【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑧】サーフの場所選び
よし!ようやく道具が揃ったぞ!
じゃあ次はサーフのポイント選びのコツを教えるよ!
海岸線の広がるサーフエリアでは、釣るべき最適な場所を見つけることが難しいと感じる人もいるでしょう。しかしここでは、ヒラメが釣れるより可能性の高い場所について簡単にご紹介します。
海流や魚の群れの存在を観察し、サーフエリアから釣果を出すためのヒントを把握できれば、サーフエリアでの攻略に一歩近づくでしょう。次の釣行時には、皆さんも釣れる可能性の高いポイントを選びつつ、効率的なヒラメ釣りを試してみてください。
それでは解説していきます。
離岸流が発生している場所
皆さん、「離岸流」という現象をご存知でしょうか?
離岸流とは、海岸から沖に向かって水流が生じる現象です。こうした流れの変化のある場所では、魚の餌となる小さな生物(ベイト)が多く集まり、それを求めてヒラメも集まる傾向があります。
このように、ヒラメを釣るためにはベイトが集まるエリアを見つけ、そこをルアーで狙うことが大切です。初心者の方にとっては離岸流を発見するのは難しいかもしれませんが、遠くから海の流れを観察したり、最初に流れの乱れが見られる場所を見つけることから始めてみましょう。
そして、何度も海岸に通うことで流れのパターンを理解しやすくなるため、離岸流を見つけるヒントを得ることができるでしょう。訪れる際には、最初に離岸流の存在を確認し、流れの変化が見られる場所にルアーを投げてみましょう。また、一つのポイントに固執せず、釣果が出ない場合は迅速に場所を変えて他の離岸流を見つけることも有益です。
ヒラメ釣りにおいて、離岸流の確認は釣り人にとって重要な一歩です。これまで気づかなかった方も、次回からは離岸流に注目してヒラメ釣りに挑戦してみてください。
ベイトの有無
ベイトの存在は、良いサーフポイントを見極める鍵となります。イワシなどのベイトがどれほどいるか確認してみましょう。時間や日によってベイトの数は変動しますが、ベイトが多い時期はヒラメを狙う最適なタイミングと言えます。
海岸に打ち上げられたベイトが目に付く時には、ヒラメの活性も高まり、ルアーによる反応が良い場面が多いです。浅瀬で泳ぐベイトの種類やサイズを確認し、ベイトに適したルアーを選ぶことは、ルアー釣りの基本です。
ベイトが集まりやすいサーフエリアを見つけ、ベイトの動きや行動パターンを観察して、それをルアーアクションの参考にすることもできます。こうした方法で、サーフエリアでベイトの動きをよく観察し、ヒラメ釣りを成功させてみましょう。
波のブレイク
サーフエリアの形状の確認は難しいこともありますが、水中には急激な深さの変化が存在することをご存知でしょうか?
こうした地形変化のある場所は、ヒラメが好んで生息する場所であり、ルアーを操作する過程で徐々に水深を感じ取ることができるようになります。
ルアーを操作する際には、魚へのアクションと同時にサーフエリアの隠れた地形を探索するチャンスでもあります。急激な地形変化があるサーフエリアは、確認すべき重要なポイントであり、このようなブレイクポイントは気象条件によっても変化することがあるため、常に注目しておくべきです。
サーフフィッシングは、こうしたポイントを見極める観察力がヒラメ釣りの成功に繋がる重要な要素となります。
根など水中の障害物周り
変化に富んだ環境として、沈み根などの障害物周辺にヒラメが潜むことがあります。
海岸線の中でも、磯が点在しているエリアや、主に砂に覆われたサーフエリアなど、場所によって微妙な差異が存在します。
確かに、根掛かりのリスクが高まる場所ではありますが、そこには攻める価値のあるポイントが広がっており、砂と岩が混在するような場所でもヒラメは生息しています。
また、ゴロタ浜や磯といったエリアでもヒラメが生息しているケースがあるため、こうしたポイントも狙ってみる価値があるでしょう。
テトラ周り
潮の流れが変わりやすいテトラ周辺も、ヒラメの釣り場として非常に価値があります。
テトラは魚が隠れる場所が多く、ヒラメだけでなく他の魚も狙うことができます。
遠くへキャストしてテトラの周りをじっくりと調べると、良い釣果が期待できるかもしれません。
鳥山
鳥が集まる場所には、「ベイト」が豊富にいる可能性が高いです。そういった場合、ベイトに集まりヒラメがいる可能性も高いです。 鳥が去った後までこだわる必要はありませんが、鳥がいる間はルアーを投げてみることをおすすめします。
まとめ
サーフでの釣りにおいて、狙うべきポイントは複数存在し、釣果を上げるためには地形の見極めが大切です。
事前に狙うべきポイントを把握しておくと、ヒラメを効率的に狙い、短時間で複数の釣果を得ることも可能です。広大なサーフエリアを、地形を見ながらランガンしながら狙ってみてください。