【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑪】秋のヒラメ釣りで数を狙おう!ソゲから良型へ、水温・ベイト・天気の読み方【2026年版】

ミナギマン

秋はサーフのヒラメ釣りがいちばん楽しい季節です!水温が下がり始めるとヒラメが浅場に寄ってきて、初心者でも1匹目を手にしやすくなります。

この講座では、秋の数釣りから良型狙いへの切り替え方まで、季節の進み方に沿って解説していきます!

ミナギマン
ミナギマン

秋はヒラメ釣りのハイシーズン。安定して釣果が出やすく、水温が下がるにつれて良型のヒラメも混ざってくるのが特徴です。これからヒラメ釣りを始める人にとって、いちばんのチャンスの季節と言えます。

2026年10月に内容を見直し、今の時期(10月下旬〜12月)の狙い方とおすすめルアーを新しくしました。時期の目安は静岡・遠州灘を基準にしています。地域や年によって前後します。

秋のヒラメ釣りの魅力

秋のヒラメ釣りは、季節が進むにつれて釣り方が変わっていくのがおもしろいところです。初秋は数釣りがメインで、季節が深まると大型のヒラメが狙えるようになります。

秋ヒラメのここがいい
  • 数が釣れる:浅場に寄るヒラメが増え、1日に何度もチャンスがある
  • ルアーへの反応がいい:ベイトが多く、ヒラメの食い気が高い
  • サイズが上がっていく:秋が深まると良型・座布団サイズも混ざる
  • 場所を選ばない:サーフ・河口・港湾と、いろいろな場所で狙える
あわせて読みたい
ヒラメはどんな魚か|釣り人目線で見分け方・生態・食味まで解説
ヒラメはどんな魚か|釣り人目線で見分け方・生態・食味まで解説

秋のヒラメのシーズンインはいつから?

秋のヒラメのシーズンインは、夏の最高水温から水温が下がり始めるタイミングです。静岡の場合、だいたい9月上旬〜中旬がその目安になります。

魚は水温の変化にとても敏感で、ヒラメも例外ではありません。今はスマホでリアルタイムの海水温を簡単に調べられるので、住んでいる地域の水温の「下がり始め」をチェックしておけば、季節を先取りした釣りができます。

時期水温の目安ヒラメの状況
9月25℃前後→下がり始めソゲ(小型)中心の数釣り。朝マヅメの短時間勝負
10月20〜23℃適水温に入り、良型の接岸が増える。いちばん釣りやすい
11月18〜20℃数より型。ベイト次第で大型が出る
12月15〜18℃数はぐっと減るが、座布団サイズのチャンス

水温は「何度か」よりも「上がっているのか、下がっているのか」を見るのがコツ。詳しい見方は水温の記事にまとめています。

あわせて読みたい
サーフの水温の見方|ヒラメ・青物が動き出す目安と10月の下がり方
サーフの水温の見方|ヒラメ・青物が動き出す目安と10月の下がり方

秋の前半はソゲの数釣りから

秋といっても、海の中の季節は陸上より少し遅れて進みます。9月中旬ごろまでは水温がまだ高く、ヒラメはソゲサイズ(30cm台後半くらいまで)が多い傾向です。場所によってはソゲばかり、ということもよくあります。

このパターンは水温が20℃を少し超えるくらいまで続きます。そして水温がヒラメの適水温である20℃前後まで下がると、ソゲより大きなヒラメの接岸が活発になります。ヒラメが沿岸に寄ってきて浅い場所でエサを追うので、比較的簡単に釣れる時期です。

もちろん、水温が高い時期でも良型がいないわけではありません。数を釣っているうちに、いいサイズが混ざってくることもあります。

ソゲが釣れたときのマナー
  • ソゲはできるだけ素早くリリースする
  • フィッシュグリップで持ち、砂の上を引きずらない
  • 地域のルール(全長制限など)があれば必ず守る

ベイトの情報をキャッチせよ!

秋はカタクチイワシやウルメイワシなどのベイトの回遊が活発になる季節。青物やヒラメ、マゴチも、ベイトを追って動き始めます。

ただし、ベイトの回遊とヒラメの接岸にはタイムラグがあることが多いです。ヒラメやマゴチは青物ほど速く動けないので、ベイトより少し遅れて寄ってくるのが一般的です。

状況考え方
ベイトが入ったばかりヒラメはまだ追いついていないことも。数日後が本番になることがある
ベイトが抜けた直後ヒラメはその周辺に残っていることが多い。見切るのはもったいない
キスとイワシが両方いるヒラメ狙いならイワシ側。キスを好むのはマゴチのほうが多い
トウゴロウイワシだけ回遊性が低く、ヒラメを寄せる力は弱め

ベイトがいるからといってその場所に固執すると、ヒラメのいない場所で投げ続けることになりかねません。逆に、ベイトが抜けたあとでも、ヒラメは周辺に残っていることがよくあります。ベイトの見分け方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
10月のサーフはベイトで決まる|イワシ・コノシロ・シラスの見分け方と合わせ方
10月のサーフはベイトで決まる|イワシ・コノシロ・シラスの見分け方と合わせ方

天気を見極めよ!台風・低気圧の使い方

秋は台風や秋雨前線の影響を受けやすい季節。こうした天気の変化は、ヒラメをはじめ魚の動きに大きく影響します。

タイミングヒラメの状況狙い方
低気圧の接近初期(気圧が下がり始め)活性が上がるチャンスサーフで積極的に。接近しすぎる前が勝負
台風・シケの最中ウネリが強く釣りにならない無理をしない。サーフには立たない
外洋が荒れているときベイトが港やワンドに避難し、ヒラメも寄る港湾部・ワンドのボトムを狙う
シケの後濁りとウネリが落ち着くタイミングで回復濁りが薄くなり始めた日が狙い目

外洋が荒れると、遊泳力の弱いベイトが漁港や港湾部に避難し、それを追ってヒラメやマゴチ、ヒラスズキなども入ってきます。シーバスがよく釣れる港でボトムを探ると、思わぬヒラメが出ることもあります。

台風が近づいているときや、ウネリが残っているときのサーフはとても危険です。波打ち際に立ち込まず、安全を最優先にしてください。

あわせて読みたい
台風・シケの後、サーフはいつから釣れる?濁りとうねりの回復を見極める
台風・シケの後、サーフはいつから釣れる?濁りとうねりの回復を見極める

ボトムは意識しすぎないこと

秋のハイシーズンに多いミスが、ボトムばかりを丁寧に探りすぎることです。ヒラメは意外と泳ぐ力が強く、活性が高いときは底より少し上を泳ぐベイトを追っています。ボトムにこだわりすぎると、サイズが小さくなったり、逆に釣れなくなったりします。

活性が高い日の探り方
  • マヅメなど活性が高い時間は、ボトムから1m以上上のレンジを意識する
  • リフト&フォールなら、着底後にハンドル10〜15回転ほど巻いてから落とす
  • ルアーを丁寧に操作しすぎない。見切られる前に次のキャストへ

ヒラメの活性や動きをよく見て、その日の状況に合わせてルアーの操作を変える。これが秋のヒラメ釣りで結果を出すいちばんのコツです。

あわせて読みたい
【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑨】ヒラメの活性が上がる7つの条件|水温・時間帯・潮・ベイト・濁り・波・天気【2026年版】
【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑨】ヒラメの活性が上がる7つの条件|水温・時間帯・潮・ベイト・濁り・波・天気【2026年版】

今の時期(10月下旬〜12月)の狙い方

10月下旬からは、数釣りから良型狙いへ切り替える時期です。ベイトのサイズが大きくなり(コノシロやサイズの上がったイワシ)、ヒラメもそれに合わせて大型が動きます。

ポイント10月下旬〜11月12月
時間帯朝マヅメが本命。夕マヅメもチャンス朝マヅメ+日中の潮が動くタイミング
ルアーサイズ120mm前後が基準ベイト次第で140〜160mmの大きめも
探るレンジ表層〜中層も積極的に中層〜ボトム寄り。ゆっくり
粘り方反応がなければ移動ベイトがいる場所で粘る価値あり

12月以降の「寒ヒラメ」の狙い方は、別の記事でまとめています。

あわせて読みたい
寒ヒラメの釣り方|冬のサーフで座布団ヒラメを狙う!12〜2月の時期・時間帯・ルアー・タックルと釣れない日の対策
寒ヒラメの釣り方|冬のサーフで座布団ヒラメを狙う!12〜2月の時期・時間帯・ルアー・タックルと釣れない日の対策
あわせて読みたい
秋のサーフヒラメ攻略|9〜12月の時期別の狙い方とルアー・タックル【2026年版】
秋のサーフヒラメ攻略|9〜12月の時期別の狙い方とルアー・タックル【2026年版】

秋のサーフでおすすめのルアー

シマノ 熱砂 ニーナ120S

2026年9月に出たシマノのサーフ用リップレスミノー。120mm・24gで、ヒラメミノーIIIをベースにしたサーフ専用設計のジェットブーストを搭載しています。水深1.5〜2mのシャローをしっかり泳ぐので、秋の浅場に寄ったヒラメにぴったり。

あわせて読みたい
【シマノ】熱砂 ニーナ120S|ヒラメミノーIIIの血統を継ぐサーフのシャロー用リップレスミノー
【シマノ】熱砂 ニーナ120S|ヒラメミノーIIIの血統を継ぐサーフのシャロー用リップレスミノー

ダイワ オーバードライブ(95S・107S)

飛距離が出るヘビーシンキングペンシル。95S(35g)に加えて、2026年9月に107S(40g)が追加されました。広いサーフを手早く探るパイロットルアーとして使いやすく、青物が回ってきても対応できます。

あわせて読みたい
【ダイワ】オーバードライブ107S|95Sと120Sの間を埋める40gが登場!全5サイズの使い分けとウェッジ・ビームドリフトとの比較
【ダイワ】オーバードライブ107S|95Sと120Sの間を埋める40gが登場!全5サイズの使い分けとウェッジ・ビームドリフトとの比較

DUO ビーチウォーカー ウェッジ80S

シリーズ最小の80mm・23g。秋はカタクチイワシなど小さいベイトの日も多いので、ベイトが小さくて大きいルアーに反応がないときの切り札になります。

あわせて読みたい
【DUO】ビーチウォーカー ウェッジ80S|シリーズ最小の“小型ウェッジ”はマイクロベイトの切り札になるか
【DUO】ビーチウォーカー ウェッジ80S|シリーズ最小の“小型ウェッジ”はマイクロベイトの切り札になるか

ジャンプライズ ぶっ飛びスプーン

2022年11月の発売以来、サーフでのスプーン人気の火付け役になったルアー。とにかく飛ぶので、沖のブレイクや離岸流の向こう側まで届きます。ヒラメから青物まで狙えて、出番の多い1本です。

ジャンプライズ(JUMPRIZE)
¥1,256 (2026/10/22 09:46時点 | Amazon調べ)

ジャッカル サブル HBシャッド

プラグとワームを組み合わせたハイブリッドワーム。浮力を持ちながらワームならではの食わせ力があり、スローに見せたいときやスレた日に効きます。フォール中も水平姿勢でシミーフォールし、バイトを誘います。

あわせて読みたい
【2026年】ヒラメ用ミノーおすすめ22選|サーフの選び方も解説
【2026年】ヒラメ用ミノーおすすめ22選|サーフの選び方も解説

ミナギマンの考察:秋は「季節の進み方」を読む釣り

秋のヒラメ釣りでいちばん大事なのは、今が秋のどのあたりなのかを読むことだと思います。同じ「秋」でも、9月のソゲの数釣りと、11月の良型狙いではまったく別の釣りです。

水温の下がり方、ベイトの種類とサイズ、天気の変化。この3つを見ていれば、次に何が起きるかがだんだん予想できるようになります。予想が当たって釣れたときの1匹は、本当にうれしいですよ。

“ボトムにこだわらず、ベイトとヒラメの少し先を読む”──これが秋のヒラメを数釣りから良型へつなげるコツです。

秋は短い季節です。水温が15℃を切ると一気に冬の釣りになるので、今のうちにどんどんサーフに通ってみてください!

ミナギマン
ミナギマン

よくある質問

Q
秋のヒラメはいつから釣れる?

夏の最高水温から水温が下がり始めるタイミングがシーズンインです。静岡では9月上旬〜中旬が目安。10月は適水温に入り、いちばん釣りやすい時期になります。

Q
ソゲばかり釣れるのはなぜ?

水温がまだ高い秋の前半はソゲサイズが多い傾向です。水温が20℃前後まで下がると良型の接岸が増えるので、時期を待つか、ルアーサイズを上げてみてください。

Q
ベイトがいるのに釣れないのは?

ヒラメはベイトより少し遅れて接岸することが多いです。ベイトが入ったばかりなら数日後、ベイトが抜けた直後もヒラメが残っていることがあります。

Q
台風の前後は釣れる?

低気圧の接近初期は活性が上がるチャンスです。台風の最中や強いウネリが残っているときは危険なので、サーフには立たないでください。

Q
秋のヒラメにおすすめのルアーサイズは?

120mm前後のミノー・シンペンが基準です。ベイトが小さい日は80〜100mm、11月以降に大きいベイトが入ったら140mm以上も試してみてください。

まとめ:秋はヒラメを数釣りから良型へ

秋のヒラメ釣りのポイント
  • シーズンインは水温が下がり始めるタイミング(静岡は9月上旬〜中旬)
  • 前半はソゲの数釣り、水温20℃前後で良型の接岸が増える
  • ベイトとヒラメの接岸にはタイムラグがある。ベイトが抜けた後も粘る価値あり
  • 低気圧の接近初期はチャンス。荒れたら港湾部のボトムも狙い目
  • 活性が高い日はボトムにこだわらず、1m以上上のレンジも探る
  • 10月下旬からは良型狙いへ。12月は寒ヒラメの釣りに切り替え
あわせて読みたい
【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑩】ヒラメ釣りでのフッキングを極めろ!
【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑩】ヒラメ釣りでのフッキングを極めろ!
あわせて読みたい
【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑫】バラシを防ぐやり取りをしよう!
【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑫】バラシを防ぐやり取りをしよう!

初心者サーフ講座の記事一覧

ABOUT ME
ミナギマン
ミナギマン
遠州灘サーフアングラー
1994年生まれ。出身は兵庫県で海を求めて静岡県磐田市に移住してきました。サーフフィッシングを楽しんでいる遠州灘サーフアングラーです。YouTubeでも活動しており、伊良湖から磐田までをフィールドとしています。
記事URLをコピーしました