーズの中から、21ソアレ XRを約1年間使用した上でのレビューをご紹介します。使用感や特徴だけでなく、他のモデルとの比較も含めて詳しく解説します。

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ソアレとは

2007年に専門的なメバリング(メバルをルアーで釣る手法)シリーズとしてデビューし、このシリーズはゲームのように楽しめるメバリングに特化しています。専用にチューニングされたリールをはじめ、ロッド、ルアー、ラインなど多岐にわたる製品を展開しており、ライトゲーム向けの軽量さと操作性に焦点を当てています。2013年にはアジング(アジをルアーで釣る手法)に特化したロッド、2017年にはわずか140gの軽量コンパクトリール(500番手)を市場に投入しました。ベーシックからハイエンドまで、多様なアングラーのニーズに応える充実したラインアップを提供し、ライトゲームに最適な機能の追求を続けています。

21ソアレXRとは

21ソアレXRは、シマノのスピニングリール「ソアレXR」の通称です。2014年に発売され、2017年にモデルチェンジしたソアレCI4+を前身モデルとして、2021年に発売されました。

21ソアレXRは、海のライトゲームにおけるフラッグシップモデルです。

21ソアレXRのここがすごい!

500番のラインナップ特徴

ソアレXRシリーズには、特に小型の「500番」ラインナップが含まれています。このモデルは、4フィート台から6フィートクラスのロッドに適合し、アジングに最適なスペックを提供します。1000番やC2000番のリールが大きすぎると感じる釣り愛好家に特におすすめです。この500番モデルは汎用性は若干低いものの、軽量化とパワーの抑制により、より繊細で高感度な釣りが容易になります。

C2000番のパワーギア設定

シマノの多くの汎用機種では、C2000番のラインナップがノーマルギアとハイギアで提供されています。ソアレXRには「C2000SSPG」というモデルがあり、ローギアリールとしての汎用性が高いことが特徴です。特に軽量リグを用いるアジングでは、このローギアリールが好まれる傾向にあります。実際に、筆者もC2000SSPGを使用しており、エステル・フロロカーボンラインを使用したアジング用リールとして購入しました。

ハイレスポンスドラグについて

ソアレXRシリーズのドラグは、他のモデルとは異なる特性を持っています。ドラグが急に作動した際の食いつきが少ない設計になっており、大型魚とのやり取りでライトラインを使用する際に、ラインブレイクやフックの伸びを防ぐのに役立ちます。このドラグの特性は好みが分かれる点なので、購入前にその特性を理解しておくことが重要です。

サイレントドライブ機能

「サイレントドライブ」は、部品間のノイズを排除する機能です。これにより、リールの回転性能が向上し、静かで滑らかな巻き心地が実現されます。

X-SHIPギアシステム

「X-SHIP」はハンドルの回転力を効率的に伝達するギアシステムです。21ソアレXRでは、このシステムにより、より強力な魚とのやり取りでも軽快なリーリングが可能になります。

HAGANEボディ&ギア

「HAGANEボディ&ギア」は、金属加工技術を駆使したシマノの設計思想に基づいています。これにより、厳しい環境下でも頼れる耐久性と、繊細な操作感が提供されます。

ワンピースベール構造

ベールとラインローラーが一体型の「ワンピースベール」により、ライントラブルが大幅に減少します。金色のデザインが高級感を演出しています。

G-フリーボディ機能

「G-フリーボディ」は、ロッドとの一体感を高める重心配置です。この設計により、リールの実際の重量よりも軽く感じられ、キャストの疲労を軽減し、ロッドの操作性が向上します。

その他の特徴

21ソアレXRには、軽量で高剛性なカーボン素材「CI4+」、内蔵ギアの「HAGANEギア」、塩ガミ減少の「S A-RB」、静かで滑らかな「マイクロモジュールギアII」など、数多くの機能が搭載されています。

スペック

品番ギア比実用ドラグ力(Kg)最大ドラグ力(Kg)自重(g)スプール径(mm)
/ストローク(mm)
糸巻量ナイロン(lb-m)糸巻量PE
(号-m)
最大巻上長
(cm/1回転)
ハンドル
長さ
(mm)
本体価格(円)
500SPG4.71313539.5/82-115
2.5-100
3-70
0.3-140
0.4-100
0.6-80
583537,300
C2000SSPG4.62315543/13.52.5-140
3-100
4-90
0.6-140
0.8-100
1-70
624037,300
C2000SSHG6.12315543/13.52.5-140
3-100
4-90
0.6-140
0.8-100
1-70
824537,300
C2500S5.32316543/13.55-110
6-95
8-70
0.6-200
0.8-150
1-120
724537,900
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インプレ

自重

ソアレXRのC2000番モデルの重さは155gです。リール自体は十分に軽量で、実際の釣りの際にストレスを感じることはありません。私は6フィート台前半のアジングロッドと組み合わせてソアレXRを使用しており、重心が手元に集中しているため、操作性とバランスがとても良いです。

他の機種との重量比較をすると、21ソアレXR C2000SSHG(PGも同じ)は155g、19ヴァンキッシュ C2000SHGは145g、20ヴァンフォード C2000SHGは150gです。私はヴァンキッシュとヴァンフォードも所有しており、これまで広く使ってきた経験から、ソアレXRの軽さに特別な驚きはありません。単純な軽さで言えばヴァンキッシュが優れており、10gの違いは使用時に微妙な差として感じられます。しかし、ソアレXRを使用しても実釣時に問題を感じることはないですが、タックルの軽さを最優先する場合はヴァンキッシュが最適でしょう。

巻き心地

ソアレXRの巻き心地は、マグナムライトローターの軽量性により、軽快でドライな質感が特徴です。ダイワのマグシールドを搭載したリールとは異なり、粘着感が少ないため、ダイワ製リールの特有の巻き心地が苦手な方にも使いやすいと思います。特にスローリトリーブ時の軽さは、オイルやグリスの影響を受けやすく、ライトゲームでの軽快な巻き心地は重要な要素です。

しかし、ヴァンフォードとの巻き心地に大きな違いはないと感じています。一方で、ステラやヴァンキッシュなどの高級機種と比べると、ハンドルを回した時のわずかなカサつきやシュルシュル感、ベールの開閉のスムーズさなどの質感では少し劣る部分があります。高級機種のしっとりとした質感やがっしり感と比べると、ソアレXRはやや荒い感じがしますが、実釣時に影響があるレベルではありません。

結局のところ、ソアレXRは魚を釣る上で必要な性能と快適性は備えていますが、細かい部分の質感については少し劣るかもしれません。最終的には、使用者がどの程度のこだわりを持っているかによるでしょう。

剛性感

近年のシマノのリール、特にライトゲーム用のモデルは、以前のクイックレスポンスシリーズに比べて剛性が大幅に向上しています。これまで、リールに負荷がかかるとグニャグニャするという問題がありましたが、最近の製品ではライトゲームレベルの釣りでは全くパワー不足を感じません。

アジングを行い、30cm台中盤のサバやカンパチの幼魚、ハタなど少し大きめの魚を釣る際にも、ソアレXRは特に問題なく対応しています。ライトゲームで使用するPEライン0.4号程度であれば、巻き上げ力不足を感じることはありません。このように、ソアレXRはその剛性とパワーで、ライトゲームの幅広いシチュエーションに対応することができます。

ドラグ

シマノのソアレXRでは、ハイレスポンスドラグカーボン素材のワッシャーが採用されています。一般的に、繊細な釣りに用いられるリールではフェルト素材のワッシャーが多く見られますが、カーボンワッシャーを使用することでドラグの特性が変わります。

使用してみると、この違いは意外と大きく、好みが分かれるところです。ハイレスポンスドラグを具体的に説明すると、ドラグがゼロの状態から始めると、出だしには若干の粘りや食いつきがあります。しかし、一旦ドラグが出始めると、抵抗が少なくなり、魚の引きに迅速に追従します。

一般的なフェルトワッシャーを採用したシマノ製ドラグと比較して、ハイレスポンスドラグは出だしの粘りが若干ありますが、大型魚にヒットした際には、ドラグがスムーズに高速で放出される特性があります。例えばサバやカンパチの幼魚を釣った際には、この特性によってドラグの差をはっきりと感じることができました。

小型魚を掛けた際には無駄なドラグ放出が少なく、大型魚や引きが強い魚との戦いではスムーズにドラグが効くメリットがあります。軽い負荷で滑り出すドラグが好みの方には、フェルトワッシャーを採用したシマノ製リールが適しているかもしれません。

ドラグ特性をまとめると、シマノのハイレスポンスドラグは、出だしに若干の粘りがあるものの、その後の放出が非常に滑らかです。フェルトワッシャードラグの場合、出だしは軽いですが、その後に少し粘りがあります。ダイワのATDドラグは、シマノのフェルトドラグよりもさらに粘りが強いです。

結果として、ソアレXRのハイレスポンスドラグは、大型のアジやメバル、外道がヒットした際にラインブレイクを防ぐのに役立ちます。このドラグは出だしに粘りがありますが、効き始めるとその後の放出が比較的軽めという特性があります。

ライントラブル

私はこれまで、主に極細のエステルやフロロカーボンラインを使用してきましたが、ソアレXRを使用している間、ライントラブルは一度も経験していません。使用しているルアーは、1g未満のジグ単から5gクラスのメタルジグに至るまで様々です。

向かい風の中でも釣りを楽しんでいますが、ラインの絡みなどのトラブルは特に発生しておらず、非常に快適に使えています。

ソアレXRのベールやラインローラー周りはゴールドカラーを採用しており、これが少しの派手さと高級感を加えています。このデザインが、リールの機能性だけでなく、見た目にも特別な印象を与えている点が魅力的です。

ハンドル

ソアレXRのハンドル周りに関して、ハンドルは折り畳み機能を持たない固定式の構造になっています。比較すると、ヴァンフォードの金属製のハンドルは少し安っぽい印象がありましたが、ソアレXRのハンドルはより高級感が感じられます。

ソアレXRのハンドルには、特に500番モデルとパワーギアのC2000番モデルに、細身のハンドルノブが装備されています。一見すると、一般的なI型ノブよりもグリップ力が劣るように思えますが、実際に使用してみると非常に快適です。軽い力でハンドルを操作する際に、この細身のノブが手に良くフィットし、快適な巻き心地を提供します。

このハンドルノブは、つまむよりも軽く指に当てて巻くような感覚で使用することができます。軽量なジグ単や引き抵抗が小さいルアーを操作する際には、このノブが特に良い感じで、釣りの操作性を高めてくれます。

動画

ライバル機種との違い

21コンプレックスXR

「21ソアレXR C2000SSHG」と「21コンプレックスXR C2000 F4 HG」という、どちらもシマノのリールを比較してみました。これらのリールは糸巻量とデザインを除けば、ほぼ同じ性能を持っていることが明らかになりました。シマノに製品について問い合わせたところ、彼らも糸巻量とデザインを除き、両リールが同等の性能を持つとの回答でした。

そのため、C2000番のハイギアリールを選ぶ際には、糸巻量が納得いくかどうかを基準に、デザインの好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。このことから、21コンプレックスXR F4 HGも選択肢の一つとして考えることができます。

なお、21ソアレXRにはノーマルギアモデルが存在しないため、同等の性能でノーマルギアを求める場合は、21コンプレックスXRのC2000 F4モデルがおすすめです。

20ヴァンフォード

「21ソアレXR」と「20ヴァンフォード」の比較を行った際、ライトゲームに特化した新しいモデルである21ソアレXRの優れた点が際立ちます。ライトゲームを主に行う場合、特に20ヴァンフォードを選択する必要はなさそうです。

しかし、以下の条件に当てはまる方にとっては、20ヴァンフォードも良い選択肢になるかもしれません:

  • C2000SまたはC2500Sモデルを使用している
  • パワーギア(PG)は不要
  • そこそこのドラグ性能で満足できる
  • なるべく安価で軽量なモデルを求めている

このような要件を持つ方の場合、実売価格で約3,000円安い20ヴァンフォードは、検討する価値があると言えるでしょう。

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まとめ

21ソアレXRは、ライトゲーム釣りに特化したシマノのフラッグシップモデルとして、その性能とデザインでアングラーの注目を集めています。このリールは、その軽量ながらも剛性の高い構造、洗練されたデザイン、そして特に繊細な調整が可能なハイレスポンスドラグなど、緻密な機能を備えています。これらの特性は、ライトゲームでの繊細な操作性と反応性を高めるために最適化されており、アジングやメバリングなど、極細ラインを使用する釣りにおいて、圧倒的なアドバンテージを提供します。

21ソアレXRを使用することで、ライトゲーム釣りの楽しさがさらに深まります。

次のレベルアップにぜひ21ソアレXRを使ってみてください!

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遠州灘サーフアングラー
1994年生まれ。出身は兵庫県で海を求めて静岡県磐田市に移住してきました。サーフフィッシングを楽しんでいる遠州灘サーフアングラーです。YouTubeでも活動しており、伊良湖から磐田までをフィールドとしています。
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