【ジャッカル】ビッグバッカー フォージドベイト|ジグに反応しない沖の魚を獲るヘビーシンペン
2026年9月、ジャッカルのビッグバッカーシリーズに新しいヘビーシンキングペンシル「ビッグバッカー フォージドベイト」が加わりました。
サーフや堤防で青物を狙っていると、必ず「ジグには反応しないのに、目の前でベイトは跳ねている」という日に当たります。この記事は、そういう日にローテーションへ組み込む1本としてのフォージドベイトを、スペックと設計から読み解いていきます。メタルジグの選び方と合わせて読むと、使い分けがはっきりすると思います。

スペック

| Name | Length | Weight | Type | Price(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ビッグバッカー フォージドベイト 30g | 95mm | 30g | SINKING | 1,760円 |
| ビッグバッカー フォージドベイト 40g | 105mm | 40g | SINKING | 1,870円 |
- 発売:2026年9月
- サイズ展開:2サイズ(30g/40g)
- カラー:全8色

「フォージド(鍛造)」という名前が示すもの

製品名の Forged は「鍛え上げられた」という意味です。実際、このルアーの説明でもっとも紙面が割かれているのが強度で、ここが従来のプラグとの一番の違いになっています。
通常の約2倍の肉厚ボディ

メーカーによれば、通常のプラグと比べて約2倍近い厚みのボディを採用しています。青物の歯や、磯・テトラへの接触で割れるというプラグの弱点に対する回答です。
継ぎ目のない打ち抜きステンレスアイ

1.2mm厚のステンレス板から打ち抜いた、継ぎ目のない一体成型のアイを採用。ワイヤーを曲げて作るタイプのアイと違い、開いて伸びる方向の破損に強い構造です。大型青物を掛けたときの安心感につながる部分です。
リップもステンレス打ち抜き

小型のリップが付いていますが、これもステンレスの打ち抜き。樹脂リップのように「ぶつけて折れる・欠ける」心配がありません。リップの役割は泳がせることそのものより、巻いたときの余計な浮き上がりを抑えて、レンジをキープすることにあります。
つまりこのルアーは、「壊れやすいから磯やテトラでは使いにくい」というプラグの制約を、素材と構造で外しにきた製品だと読めます。
飛距離|テールファット形状でジグに近いキャストフィール
ボディ後方にボリュームを持たせたややテールファットな形状とウエイト配置により、飛行姿勢がブレないよう設計されています。メーカーの表現では「ジグを投げているかと錯覚する」レベルとのこと。
シンキングペンシルは元々よく飛ぶルアーですが、風のある日や向かい風では姿勢が乱れて失速することがあります。そこを形状で解決している、というのがこの製品の主張です。サーフのように飛距離が探れる範囲に直結するフィールドでは、この差はそのまま釣果に効いてきます。
ジグとの使い分け|どういう日に投げるか
フォージドベイトの立ち位置は明確で、「ジグの飛距離」と「プラグの食わせ」の間を埋めるルアーです。
| ルアー | 飛距離 | アクション | 向いている状況 |
|---|---|---|---|
| メタルジグ | ◎ | 速い・キレのある動き | 広く探る/高活性/深いレンジ |
| ヘビーシンペン | ○〜◎ | スローでナチュラル | 沖でボイルしているが食わない/ベイトが小さい |
| ミノー・プラグ | △ | ナチュラル | 岸寄りのベイトパターン |
具体的には、次のような場面が出番になります。
- 沖でナブラが出ているのにジグを見切られる:届く距離を確保したままスローに見せられる
- ベイトが小さい:シルエットが細身で、ジグより違和感が出にくい
- 朝マヅメが終わって渋くなった時間:テンポを落として同じレンジを丁寧に通す
- 磯やテトラ周り:ぶつけても割れにくいので、ボトム付近を強気で通せる
対象魚は青物のほか、ヒラメ・マゴチなどのフラットフィッシュ、ヒラスズキ、ロックフィッシュまで想定されています。1本で複数の魚種を狙えるので、ランガンで荷物を減らしたいサーフの釣りとは相性が良いはずです。

カラー8色の使い分け

ラインナップは全8色。実釣で選ぶときの考え方を整理すると、こう並べ替えられます。
| 場面 | 候補カラー |
|---|---|
| デイゲーム・澄み潮 | シラスクリアー/メッキ・UVストライプ |
| 朝夕マヅメ | アカキン/ピンクキャンディ・グローストライプ |
| 濁り潮・光量が少ない | チャートゴールド/マットピンク |
| ナイトゲーム | ブルピン・グローストライプ/ピンクキャンディ・グローストライプ |
| サワラ・サゴシが濃い日 | 超サゴシスパーク |
「超サゴシスパーク」という名前のカラーが入っているのが分かりやすいところで、秋のサワラ・サゴシを意識したラインナップになっています。サゴシ狙いの注意点は秋のサワラ・サゴシ攻略にまとめてあります。
最初の1本を選ぶなら、状況を選びにくいアカキンかマットピンクあたりが無難です。
ビッグバッカーシリーズの中での位置づけ
ビッグバッカーはもともとメタルバイブが看板のシリーズで、E-ブレード Sのようなブレード系も揃っています。そこにシンキングペンシルというカテゴリで加わったのがフォージドベイトです。
| タイプ | 代表機種 | 特徴 |
|---|---|---|
| メタルバイブ/ブレード系 | ビッグバッカー E-ブレード S | ただ巻きで強い波動。サーチ向き |
| ヘビーシンペン | フォージドベイト | 飛距離を保ったままスローに見せる |
波動で気づかせるのがブレード系、気づいた魚に食わせるのがシンペン、と役割が分かれます。両方持っておくとローテーションが組みやすくなります。
合わせたいタックル
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ロッド | MH〜Hクラスのショアジギングロッド、または10ft前後のサーフロッド |
| リール | 4000〜5000番クラスのスピニング |
| ライン | PE1.2〜2.0号 |
| リーダー | フロロ30〜40lb(サワラが混じる時期は太めに) |
サーフ主体なら26ネッサXRのようなロングロッドで飛距離を稼ぐ構成、堤防や磯を含めるなら24コルトスナイパーSSのようなショアジギ系が扱いやすいと思います。ラインの号数の考え方はPEラインとショックリーダーの選び方を参考にしてください。
まとめ
- 2026年9月発売のヘビーシンキングペンシル。30g(95mm)と40g(105mm)の2サイズ
- 約2倍の肉厚ボディ+1.2mm厚の打ち抜きステンレスアイ・リップで、プラグの弱点だった強度を克服
- テールファット形状でジグに近い飛行姿勢。飛距離を保ったままスローに見せられる
- 「ジグを見切られる沖の魚」に対する回答。青物・フラットフィッシュ・ヒラスズキまで対応
- カラーは全8色。迷ったらアカキンかマットピンクから
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