サーフのマイクロベイトパターンを攻略せよ!おすすめのルアーと狙い方。
春のサーフって結構難しいよね
マイクロベイトを攻略しないとね!
春という季節は、ヒラメ釣りの人気シーズンの一つであり、その名が示す通り、「春ヒラメ」という言葉が存在するほどです。
しかし、春はベイトが小さいことが多く、マイクロベイトという小さな魚を捕食していることが多いです。このマイクロベイトはかなり小さいので、ルアー選びも難しくなります。
今回は、春のサーフの、マイクロベイトパターンの攻略法を紹介したいと思います。
春のベイト
春のヒラメが捕食するベイトについてご紹介します。河口付近には、以下のようなベイトが多く集まります。
ハクやイナッコ(ボラの稚魚)は、10月から1月ごろにボラが沖で産卵し、孵化した稚魚(ハク)が数センチ程度に成長して河口付近に集まります。春はまた、バチと呼ばれるゴカイなどが産卵する時期で、このゴカイなどを食べるボラの幼魚であるイナッコ(10cm~20cm前後)も河口に集まります。これらのベイトを狙って、ヒラメも集まります。
稚アユは、アユの稚魚です。アユは10月から12月ごろに川の上流や中流で産卵し、卵は川の流れに流されて河口や海まで運ばれます。河口付近や海で成長した稚アユは、一旦河口に集まります。その後、サイズが近い稚アユ同士が群れを作り、遡上を開始します。この稚アユを食べるために、ヒラメが集まります。
イワシは、春の後半頃から接岸してきます。水温によって接岸は不安定ですが、群れがいるときにはヒラメも近くにいる可能性が高まります。
サッパも、イワシとほぼ同じ時期に群れで接岸します。
マイクロベイトパターンとは
3月も半ばを過ぎると、波打ち際に約3センチの小さな魚が目立ち始めます。これは一般的にシーバスなどが好むマイクロベイトのパターンです。
遠州灘では、魚がシラスを捕食することがよくあり、実際にこの時期以外でも同様の状況が見られます。3月にヒラメを釣りましたが、その中には大量のシラスが入っていました。
しかし、春のサーフでのマイクロベイトは明らかにシラスと異なります。これは約3センチの小さな魚です。SNSでの調査によると、これらはおそらくハクの若魚のようです。
アングラーを悩ませる「マイクロベイトパターン」は、小さなベイトフィッシュを偏食し始めた魚が、捕食しているベイトよりも大きなものを見切ったり、あるいは見向きもしなくなることによって発生します。この場合、ナブラにルアーをキャストしても、ルアーの大きさがベイトとの大きさとマッチしていなければ、魚に見切られてしまいます。
マイクロベイトパターン攻略法
マイクロベイトパターンにはブレードが有効!?
マイクロベイトパターンでのキラメキ効果は非常に有効です。マイクロベイトを捕食する際に、サイズよりも光の輝きが重要であると考えています。
ブレードはマイクロベイトパターンにおいて非常に効果的です。ブレードから放出されるキラキラとした光は、さまざまな方向に反射し、周囲にアピールします。また、ブレードの回転による波動も重要で、大きなベイトよりもマイクロベイトに近い振動を生み出し、バイトを誘発します。
タングステンジグが効果的
マイクロベイトパターン攻略には、タングステンジグの活用が重要です。タングステン製のジグは一般的なジグよりも高比重であり、同じウエイトでもシルエットを大幅に小さくできます。これにより、マイクロベイトにサイズを近づけることができ、食いつきも良くなります。高価な面があるものの、ルアーボックスに1つか2つ忍ばせておくと、マイクロベイトパターン時はもちろん、潮流が速い時や強風時にも効果的です。最近では様々なメーカーがタングステンジグを販売しており、選択の幅が広がっています。マイクロベイトパターンを攻略するのであれば、シルエットの小さなものを選ぶことが良いでしょう。カラーはイワシやシルバー系が効果的です。
ジグサビキも効果的
ジグサビキもマイクロベイトパターン攻略の重要な要素です。基本的な釣り方は普通のショアジギングと変わりませんが、釣果が出ない場合やお土産確保としても有効です。実はマイクロベイトパターン時にも効果的です。ナブラが立っている場合は、ナブラの進行方向か向こう側にキャストし、少し沈めてからただ巻きしたりリフトアンドフォールさせると良いでしょう。ナブラが立っていない状況でも、ボトムまで沈めてから普段のショアジグと同様にアクションさせるだけです。
ライトなタックルで軽量なジグを使う
ライトなタックルで、20g前後のジグを使用します。エギングタックルやシーバスタックルなどの釣り方で手軽に行え、ジグのサイズが小さいため、マイクロベイトパターン時に効果的です。一部の釣り具メーカーでは専用のロッドも販売していますが、既存のエギングタックルやシーバスタックルをそのまま使用できるところもあり、手軽です。
※ マイクロベイトパターンをエギングタックルやシーバスタックルで手軽に攻略できますが、エギングタックルの0.6号や0.8号といった細いメインラインを使用する場合、青物が掛かった際やドラグをしっかりと設定していない場合は、簡単にラインブレイクする可能性があります。
マイクロベイトパターンおすすめルアー
JETTROW(ジェットロー)
伝統漁具であるヒコーキを参考にした本体と、同じく弓角を参考にしたバディから構成されているジグやプラグに次ぐ、主力としての活躍に期待の出来るルアーです。
天秤形状をした本体が、シラスサイズのマイクロベイトをより遠くまで運んでくれるため、マイクロルアーをヘビールアー並みの飛距離での遠投が可能で、小さいシルエットのルアーは飛ばないを克服したルアーで、全長が160cmと10ft前後の竿であれば扱いやすいサイズ感となっています。
丸呑みスピン
サワラやタチウオが回っているなら、ダイワの丸呑みスピンがおすすめです。
丸吞みスピンは長いクリアボディの先端にラインを通すことのできる設計になっているのが分かると思います。これは後方にあるベイト部分とラインを離すことを目的としています。魚が食いついてくるのは後方のベイト部分です。ベイトを丸呑みしてもラインが通っているのは先端部分であるため、歯が当たることがありません。歯の鋭い魚がラインを噛みちぎってバラしてしまう事例はよく起こります。丸吞みスピンはそんなラインブレイクの可能性を可能な限り下げるルアーを開発したのです。
ドラッグメタルTG
最適な小粒なタングステンは、マイクロベイトに着いているヒラメに最適です。比重の重いタングステンボディは、潮の速い状況でも活躍してくれます。新色のホログラムカラーは、浅場で活発にベイトを追い回している状況で威力を発揮します。一方、ホロを嫌う状況では、マットカラーがオススメです。シルエットが強調されるマットカラーは、甲殻類を捕食しているヒラメに適しています。ホログラム・マットの使い分けで釣果に差をつけましょう!
フリッパーiT38(最新)
フリッパーiT38はタングステンを内蔵し、コンパクトなデザインで高比重となっています。これにより、飛距離が向上し、ボトムトレース力もアップします。Z24サイズのボディの後方内部にタングステンを組み込むことで、自重が38gになり、優れた飛距離性能が実現します。さらに、沈みが早く浮き上がりにくい構造で、波や風が強い状況でも安定して使えます。ラインアイの位置も最適化され、水平に近いスイム姿勢を実現し、レンジキープ力が向上します。
ジャンプライズ ぶっ飛びスプーン
ぶっ飛びスプーンもサイズは小さいので、マイクロベイトパターンに使えます。
ぶっ飛びスプーンは様々な魚種を狙えることができ、フラットフィッシュから青物まで幅広く狙うことができます。さらに飛距離がぶっ飛びますので、使う機会が非常に多いルアーになります。カスタマイズ性も高いので、サーフ上級者にも人気です。
モンスターショット60Sが登場!?
あの人気なモンスターショットがマイクロベイトパターンに対応すべく、60cmのモデルを開発という情報が入ってきました!これはかなり使えそうですよね!続報を待ちましょう!
ルアーのアクション
この春の時期はヒラメの活性は低いことを覚えておいてください。
重要なのは、ルアーのアクション方法です。あまり高いレンジで速い動きで攻めすぎないようにしましょう。夏から秋のシーズンであれば、ボトムから1mくらいまでの範囲を単に引いてもヒラメは釣れますが、冬から春の時期はよりボトム近くを攻めたり、ルアーを細かくリフトフォールさせたりして縦の動きを意識する必要があります。
また、ヒラメが食ってこない場合は、海底にルアーを落とし込むようにイメージし、着底からのワンアクションで食わせるように意識してみましょう。活性が高い場合は、横にルアーを引っ張ると良いサイズのヒラメが釣れることもありますが、活性が低くなると横方向の動きにヒラメがついて来れなくなることがあります。
釣れない場合は、横方向の動きをスローにしたり、ルアーを細かく操作したりすることで調整し、ヒラメが必要以上に移動しなくても捕食できるように考えてください。
また、春の時期になるとマゴチも増えてきます。ボトム周辺を意識して狙うと、ヒラメだけでなくマゴチも多く釣れて楽しめます。
おすすめタックル
24ツインパワー
24ツインパワーは、ステラに搭載されている最先端の技術、インフィニティクロス、インフィニティドライブ、インフィニティループ、デュラクロス、アンチツイストフィンを搭載。
特に注目されているのが、「インフィニティループ」という機能です。この機能は、22ステラに導入されたもので、23ストラディックには搭載されていませんでした。インフィニティループは、スプールを非常に密にラインで巻き取る機能で、ハンドルを回すとスプールの上下動が遅くなり、ラインが非常に密接に巻き取られます。この状態でキャストすると、ラインの放出時の抵抗が大幅に減少し、スムーズなキャストやラインの放出が可能になります。
サーフでは4000XGがおすすめです。
24オーバーゼアEX
まず、オーバーゼアEXの細身のブランクにより、遠投性と操作性が向上しています。この性能を実現するために、X45Xブランクが採用されています。このブランクは、先端から45°のカーボンバイアスクロスが組み込まれており、ねじれ剛性が向上しています。また、V-JOINTαによって、ジョイント部には高強度素材のナノアロイが使用されています。これにより、ジョイント部が薄くなり、ブランク全体が細くなることで、振り抜きの良さと操作性が向上しています。
次に、オーバーゼアEXは軽く感度の高いガイドを特長としています。AGS_castシステムにより、通常のチタンと比較して約3倍の剛性を実現しています。また、チタンよりも軽量であり、ブランクに当たりや水中の情報がより繊細に伝わるようになっています。
まとめ
今回は春のサーフフィッシング、マイクロベイトパターン攻略法について紹介しました。
最近ではマイクロベイトに特化したルアーが色々販売されているので、迷うことは少なくなりました。ジャッカルのジェットローは去年発売され、結構人気があります。
みなさんも春のマイクロベイトパターンを今回紹介したルアーで攻略してみてください!