【サーフ講座】フローティングミノーとシンキングミノーの使い分け。

ミナギマン

シンキングミノーとフローティングミノーはどうやって使い分ける?

ミナギマン
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時と場合によって使い分けるのが釣果を上げるポイントだよ!

ひらめっち
ひらめっち

シンキングミノーとフローティングミノー、名前からもその特徴が伺えますが、実際にはどのように使い分けるべきなのでしょうか?

シンキングミノーは、その名の通り水中に沈むタイプで、深い水域や底近くにいる魚を狙う際に有効です。一方、フローティングミノーは水面近くに浮かぶタイプで、浅い水域や水面付近を泳ぐ魚を狙うのに適しています。

初心者の方は、これらの違いを「なんとなく」知っているかもしれませんが、実際にはその違いを理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。

シンキングミノーとフローティングミノーの使い分けは、釣果も大きく左右します。ぜひ、これらの違いを理解し、状況に応じたミノーを選んでください。

ミノーとは

ミノーは、魚の形状を模した人工のルアーで、先端部にはリップと呼ばれる透明な樹脂製の部品が取り付けられています。このルアーはアメリカで誕生し、初期の頃は木材を使って製作されていました。

時代が進むにつれて、科学技術の進歩により、より安価で加工しやすいプラスチック素材へと移行していきました。この変化は、ミノーの製造コストを下げ、多くのアングラーにとって手に入れやすいものとなりました。

ミノーの基本的な特性として、水面に浮く能力があります。これにより、水面近くを泳ぐ魚を模倣し、ターゲットとなる魚を誘うことができます。また、リップの形状や大きさによって、水中での動きや潜る深さが変わり、さまざまな釣りのシチュエーションに対応できるようになっています。

ミノーはその多様性と実用性から、世界中のアングラーに愛されているルアーの一つです。木製からプラスチック製への移行は、このルアーの歴史の中で重要な転換点であり、現代の釣り文化に大きな影響を与えています。

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フローティングとシンキングの見分け方

多くのミノーモデルでは、フローティングとシンキングのバリエーションが存在し、それぞれが「F」や「S」といった表記で識別されています。例えば、以下のような名称で区別されることが一般的です。

  • サイレントアサシン125F
  • サイレントアサシン125S

この場合、「F」はフローティングタイプを、「S」はシンキングタイプを意味しています。このような表記法により、アングラーは簡単にルアーのタイプを識別し、釣りの状況に応じて適切な選択をすることができます。

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フローティングミノーの特性

フローティングミノーは、文字通り水面に浮く性質を持っており、ミノーの中でも基本的なタイプと言えます。

特徴

  1. フローティングミノーは、その名の通り水面に浮きます。
  2. 水面に浮くため、高波の影響を受けやすいです。荒れた海では、波の影響でラインが緩み、フッキングミスやバラシの原因となることもあります。
  3. 釣りでは、どれだけ広い範囲を探れるかが重要ですが、フローティングミノーは飛距離が出にくい傾向があります。シンキングミノーと比較すると、その差は一目瞭然です。
  4. 強風の日には、風の抵抗を受けやすく、投げる際に不利になります。

いつ、どこで使う?

  • 風や波の影響を受けやすいため、穏やかな条件下での使用が最適です。
  • 水深が浅い場所では、フローティングミノーの特性を最大限に活かせます。釣り初心者にとっては、根掛かりのリスクが少なく、安心して使用できるでしょう。

狙える魚種としては、水面直下から中層を回遊する魚や、浅い場所にいる魚が効果的です。代表的な魚種としては、シーバス、ワカシ・イナダ、ヒラメなどが挙げられます。フローティングミノーを上手く使いこなすことで、これらの魚種を効率的に狙うことができるでしょう。

シンキングミノーの特性

シンキングタイプのミノーは、その名の通り水に沈む性質を持っています。では、シンキングミノーにはどのような特性があるのでしょうか?

特徴

  1. シンキングミノーは水中に沈むため、内部に重りが組み込まれています。フローティングミノーと比較すると、その重さの違いが明らかです。
  2. 水中に沈む際には、左右に揺れる動きを見せます。これにより、周囲の魚に対して効果的にアピールできます。特に、光を反射する装飾が施されている場合、そのアピール力はさらに増します。(フラッシュブーストなど)
  3. 風の影響を受けにくく、重量があるため、フローティングミノーよりも飛距離が出やすいです。ただし、メタルジグのような飛距離は期待できません。
  4. 水中に沈むため、海底近くまで探ることが可能です。また、巻き上げることで表層を泳がせることもできるため、海底から表層まで幅広い水深を狙うことができます。

いつ、どこで使う?

  • 飛距離が出るため、遠くまで投げることができます。大きなフォルムと沈む際のアクションにより、広範囲に渡って魚に発見されやすくなります。
  • 海底まで沈むため、海底付近の魚を狙うのに適しています。ただし、潮の流れが穏やかな場所での使用が望ましいです。

狙える魚種は多種多様で、根魚も狙うことが可能です。シンキングミノーは、ただ巻きでも、アクションを加えながらでも効果的に使用できるため、さまざまなアプローチで魚にアピールしてみましょう。

ヘビーシンキングミノーとは

ヘビーシンキングミノーは、サーフでのヒラメやシーバス、青物の狙い、さらには淡水での渓流トラウト釣りにも幅広く活躍するルアーです。フローティングミノーや通常のシンキングミノーとの使い分けについて疑問を持つ方も多いかもしれません。

ヘビーシンキングミノーの特徴

  • 圧倒的な飛距離: 通常のシンキングミノーよりも重量があり、その結果、驚異的な飛距離を実現します。これにより、遠くのターゲットにも容易にアプローチできます。
  • バイブレーションやメタルバイブとの使い分け: 飛距離が出るバイブレーションやメタルバイブと比較して、レンジやアクションの面で使い分けることが可能です。
  • 急流でも安定: 渓流釣りでは、急流によってフローティングミノーが水面に浮き上がってしまうことがあります。しかし、ヘビーシンキングミノーは流れの中でもしっかりと水を掴み、安定したアクションを見せてくれます。

使い分けのポイント

  • 遠投が必要な場合: 遠くのポイントや沖合いのターゲットを狙う際には、ヘビーシンキングミノーが最適です。
  • 深いレンジを探る: 深い水層にいる魚を狙う際にも、ヘビーシンキングミノーの能力が活かされます。
  • 急流や強風の中で: 流れが速い渓流や風の強い状況下でも、ヘビーシンキングミノーは安定したパフォーマンスを発揮します。
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飛距離とアクション

フローティングミノーとシンキングミノーでは、ルアーの飛距離とアクションに違いが見られます。

フローティングミノーは、浮力を確保するために、同じサイズのシンキングミノーよりも軽量に設計されています。このため、飛距離を出すのが若干難しくなる傾向があります。しかし、その反面、リップが水をしっかりと捉えるため、シンキングミノーより大きな動きを見せることが多いです。

一方、シンキングミノーは、フローティングミノーよりも飛距離を出しやすい特性を持っています。これは、重量が重いため風の影響を受けにくいからです。しかし、その重量が動きを鈍くする要因ともなります。フローティングミノーが前傾姿勢で水を捉えるのに対し、シンキングミノーは頭を上げる姿勢を取るため、リップが水の抵抗を捉えにくくなります。その結果、シンキングミノーは重くなるほどアクションが鈍くなる傾向があります。

結論

フローティングミノー

特徴:

  • 水面に浮く性質を持つ。
  • 水面近くや中層を狙うのに適している。
  • 高波や強風に影響されやすい。
  • 飛距離が出にくい傾向がある。

使い分け:

  • 比較的穏やかな天候や水面の状況で効果的。
  • 浅い水域や水面近くを回遊する魚を狙う際に適している。
  • 根掛かりのリスクが低いため、初心者にも扱いやすい。

シンキングミノー

特徴:

  • 水に沈む性質を持つ。
  • 深い水層を狙うのに適している。
  • 風の影響を受けにくく、飛距離が出やすい。
  • 沈む際のアクションで魚を誘うことができる。

使い分け:

  • 風が強い日や広範囲を探る際に有効。
  • 深い水域や海底近くを回遊する魚を狙う際に適している。
  • 潮の流れが穏やかな場所での使用が推奨される。

使い分けのポイント

  • 状況に応じて選ぶ: 天候、水深、魚の活性状況などを考慮して、フローティングかシンキングかを選ぶ。
  • 目的に合わせて選ぶ: 狙う魚種や釣り場の特性に合わせて、適切なミノーを選ぶ。
  • 経験を活かす: 釣りの経験を積むことで、より効果的な使い分けが可能になる。

おすすめミノー

おまけ サスペンド

多くのミノーはフローティングかシンキングのいずれかに分類されますが、稀に「サスペンド」と称されるタイプも存在します。このサスペンドタイプのルアーは、フローティングのように水面に浮かぶわけではなく、またシンキングのように深く沈むわけでもありません。特徴的なのは、一定の深さまで沈んだ後、それ以上沈むことなく水中で静止する能力です。

淡水でのバスフィッシングでは、サスペンドタイプのルアーが比較的ポピュラーな選択肢となっています。しかし、海釣り、特にシーバスフィッシングやサーフフィッシングのように塩分濃度が高い環境では、ルアーの浮力が微妙に変化するため、サスペンドタイプのミノーはそれほど一般的ではありません。

塩分濃度によってルアーの浮力が変わるため、特定のフィールドに慣れていないと使いこなすのが難しいとされています。このような理由から、サスペンドタイプのミノーは一部のアングラーに敬遠されることもあるかもしれません。

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まとめ

ミノーというカテゴリーのルアーは、その多様性が特徴です。リップの形状やサイズ、フローティングかシンキングか、重心の種類(固定か移動か)、ボディの形状(曲面か平面多角か)など、さまざまな要素の組み合わせによって、多種多様なルアーが設計されています。

しかし、市場には数え切れないほどのミノーが存在し、中には「これらの違いは何だろう?」とアングラーが区別できないような似たようなミノーも多くあります。アングラーにとっては、選択肢が多すぎて「どれを選べば良いのか?」と悩むこともしばしばです。

結論としては、どのミノーを選んでも基本的には問題ありません。しかし、重要なのは、ミノーに組み込まれた機能の組み合わせが無限にあることを理解し、それらの機能を意識して選択することです。

必ずしもすべての機能を備えたミノーを揃える必要はありませんが、リップの形状やサイズ、フローティングかシンキングかといった違いがもたらす機能の違いを理解することは、適切なミノー選びにおいて重要となります。

ABOUT ME
ミナギマン
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遠州灘サーフアングラー
1994年生まれ。出身は兵庫県で海を求めて静岡県磐田市に移住してきました。サーフフィッシングを楽しんでいる遠州灘サーフアングラーです。YouTubeでも活動しており、伊良湖から磐田までをフィールドとしています。
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