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【インプレ】ダイワ 23月下美人はライトゲーム専用リールで最高傑作！軽量リールの最高峰。
ミナギマン
23月下美人が超かっこいい！
ライトゲームを本格的にしたい人にはかなりおすすめだよ！
ダイワは、ライトゲーム用途に特化した新しいリール「23月下美人」を2023年9月に発売しました。23月下美人は、最新の「エアドライブデザイン」という設計思想を取り入れ、最新技術でアップグレードされています。その他ライトゲームに特化した専用の設計も取り入れています。
以前から人気の高かった「18 月下美人 MX」をも凌ぐレベルで、コストパフォーマンスに優れた新しいリールとして注目されています。
今日は、この2023年にモデルチェンジされ発売された「23月下美人」を紹介したいと思います。
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23月下美人とは
夜に咲く花は、輝きを増し続ける。
2005年、DAIWAのラインナップに初めて登場したライトソルトゲーム専用タックル『月下美人』。艶やかに咲くその花のように月下美人は舞い、アングラーは躍動する。
https://www.daiwa.com/jp/product/kfw5101
身近なターゲットでありながら、時には極めて繊細なアプローチを必要とするアジや、岩陰や藻の切れ目に身を隠し、周囲を警戒しながらベイトが近くに現れるのを待ち続ける老獪な大型メバルを相手に進化してきた月下美人タックル。これからも月下美人は、アングラーと共に進化し、これまでに味わったことのないような悦び、楽しみを提供する。月下美人の艶やかな輝きがライトソルトゲームを照らし続ける。
「23月下美人」は、2023年9月にダイワから発売されたライトソルトゲーム専用の高性能軽量スピニングリールです。このシリーズには、LT1000S、LT2000S、LT2000S-Hの3種類のモデルがあり、自分好みの釣りスタイルに合わせて選択できます。
各モデルの重量は165gと非常に軽量に設計されており、最大ドラグ力は5.0kgです。また、高性能な7個のボールベアリングが搭載されています。
このリールの特徴の一つは、エアドライブローターの採用です。このローターはビスを使用せず、球体から切り出したような独特の形状をしており、不要な部分を徹底的に削減しています。これにより、剛性を保ちつつ大幅な軽量化を実現し、感度の向上に貢献しています。
さらに、エアドライブベールやエアドライブスプールの採用により、スプールの軽量化も実現しています。
「23月下美人」のボディにも注目です。モノコックボディが使用されており、ボディカバーを廃し、直接高精度のプレートをボディにねじ込むことで固定されています。これにより、ギアの支持精度が向上し、剛性と気密性も高まっています。ボディ素材には、ダイワ独自のカーボンハイブリッド樹脂「ZAION V」が採用されています。
その他にも、タフデジギア、マグシールド、ATDタイプL、ロングキャストABSなどの機能が搭載されており、ライトソルトゲームを存分に楽しむことができます。
ストッパーレスボディ、パーフェクトラインストッパー、ハイグリップI型フィネスノブなどの機能も、アジングやメバリングにおいて大いに役立つでしょう。
23月下美人のここがすごい！①エアドライブデザイン
AIRDRIVE DESIGN(エアドライブデザイン)は、スピニングリールのフロントユニットを革新的に軽量化し、軽快な巻き心地と高度な操作性を実現しました。これは、最先端のルアーフィッシングシーンをリードし、未来を切り開くために開発されました。エアドライブデザインは、釣り人のニーズに応え、ルアー操作の自由度を追求した次世代のスピニングリール設計です。
エアドライブデザインには4つの主要テクノロジーがあります。
23月下美人は、エアドライブローター、エアドライブベール、エアドライブスプールの3つを搭載しています。
エアドライブローター
ダイワ史上最軽量で低慣性のローターを採用し、「スムーズな巻きとピタッと止める」操作を可能にしました。ZAION素材を使用し、理想的な球体形状と高精度の剛性解析により、軽量化しつつ18EXISTと同等の剛性を実現しています。
エアドライブベール
ダイワのスピニングテクノロジーの進化形で、エアベールを小径化し、ラインのスムーズな移行を実現しました。ベール傾斜角の最適化により、糸拾い性能が向上し、トラブルレス性が高まりました。
エアドライブスプール
効率的なキャストと軽量化を目指し、不要な部分を削ぎ落とした薄肉設計を採用。Long Cast-ABSにより、キャスト時の摩擦を軽減し、飛距離を向上させました。
これらの技術により、フロントユニットの軽量化と重量バランスの改善が達成され、キャスト動作やロッドアクション時の操作性が向上しました。これは、ルアーフィッシングの未来を切り拓くための、ダイワの革新的な取り組みです。
23月下美人はここがすごい！②テクノロジー
ザイオンVモノコックボディ
ダイワの新しいリール「23月下美人」には、「ザイオンVモノコックボディ」が採用されています。「ザイオンV」とは、ダイワが独自に開発したカーボン強化樹脂素材で、その強度は樹脂とは思えないほどです。また、「モノコックボディ」とは、ビスを使用せずにボディ全体を一体成型するダイワ独自の設計手法です。
この二つの技術が組み合わさることで、リールの剛性が飛躍的に向上し、高い負荷がかかっても安定した巻き取りを実現します。ライトゲームでは主に小型のターゲットを狙うため、このような強度は必要以上かもしれませんが、強すぎることによるデメリットはありません。
さらに、「23月下美人」は従来モデルに比べて強度面での安心感が増しており、これもこのリールの大きな進化点の一つです。
タフデジギア
タフデジギアは、パワフルでありながら滑らかな巻き心地を提供し、耐久性にも優れています。超々ジュラルミン製のマシンカットと冷間鍛造により高強度に仕上げられた素材に、デジタル解析を用いて理想的な歯面を作り出す高精度なマシンカットが施されています。さらに、ドライブギアに特殊表面処理を行うことで、高負荷時のギアへのダメージを軽減しています。
マグシールド
マグシールドは、メインシャフトの付け根、ボディとの接触点、ハンドル付け根部の2つのマグシールドBB、ラインローラー部に配置され、回転部分の重要箇所を保護しています。モノコックボディの採用により、継ぎ目がなく、水や塩の浸入経路がないため、ボディ内部は完全に密閉され、防水防塵状態を保っています。
ATD TYPE-L
23月下美人には、進化した新世代ドラグシステム「ATD TYPE-L」が搭載されています。この「ATD TYPE-L」は、従来から高い評価を受けている「ATD（オートマチックドラグシステム）」の改良版で、ドラグの動作がさらに洗練されています。
特に、ドラグの滑り出しの細かな挙動が調整されており、これにより魚とのやり取りがよりスムーズになり、キャッチ率の向上が期待できます。ドラグが必要な時にはスムーズに作動し、粘り強さが求められる場面ではしっかりと対応する、このシステムは「23月下美人」の性能を一層引き立てています。
ロングキャストABS
ABS IIの基本コンセプトである接触抵抗の低減を維持しつつ、接点を前方に配置することで、さらにスムーズなライン放出を実現しています。リング部分が前に出ることで、ラインがリング上に乗りにくくなり、これにより従来のABS IIを上回る約5%の飛距離の向上とトラブルの減少を達成しました。これは、LC（LONG CAST）を可能にする次世代のABSスプールであり、より効率的なキャスティングを実現するための革新的な設計です。
ハイグリップI型フィネスノブ
23月下美人は、ライトゲームに特化したリールとして設計されており、そのためハンドルノブのデザインも一般的なリールとは異なります。このリールには、細くてコンパクトな「ハイグリップI型フィネスノブ」が装備されており、これにより繊細かつ精密なリーリング操作が可能になっています。
ユーザーが自分でカスタマイズする必要なく、純正の状態でライトゲームに最適化されている点は、汎用スピニングリールにはない特別な魅力と言えます。このような専門的な機能は、ライトゲーム愛好家にとって大きな利点となるでしょう。
パーフェクトラインストッパー
「パーフェクトラインストッパー」は、PEラインのような細い糸からリーダー用の太い糸まで幅広く対応する新しい形状のラインストッパーです。この横長の形状により、縦方向のスペースを効率的に利用し、スプールの軽量化にも貢献しています。この革新的なデザインは、多様な釣り糸に適応しつつ、リール全体の軽量化という二重の利点を提供します。
ストッパーレスボディ
「ストッパーレスボディ」は、「さらに軽量でトラブルの少ないリールへ」という目標のもとに設計されました。この設計では、ストッパーを取り除くことで、リールのボディ構造をよりシンプルに仕上げています。ストッパーが水や異物の浸入経路となることを考慮し、それを排除することで、リールの軽量化と防水性能の向上を実現しました。また、この決断により、厳しい環境下や大型魚とのファイト時に発生しやすい突発的なトラブルのリスクも最小限に抑えられています。
スペック
| 番手 | LT1000S | LT2000S | LT2000S-H |
| ギア比 | 5.1 | 5.1 | 5.8 |
| 巻取り長さ | 64㎝ | 67cm | 76cm |
| 自重 | 165g | 165g | 165g |
| 最大ドラグ力 | 5kg | 5kg | 5kg |
| ハンドル長さ | 40mm | 45mm | 50mm |
| ノブ形状 | I型 | I型 | I型 |
| ベアリング | 7/1 | 7/1 | 7/1 |
| 標準糸巻き量 | PE0.3-200m | PE0.4-200m | PE0.4-200m |
| 価格 | Amazonで約21000円 | Amazonで約21000円 | Amazonで約21000円 |
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おすすめな使い方
「23月下美人LT」シリーズは、ライトゲームにおいて幅広い用途に対応するために、3つの異なるモデルがラインナップされています。
最初のモデル「LT1000S」は、ハンドルを一回転させた際の巻き取り長さが短めに設計されており、ジグ単を使用したゆったりとした釣りに最適です。そのコンパクトなサイズは、ショートロッドとの組み合わせにも適しています。
アジングやメバリングなど、さまざまなスタイルを楽しむ釣り人には、「LT2000S」がおすすめです。このモデルは汎用性の高いノーマルギアを搭載しており、多様な釣り方に対応します。
そして、フロートリグを使って遠投を行う際には、「LT2000S-H」が適しています。このモデルは糸ふけを効率的に回収することができるため、遠投時の操作性が向上します。これらのモデルは、ライトゲームのさまざまなシチュエーションに対応するために設計されています。
インプレ
23月下美人は、ハンドルを停止させるとローターの回転も即座に止まるため、ジグ単を狙った場所で正確にフォールさせることが可能です。また、巻き心地の軽さが特徴で、微妙なアタリも重さに隠れることなく感じ取ることができます。リトリーブ中のバイトも捉えやすく、釣りの効率が格段に向上します。
このリールのバランス設計により、重心が手元に集中しているため、実際のスペック以上に軽く感じられます。片手でロッドを操作しながらも、繊細なアクションを加えることが可能です。 ライトゲームに特化したこのリールは、初心者が次のステップに進むのに最適な選択肢です。また、トルクのある巻き上げ能力は、尺アジを狙う上級者にも満足感があります。全体的に、ライトゲーム専用機種としての完成度が高く、幅広いユーザーに適していると思います。
動画
ライバル機種との違い
20ルビアス
購入を検討していた際、20ルビアスとの比較のために両方を試し巻きしましたが、正直なところ、両者の違いはほとんど分からないレベルでした。何度か試してみると、巻き始めの軽さに関してはルビアスが若干優れていると感じられましたが、スピードが出た後の巻き心地はほぼ同じに感じました（これはあくまで個人的な感覚です）。
この微妙な違いは、多くのリールに触れた経験のあるマニアでなければ気づかないレベルかもしれません。釣具店の知識豊富な店員さんも、ルビアスが若干上だが「23月下美人」も非常に良いと高く評価していました。
ルビアスと比べて実売価格が約6000円安いため、赤×黒のカラーデザインが気にならず、価格を抑えたい方には「23月下美人」が良い選択肢になるかもしれません。
タックルバランス
「23月下美人」と「月下美人MXアジング510UL-S」（重量50g）を組み合わせた際のタックルバランスについてです。
いつも185gのアルテグラを使用しているため、この組み合わせを手にした瞬間、その軽さに驚きました。また、重心がリールフットから指2本分の位置にあるため、ロッドの操作が格段にしやすく感じられます。
釣り方にも依存しますが、50～55g程度のロッドとの組み合わせが、バランス的にも適していると感じられます。このバランスは、特にアジングにおいて最高なバランスだと思います。
これまでの月下美人シリーズ
月下美人 AIR
「月下美人 AIR」は、月下美人シリーズの中でハイエンドクラスに位置づけられています。このシリーズの最大の特徴はその軽さで、2000番のみをラインナップしており、重量はわずか180g以下です。この軽量設計により、長時間の使用でも疲れにくいのが大きな魅力です。また、ボディやローターには耐久性に優れた「ZAION（ザイオン）」素材が採用されており、軽量ながら高い剛性とサビに強い特性を持っています。
月下美人 MX
次に、「月下美人 MX」シリーズは、ミドルクラスに位置づけられています。このシリーズは「LT」モデルで、軽さとタフさを両立しています。ボディ、スプール、ハンドルは軽量化されている一方で、内部ギアには耐久性に優れた「タフデジギア」が採用されています。1000番と2000番の番手があり、最大ドラグ力はどちらも5kgです。これにより、大型の尺メバルやギガアジとのやり取りも余裕を持って行えます。
月下美人 X
「月下美人 X」シリーズは、エントリークラスに位置づけられており、手頃な価格帯が特徴です。1000番と2000番の番手があり、ギア比も選択可能です。MXシリーズと比較して、自重が若干重く、ボールベアリングの数が7個から5個に減少していますが、最大ドラグ力は5kgと同じです。機能面と価格を総合的に考慮すると、コストパフォーマンスに優れた製品と言えます。
月下美人 EX
最後に、「月下美人 EX」シリーズは、月下美人の普及に大きく貢献したシリーズです。現在はラインナップには含まれていませんが、根強い人気を誇っています。このシリーズは、当時のハイエンド機種に匹敵するスペックを持ち、1000番台と2000番台がラインナップされています。ライトゲームに特化した設計で、マグシールド、エアローター、ATDドラグなど、細部にわたるこだわりが特徴です。
まとめ
23月下美人まとめ
- モデルバリエーション: LT1000S、LT2000S、LT2000S-Hの3種類。
- 重量: 各モデルともに165gで非常に軽量。
- 最新のエアドライブデザインを採用
- アジング、メバリングなどのライトソルトゲームではかなり使いやすい
- 軽量ロッドとの相性◎
「23月下美人」は、ライトゲームに特化した高性能でコストパフォーマンスに優れたリールとして、アジングやメバリングをする方に非常におすすめしたいリールです。
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ABOUT ME
1994年生まれ。出身は兵庫県で海を求めて静岡県磐田市に移住してきました。サーフフィッシングを楽しんでいる遠州灘サーフアングラーです。YouTubeでも活動しており、伊良湖から磐田までをフィールドとしています。
