【インプレ】シマノ 26ミラベル|22ミラベルから何が変わった?Xプロテクト搭載は買いか
シマノから26ミラベルが登場します。2026年9月発売、1000・C2000S・C2000SHGの3機種だけ10月とのことです。
ミラベルについては22ミラベルのインプレ記事で「この価格帯の軽快さならトップクラス」と書きましたが、あれから4年。今回の26で何が変わったのかを見ていきます。
結論:地味だけど、効くところが変わった
変更点を先にまとめると、こうです。
| 項目 | 22ミラベル | 26ミラベル |
|---|---|---|
| 防水機構 | コアプロテクト | Xプロテクト |
| 駆動系 | — | インフィニティドライブを新搭載 |
| ベール | 通常 | ワンピースベール |
| ライントラブル対策 | — | アンチツイストフィン |
| 素材 | CI4+ | CI4+(継続) |
| 自重(C3000) | 205g | 200g |
| 価格(2500S) | 15,700円 | 17,300円(税抜) |
パッと見て派手さはありません。でも防水がコアプロテクトからXプロテクトに変わったのは、海で使う人間にとってかなり大きい話です。ここから順に見ていきます。

全11番手のスペック
| 番手 | ギア比 | 自重 | スプール径 | 最大ドラグ | ハンドル長 | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1000 | 5.0 | 170g | 42mm | 3kg | 45mm | 16,000円 |
| C2000S | 5.0 | 175g | 42mm | 3kg | 45mm | 16,000円 |
| C2000SHG | 6.0 | 175g | 42mm | 3kg | 45mm | 16,000円 |
| 2500 | 5.0 | 200g | 46.5mm | 9kg | 55mm | 17,300円 |
| 2500S | 5.0 | 200g | 46.5mm | 4kg | 55mm | 17,300円 |
| 2500SHG | 6.2 | 200g | 46.5mm | 4kg | 55mm | 17,300円 |
| C3000 | 5.0 | 200g | 46.5mm | 9kg | 55mm | 17,300円 |
| C3000HG | 6.2 | 200g | 46.5mm | 9kg | 55mm | 17,300円 |
| 4000 | 4.7 | 245g | 51mm | 11kg | 57mm | 18,800円 |
| 4000XG | 6.2 | 245g | 51mm | 11kg | 57mm | 18,800円 |
| C5000XG | 6.2 | 270g | 54mm | 11kg | 57mm | 19,800円 |
ベアリングは全番手 5/1。ラインナップは22と同じ11番手構成で、増減はありません。
変更点①:コアプロテクト → Xプロテクト
これが一番の目玉だと思っています。
22ミラベルのインプレでも書きましたが、22は防水がコアプロテクトで、しかも防錆仕様のS-ARBベアリングは非搭載でした。つまり「値段なりに、そこは割り切っている」部分だったわけです。
正直、淡水やライトソルトなら問題ありません。でもサーフで使うとなると話が別で、波しぶきと砂がまともにかかる環境ですから、防水は妥協したくないところでした。
26でXプロテクトになったということは、上位機種と同じ考え方の防水機構が降りてきたということです。回転の軽さを保ったまま水の浸入を防ぐ機構で、これが載っているかどうかで塩まわりでの安心感が変わります。
ミラベルを海で使いたかった人にとっては、ここだけで買い替えの理由になり得ると思います。

変更点②:インフィニティドライブの追加

ピニオンギアとメインシャフトの摩擦を減らす機構です。上位機種に搭載されてきた技術ですね。
何が変わるかというと、負荷がかかったときの巻きの軽さです。ルアーが重いとき、潮が速いとき、魚が掛かったとき。抵抗がかかっている状態での巻き心地に差が出ます。
22ミラベルの弱点を正直に言うと、軽快さは素晴らしいけれど、負荷がかかったときの安心感は価格なりでした。クイックレスポンス系なので当然といえば当然なんですが、ここに手が入ったのは素直に嬉しいです。
ただ、劇的に剛性感が上がるという話ではないはずです。あくまで「摩擦が減る」話なので、期待しすぎないほうがいいと思っています。
変更点③:ワンピースベール+アンチツイストフィン
この2つはセットで効く機構です。キャスト後、ラインをスムーズにラインローラーへ導いて、糸フケが原因のトラブルを減らすのが狙いとされています。
地味ですが、これは実釣でありがたいやつです。サーフのように風の中で何百回も投げる釣りだと、トラブルの回数がそのまま釣りの時間を削りますから。
特にPEの細番手を使うライトゲームや、向かい風でのキャストでは差が出やすいはずです。

重さと価格の話
ここは正直に書きます。
重さ:機構が増えたのに軽くなった
22ミラベルのC3000が205gだったのに対し、26のC3000は200g。5g軽くなっています。
たった5gと思うかもしれませんが、機構を3つ足したうえで軽くなっているという点が大事です。普通、機能を足せば重くなります。ミラベルというシリーズが「軽さ」を看板にしている以上、ここを譲らなかったのは筋が通っていると思います。
価格:上がっています
22ミラベルの2500Sが15,700円だったのに対し、26は17,300円(税抜)。1,600円ほど上がっています。
ここは素直に「上がったな」という感想です。ただXプロテクトとインフィニティドライブが載っての1,600円なら、内容としては妥当な範囲だと思います。むしろこの価格でXプロテクトが載るほうが驚きです。
他機種との比較も含めた価格帯の整理はシマノ・ダイワの新製品リールまとめにまとめてあるので、そちらも見てみてください。
サーフで使えるのか
このブログはサーフ中心なので、ここが本題という人も多いと思います。私の見立てはこうです。
| 用途 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| ライトショアジギング | ○ | 4000XG・C5000XGなら最大ドラグ11kg。Xプロテクトで塩にも強くなった |
| ヒラメ・フラットフィッシュ | ◎ | 軽さが効く。一日中巻き続ける釣りと相性が良い |
| 大型青物のゴリ巻き | △ | クイックレスポンス系。剛性重視ならコアソリッド系やSW系が上 |
| ランガン主体 | ◎ | 軽さは正義。歩き回る釣りほど効いてくる |
| サーフのメインリール | ○ | 以前より推しやすくなった。ただし本格ショアジギは上位機種推奨 |
ミラベルはクイックレスポンスシリーズで、軽さと巻き出しの軽快さを狙ったリールです。剛性・重厚感を求めるコアソリッドシリーズとは方向性が違います。
だから「ブリを掛けてゴリ巻きする」前提なら、素直に24ストラディックSWのようなSW系を選んだほうがいいです。一方でヒラメやマゴチを狙って一日中歩き回るなら、200gという軽さは確実に効きます。
番手選びの基本は初心者サーフ講座 リールの選び方に書いてあります。サーフなら4000番か、遠投重視でC5000XGあたりが現実的な選択です。


22ミラベルから買い替えるべきか
正直な意見を書きます。
- 海で使っている人:買い替える価値あり。Xプロテクトの差は実使用で効いてきます
- 淡水・ライトソルト中心:急がなくていいです。22でも十分軽くて快適
- ライントラブルに悩んでいる人:ワンピースベール+アンチツイストフィン狙いで検討の価値あり
- これから1台目を買う人:迷わず26。差額を考えても新しいほうが得です
- 22の値下がりを狙う人:世代交代のタイミングは在庫処分が出やすいので、それも戦略としてはアリ
要するに、塩がかかる環境で使うかどうかが判断の分かれ目だと思います。
ライバルをどう見るか
同じシマノ内だと、26ナスキーや25アルテグラが価格帯的に近いところにいます。
ざっくりした住み分けは、こういう理解でいいと思います。
- 軽さ・軽快さが最優先 → ミラベル
- 剛性・安心感が欲しい → ナスキー、アルテグラ系(コアソリッド)
- 本格的な青物・SW → SW系の上位機種
同じ価格帯でも狙いが違うので、「どっちが上か」ではなく「自分の釣りがどっち寄りか」で選ぶのが正解です。
合わせるならこのあたり
サーフで使うなら、ロッドは26ネッサXRのようなサーフ専用ロッドと相性がいいはずです。軽いリールには軽いロッドを合わせたほうが、この機種の良さが出ます。
ラインは4000番クラスならPE1.0〜1.5号が標準的なところ。組み合わせはPEライン×ショックリーダー早見表を参考にしてみてください。ドラグの設定はドラグ設定の目安と決め方にまとめてあります。
よくある質問
Q. Xプロテクトがあれば水没させても大丈夫?
いいえ。Xプロテクトは水の浸入を防ぐ機構であって、水没を想定したものではありません。波をかぶった、しぶきを浴びたくらいの状況で強い、という理解が正しいです。使用後に真水で洗うのは変わらず必須です。
Q. サーフなら何番手を買えばいい?
ヒラメ・マゴチ中心なら4000番、ライトショアジギングも視野に入れるならC5000XGです。C5000XGは270gと重くなりますが、スプール径54mmで糸の放出がスムーズ=飛距離に効きます。
Q. 22ミラベルのスペアスプールは使える?
互換性はメーカーの公表を確認してください。世代が変わるとスプール周りの仕様が変更されていることがあるので、ここは推測で書けません。購入前にシマノの公式情報で確認するのが確実です。
まとめ
- 26ミラベルは2026年9月発売(1000・C2000S・C2000SHGは10月)
- 価格は16,000〜19,800円(税抜)、全11番手
- 最大の進化はコアプロテクト→Xプロテクト。海で使う人には大きい
- インフィニティドライブ追加で、負荷時の巻きが軽くなるはず
- ワンピースベール+アンチツイストフィンでライントラブル対策
- C3000は205g→200g。機構を足して軽くなった
- 価格は1,600円ほど上昇。内容を考えれば妥当
- サーフではヒラメ・ランガン向き。本格ショアジギは上位機種推奨
22ミラベルは「軽いけど、海だとちょっと気を遣う」リールでした。26はそこに手を入れてきたという点で、正常進化だと思います。
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