24ツインパワーを23ストラディック、22ステラと比較!性能を解説!
24ツインパワーと23ストラディックで悩む!
でもやっぱり22ステラも外せないよ!
2024年、シマノからツインパワーが発表されました!
ツインパワーはかなり人気機種ですが、ストラディックやステラも人気が凄まじいです。
というわけで本日は24ツインパワーと23ストラディック、22ステラを比較してみたいと思います!
24ツインパワーとは?
スピニングリールの可能性を広げ続け、盤石の進化を遂げた24ツインパワー。初代モデルから現モデルまで一貫して過飾をせず、実釣における耐久性、機能的であることを追い求めてきました。この不変のコンセプトがフィールドに足しげく通うコアなアングラーに安心感を与えてくれるとともに、ツインパワーはアングラーと強固に繋がり、その一部となって体験を心に刻んでゆきます。
24ツインパワーは、合計13種類のサイズが設定されており、C2000番からC5000番までの範囲で展開されます。この幅広いサイズ展開により、ライトソルトウォーターゲームやトラウトゲーム、さらにはショアジギングゲームなど、様々な釣りに対応可能です。
24ツインパワーは、22ステラに搭載されている最先端の技術、インフィニティクロス、インフィニティドライブ、インフィニティループ、デュラクロス、アンチツイストフィンを搭載。
特に注目されているのが、「インフィニティループ」という機能です。この機能は、22ステラに導入されたもので、23ストラディックには搭載されていませんでした。インフィニティループは、スプールを非常に密にラインで巻き取る機能で、ハンドルを回すとスプールの上下動が遅くなり、ラインが非常に密接に巻き取られます。この状態でキャストすると、ラインの放出時の抵抗が大幅に減少し、スムーズなキャストやラインの放出が可能になります。
24セルテートの比較記事はこちら↓
22ステラとは
「ステラ」は、シマノのスピニングリールのフラッグシップモデルであり、1992年のデビュー以来、30年以上にわたり、多くの釣り愛好家から支持され続けています。
その印象的な性能とデザインにより、「いつかはステラ」という憧れを抱く方も多いでしょう。
このステラも最新モデルである「18ステラ」から4年ぶりにフルモデルチェンジを果たし、2022年にリニューアルされたことから、「22ステラ」という通称で呼ばれています。
23ストラディックとは
「23ストラディック」とは、シマノが2023年に発売されたスピニングリールです。このリールは、全14種類のモデルが用意されており、C2000番からC5000番サイズまでの幅広いサイズが揃っています。
23ストラディックは、シマノのフラッグシップモデルである22ステラで初めて披露された最先端の技術仕様を取り入れている点が大きな特徴です。
スペックの高さとコスパの良さから、現在かなり人気なリールになっています!
シマノのリールと比較
24ツインパワーは、インフィニティクロス、インフィニティドライブ、インフィニティループ、アンチツイストフィン、デュラクロスの5つの先進的な機能を備えています。これにより、24ツインパワーは、22ステラや23ヴァンキッシュといったモデルに機能面で大きく近づいたと言えます。
ボールベアリングに関しては、各モデルごとに数が異なります。
- 23ストラディック:6個(メインギア左右、ピニオンギア上下、ラインローラー、ハンドルノブ)
- 20ヴァンフォード:7個(ハンドルノブに追加)
- 24ツインパワー:9個(ドラグ上下に追加)
- 21ツインパワーXD:10個(ローターナット部に追加)
- 23ヴァンキッシュ:11個(ウォームシャフトギア部に追加)
- 22ステラ:12個(ウォームシャフト部に追加)
特に22ステラや23ヴァンキッシュのダブルハンドルモデルでは、ハンドルノブに更に2個のベアリングが追加されています。ベアリングの数が増えるほど性能向上が期待できますが、追加された箇所も重要です。
23ストラディックから20ヴァンフォードへの更新は、ハンドルノブにベアリングを追加することで、巻き心地が若干向上します。このアップデートは比較的小さなものです。
それに対し、ツインパワー以上のモデルでは、ドラグの上下にボールベアリングを追加する「リッジサポートドラグ」が特徴です。これにより、ドラグの動作がよりスムーズになります。21ツインパワーXDではローターナット部に、23ヴァンキッシュではウォームシャフトギア部に、22ステラではウォームシャフト部にそれぞれベアリングが追加されており、これらは巻き心地の向上に貢献しています。
また、ツインパワー、ツインパワーXD、ヴァンキッシュ、ステラといった上位モデルでは、ラインローラーに特殊な防水BBが使用されており、
デリケートなラインローラーのボールベアリングの耐久性を向上させています。ツインパワー以上のモデルでは、これらの機能によって他のモデルとの差別化が顕著になっています。
リールの剛性において最も重要な要素は、ボディの材質です。24ツインパワーのボディは、20ツインパワーと同様にアルミニウムとCI4+というカーボン入り強化プラスチック素材で作られています。リールフット側はアルミニウム製で、蓋側はCI4+素材です。これにより、全金属製のステラよりも剛性は劣るものの、実用に十分な剛性を持ちながら軽量化を実現しています。
ローターの材質も、大型魚に対応するために重要です。不十分な素材のリールでは、大物を釣り上げた際にラインローラーを支える部分がたわむことがあり、巻き取りに影響を与える可能性があります。24ツインパワーは、20ツインパワーに続き、ステラと同じ金属製のローターを採用しており、C2500S以下のサイズではマグネシウム、それ以上のサイズではアルミニウムが使われています。シマノのリールの中で、ローター素材に金属を使用しているのはステラとツインパワーだけです。
ただし、素材が金属製であるからといって必ずしも頑丈であるとは限らないため、金属製というだけではその強度を完全には判断できません。しかし、金属製で弱いという例はあまり聞かれないため、基本的には安心して使用できるでしょう。
ベールの材質については、24ツインパワーにはステンレス製が採用されています。一方、ステラなどの上位機種ではより軽量なチタンが使用されています。チタンとステンレスの強度に大きな違いはありませんが、チタンはより軽量に作ることができるため、ルアー操作時の迅速な巻き取りや停止に優れています。
スプールリングの材質に関しても、傷つきにくい設計が重要です。24ツインパワーでは、ステラと同等のステンレス製に加えて、新たにSWバリアコートが採用されており、スプールリングが傷つきにくくなっています。この工夫により、耐久性が向上し、長期間にわたってリールの性能を維持することが可能になっています。
22ステラと比較
22ステラは、シマノの汎用スピニングリールの中でフラッグシップモデルとされており、ツインパワーと共にコアソリッドシリーズに属しています。以下に、24ツインパワーと22ステラの主な仕様の違いを表にまとめてみました。
仕様項目 | 24ツインパワー | 22ステラ |
---|---|---|
総ベアリング数 | 9 | 12 (14ダブルハンドル) |
ドライブギアタイプ(材質) | HAGANE(超々ジュラルミン) | HAGANE+特殊表面処理(超々ジュラルミン) |
ドラグノブ材質 | 樹脂 | 金属 |
ラインローラー表面処理 | メッキ | DLC※1 |
小型番手のラインナップ | 少ない | 豊富 |
ダブルハンドルモデル | 設定なし | あり |
C3000以上のモデル | C3000、4000M、4000PG | C3000SDH、4000M |
価格 | 53,500円~56,000円 | 91,400円~98,300円 |
ツインパワーは、ステラの高性能を引き継ぎながら、コスト削減を施した質実剛健なモデルと言えます。表を見ると、価格差による仕様の違いが明確になりますね。
また、前モデルの20ツインパワーでは、コストダウンと性能維持を両立させるための努力が見られます。
22ステラと20ツインパワーの主な違いは以下の通りです:
- 22ステラはウォームシャフト両端にベアリングが2個ありますが、20ツインパワーにはありません。
- 22ステラにはローターナット部にベアリングがありますが、20ツインパワーにはありません。
- 22ステラには摺動子ガイドが2本ありますが、20ツインパワーには1本です。
- 22ステラはマグネシウムボディを採用していますが、20ツインパワーはアルミニウムとCI4+を使用しています。※2、※3
23ストラディックと比較
次に、24ツインパワーと23ストラディックとの比較を行います。23ストラディックは、ツインパワーと同じコアソリッドシリーズに属する、ややランクの低いモデルです。
以下に、24ツインパワーと23ストラディックの主な仕様の違いを表にまとめました。
仕様項目 | 24ツインパワー | 23ストラディック |
---|---|---|
総ベアリング数 | 9 | 6 |
ローター材質 | Mg/AL (マグネシウム/アルミニウム) | 高強度樹脂 |
スプール材質/表面処理 | ステンレス/SWバリアコート | アルミ/アルマイト |
インフィニティループ | 搭載 | 非搭載 |
リジットサポートドラグ | 搭載 | 非搭載 |
ラインローラー特殊防水BB | 搭載 | 非搭載 |
価格 | 53,500円~56,000円 | 27,700円~31,000円 |
価格面でも性能面でも、同じコアソリッドシリーズ内でしっかりと差別化されていることが分かります。24ツインパワーは23ストラディックに比べて、自重が10~15g軽く、特にC5000XGモデルでは25gの差があります。
それでも23ストラディックは、その価格を上回る素晴らしいリールです。しっとりとした巻き心地とパワフルな性能を持ちながら、インフィニティループ非搭載で密巻きを可能にし、手ごろな価格を実現しています。
動画
24セルテートの比較記事はこちら↓
まとめ
今回は24ツインパワーを、シマノのリールと比較してみました。個人的には23ストラディックがやはりコスパ抜群なリールだと感じました。
しかしまだ24ツインパワーは発売していないので、皆さんの評価もかわるかもしれません。
発売まで楽しみに待ちましょう!
20ツインパワーは値下げしておりお買い得になっています↓