【2024年】春のショアジギングの攻略法!釣れる魚や狙い方を徹底解説!
水温が上がってきたら、魚の活性も上がってくるのかなー?
春のショアジギングの狙い方を紹介するよ!
4月になり、春の気配が本格的に感じられる季節となります。この時期、太平洋沿岸ではイワシをはじめとする大群の魚や、サバ、アジなどが回遊します。
これに伴い、これらの魚を捕食するために、ブリやサワラなどの青物も回遊するようになります。この時期は、春の「ショアジギング」のシーズンが開幕します。ライトショアジギングは、20〜60グラムのメタルジグやプラグを使い、大型青物を狙う釣りで、強靭なタックルが必要です。
初心者でも1メートル近い大物を狙えるため、非常に魅力的です。今回は春のショアジギングの攻略法を紹介したいと思います。狙える魚種や狙い方なども解説いたします。
春ショアジギングのポイント
春のショアジギングは、大型の青物やヒラメ、マゴチ、根魚など多種多様な魚種がターゲットになります。この季節、特にヒラマサやブリのような大型青物が小魚を追って岸に近づくため、釣果を上げるチャンスが高まります。釣り場選びでは、潮通しの良い外海に面した地磯、サーフ、堤防の先端が釣果に繋がりやすいスポットです。また、ポイント選びの際には、ベイトフィッシュの有無や潮の流れの方向を把握することが重要です。
さらに、春のシーズンは水温が上昇し、魚の活動が活発になりますが、水温が安定しないこともあるため、水温のチェックが重要になります。もし、活性が低いのか分からない場合は、ボトム付近から探ってみることを、おすすめします!
狙える魚種は?
青物系
大型の青物としては、ブリやヒラマサなどが挙げられます。これらの魚は春のシーズンには大物が期待できます。
特にブリやサワラは、低い海水温にも比較的適応しやすいとされ、冬季でもベイトフィッシュが接岸したり、暖流の影響で水温が上昇すれば釣果を期待できます。
春季には、ブリやサワラはショアジギングで比較的容易に狙えますが、海水温が上昇すると深場に移動する傾向があります。
一方で、ヒラマサは春から初夏にかけて大型が狙いやすくなりますが、静岡など一部の地域では魚影が薄い場合もあります。ヒラマサのシーズンは、ブリやサワラよりもやや遅れています。
マダイやタチウオなど
その他、春のショアジギングでターゲットとなる魚には、青物以外のものもあります。たとえば、タチウオやマダイが良いターゲットとなります。
春のタチウオは、脂がのっていて美味しい個体が釣れることがありますが、ベイトフィッシュのサイズが変化しやすく、釣り難いこともあります。
マダイは春から初夏にかけて産卵期を迎えますが、海水温が上昇すると浅場に差し掛かる大型の「乗っ込みマダイ」が狙えます。
乗っ込みマダイは、5kg以上の良型も狙える場合があり、堤防やサーフ、磯から釣ることができます。
フラットフィッシュ
厳寒期から水温が上がってくると、ヒラメの活性が高まりやすくなり、春本番以降にはマゴチも活発になります。
わしもそろそろ動くかの~
春の海について
春のショアジギングと海の変化
春の釣りは、ショアジギングに限らず、海水温の不安定さから釣果にばらつきが生じやすい時期です。
海水温は、真冬から春にかけてゆっくりと上昇していきますが、この上昇は一定ではなく、上下を繰り返しながら徐々に上昇していきます。この変動が春の釣りを難しくします。
海水温が上昇すると、ベイトフィッシュや捕食者の活性が上がりますが、逆に下がると冬に戻ることもあります。このような変動が続くため、海水温が適切に上昇したタイミングで釣行することが重要です。
一方で、海水温が下がると春から冬に逆戻りし、ショアラインから生命感が消えることもあります。
春特有の潮に注意
春先から海水温が上昇してくる3月から4月まで、特に「春特有の潮」に注意が必要です。
たとえば、夜光虫やクラゲの大量発生、雨が降っていないのに潮色が悪い、海面の泡が消えない、ラインにオリが付くなどの状況が見られます。
これらの状況では魚の活性が低下し、釣果が落ちることがあります。そのため、同じポイントに粘るのではなく、潮の状態が良い場所に移動することが重要です。
春の釣れない潮は5月から6月にかけて解消されることがありますが、それまでは海が気難しい状態が続くことがあります。
ベイトフィッシュ
カタクチイワシ・キビナゴ
春のベイトフィッシュとして最もポピュラーなのがカタクチイワシです。
地域によって異なりますが、私の地元静岡では4月下旬から5月にかけて、水温の上昇とともに大量のカタクチイワシが接岸することが多いです。
カタクチイワシに寄生する青物は比較的釣りやすく、多くのパターンで釣果を期待できます。また、一部の場所ではカタクチイワシよりもキビナゴの回遊が主体になることもあります。
基本的にはカタクチイワシと同様ですが、サイズがやや小さめな傾向があります。そのため、ジグのサイズを小さくしたり、魚が表層に浮いているときはトップウォータープラグを使うなど、工夫が必要です。
コノシロ
秋から春にかけて接岸する大型のベイトフィッシュです。体高がありボリューミーなのが特徴で、ブリやヒラマサ、サワラなどの大型回遊魚が好んで捕食します。
コノシロに付随する魚は、メタルジグだけでは攻略が難しいこともあり、大型のプラグ類をローテーションさせることが有効です。
チアユ・ハクなどの小型ベイト
春は遡上するチアユや、ボラの子供であるハクが接岸する時期でもあります。特に春の初期から中期にかけて、このようなマイクロベイトが見られます。
マイクロベイトパターンは、非常に厄介で、激しい活性を示してもルアーに反応しないこともあります。河川や排水溝などのポイントに集まりやすいですが、遊泳力が低いため、流れの緩やかなエリアに集まることがあります。
特に、マイクロベイトを追っているサワラは、深追いしてもなかなか釣れないことがあります。マイクロベイトパターンを攻略するためには、タングステン系のコンパクトなジグや、細身で潮抜けが良いジグを使用することが効果的です。
また、シンキングペンシルやトップウォータープラグも有効ですが、パターンにハマることが重要です。
ルアーの大きさ
ライトショアジギングでは、青物が追っているベイトを見極めることが極めて重要です。なぜなら、ベイトの大きさに合わせたルアーを使用することが、釣果向上につながるからです。
たとえば、青物が3センチ以下のシラスを捕食している場合は、小魚に見立てたクリアカラーのルアーを選ぶことが適しています。
もし10センチくらいのイワシを追いかけていると判断されれば、10センチ前後のメタルジグやプラグルアーをチョイスします。一方、10センチ以上のベイトを捕食している場合は、大きめのプラグルアーが効果的です。
このように、ベイトのサイズに合わせてルアーを選ぶことが、最も効果的な戦略となります。
朝マヅメにおすすめなカラー
マズメ時は、日の出前後と日没前後の時間帯を指し、魚が積極的にベイトを捕食するため、釣果が最も期待できます。そして、マズメ時には特に効果的なルアーカラーがあります。
ルアー釣りの世界では、ピンク系やグロー系のルアーがマズメ時に有効だと言われています。特に、ゼブラグロー(しましま模様が光るタイプ)は、マズメ時に非常に効果的だと感じています。
おすすめのルアー8選
ダイワ サムライ デッドビート
画像:ダイワ
サムライ デッドビートは、軽比重合金製でありながらプラグのように使えるルアーです。特にサゴシ、青物、フラットフィッシュなど、様々なターゲットに対応するこのルアーは、スローリトリーブでもブレードが回転してターゲットにアピールできます。この金属製ソリッドボディは、向かい風にも負けず、遠投性能にも優れているため、あらゆる状況下でも使えます。さらに、太軸トレブルフックが2つ付いているので、アタリに対してフッキングが抜けにくくなっています。
サムライジグR TG
画像:ダイワ
サムライジグR TGは、高比重でありながらコンパクトなデザインが特徴で、強風時や遠投が必要な場合、または水深のあるエリアや流れが強いエリアでの釣りに最適です。また、高比重の場合フォールスピードが速くなりますが、平形状により、スローリトリーブでも安定してアクションし、ゆっくりとフォールしてくれます。
コルトスナイパー アオモノキャッチャー ハイアピール
画像:シマノ
アオモノキャッチャーは、青物狙いに特化したメタルジグです。特徴として、低比重合金によって、フォールスピードはスローなので、より長くターゲットにアピールできます。ジャークを加えると大きくアクションしてくれるので、活性に合わせて多様な誘い方をできます。
Jackall BIGBACKER JIG
画像:Jackall
ジャッカルのビッグバッカージグは、後方重心デザインで圧倒的な飛距離を実現するメタルジグです。向かい風下でも高いパフォーマンスを発揮し、青物からフラットフィッシュ、まで、多種多様な魚種をターゲットに対応しています。フロントのフッ素加工アシストフックとリアのトレブルフックが、あらゆるシーンでのフッキングをサポート。カラーは全13色あり、ぜひローテーションに無いカラーを購入してみることを、おすすめします!
BIGBACKER Fit VIB
画像:Jackall
ジャッカルのビッグバッカーフィットバイブは、ベイトフィッシュを追っている活性が高い状況に積極的にアピールできます。ステンレスプレートを採用したコンパクトボディで、小型から中型の回遊魚まで幅広く対応してくれます。着脱も簡単で、急なルアーチェンジもスムーズに行えます。
BIGBACKER ANCHOPEED
画像:Jackall
ジャッカルのBIGBACKER ANCHOPEEDは、青物をターゲットにしたミノーです。内蔵された成型ウェイトによる低重心化で、安定した飛行姿勢と水中アクションを実現します。これにより、高速リトリーブ時でも水面から飛び出さず、効率的に水を掴んでアクションします。サイズは、60, 84,103,120mmの4サイズ展開で、釣り場にいるベイトの大きさによって対応できます。
Metal Garage PLATE-VIB LONG
画像:DUO
メタルガレージ プレートバイブは、ショアジギングはもちろんのこと、サーフでヒラメにも対応したルアーです。プレートバイブは特に巻き心地が良く、スローリトリーブでもゆらゆらアクションしてくれるので、初心者から上級者まで幅広く対応してくれます。遠投性能に優れ、風があっても正確に飛ぶ安定感があります。プレートジグは飛行姿勢が良く、無風時は特に飛距離を出すことができますが、風があると回転しやすい点に注意が必要です。
Metal Garage PLATE-VIB PLATE-VIB
画像:DUO
メタルガレージ プレートバイブは、初心者から上級者まで幅広く対応できるメタルバイブレーションです。遠投性能と安定したスイム姿勢が特徴で、様々なターゲットやフィールドに適応します。前後のラインアイにより、早巻きからスローリトリーブまで多彩なアクションを自在に操ることができ、状況に応じて同じルアーで攻め方を変えることができます。
2024年におすすめしたいロッド 24ドラッガーSX
ドラッガーSXは、オールラウンドコンセプト、ライトコンセプト、ジグコンセプトの3モデルを展開しています。ここからは、それぞれのコンセプトの特徴と共通している2点について紹介していきます。
共通点①ルアーの操作性能が高い
堤防や磯などさまざまなポイントでもストレスなく操作できるような設計になっています。具体的には、ルアーの動きが乱れないように、最適なアクションを加えられること。大きいルアーをキャストする際にも、楽にキャストして飛距離が出るようになっていること。この点が扱いやすさに直結していて、幅広いルアーに対応できるポイントになっています。
共通点②粘り強いロッド
高負荷がかかるジギングでは、ロッドの耐久性、そして力が加わった状態での操作性も重視されます。このロッドは、粘り強さを強化したことによって、ドラグが出にくくなり、アングラー優位の状況を長く作り、釣りあげられる確率を上げることに成功しました。
オールラウンドコンセプト
画像:ダイワ
このコンセプトでは、名前の通りプラグからジグまで扱える設計になっていて、釣り場で色んなルアーを試しながら当たりを探りたいアングラーにおすすめのモデルです。
ライトコンセプト
画像:ダイワ
このモデルが、30gから40gのメタルジグやブレードなどリトリーブ重視のルアーの扱いやすさに着目したロッドです。
水深が浅い場所でも遠くまでルアーをキャストして、広い範囲を探れるように、遠投性能も高く、まるでシーバスロッドのような軽快な操作性を実現しています。
ジグコンセプト
画像:ダイワ
このモデルは、ジグを1日中シャクることができるような、むしろシャクりたくなるような設計になっています。また、ただシャクるだけでなく思い通りに緩急を付けられるよ
2024年におすすめしたいリール 24セルテート
新しいセルテートは、最新のローターを採用してアップグレードしました。この新しいローターは非常に軽量で、リールを巻き出すときの負荷が軽減されています。24セルテートには、さらにマグシールドがドライブギアに装備されていない特徴があります。剛性が非常に高いのにもかかわらず、22イグジストよりも軽快なリール巻き感が得られます。モノコックボディによる剛性は変わらず、リールの巻き心地はトップクラスです。また、シマノのリールのような密巻き構造がないため、トラブルが少ないのも特徴です。
まとめ
どのサイズのベイトを捕食しているかを見極め、試行錯誤を繰り返し、正しいパターンを見つければ、釣果を得ることができます。
今回選りすぐったルアーは、初心者にもおすすめのものばかりです。これらのルアーを用意すれば、魚の行動パターンのほとんどをカバーできます。
あとは、魚の回遊とルアーが合致すれば、初めての一匹を釣り上げることができるでしょう。青物の強烈な引きに魅了されるライトショアジギングは、一度味わうとやみつきになること間違いありません。
初心者でも大物が期待できるこの釣り方法を楽しむために、タックルとルアーを揃えて挑戦してみてください!