【初心者サーフ講座 ヒラメ編⑩】ヒラメ釣りでのフッキングを極めろ!
ヒラメのフッキングが難しい!
しっかりフッキングしないとばれやすくなるよ。
ヒラメやマゴチはアタリがあるとはいえ、かかったあとのやりとりが難しく、バラシてしまうことがよくあります。
アタリ自体も少ない魚ですので、大切なバイトを逃さないよう、正しいフッキングの方法を覚えることが大切です。この記事では、私が普段気をつけている基本的なポイントをお伝えします。
フッキングとは
釣りにおける「フッキング」とは、魚がエサやルアーを口にした瞬間に、釣り針を魚の口の中にしっかりと刺す行為を指します。このフッキングの技術は、釣果を大きく左右する重要な要素となります。
フッキングの際には、ロッドを魚の反対方向にしっかりと引き上げることで、釣り針を魚の口の中にしっかりと刺します。しかし、力加減が強すぎると魚が逃げてしまうこともあるため、適切な力加減が求められます。
また、フッキングの成功率を上げるためには、使用するフックの種類やサイズ、魚の活性などの条件を考慮することも重要です。特に、釣り針の鋭さはフッキングの成功率に大きく影響するため、定期的に釣り針の状態をチェックし、必要に応じて新しいものに交換することがおすすめです。
フッキングのタイミング
フッキングのタイミングは、魚の種類や使っているルアー、エサによって異なります。例えば、ヒラメやマゴチのような魚はアタリがあっても、その後のやり取りが難しいため、少し遅めなタイミングでフッキングを行っても問題有りません。一方、バスやブルーギルのような魚は、アタリを感じたらすぐにフッキングを行うのが一般的です。
噛みつき型バイトと吸い込み型バイト
魚のバイトスタイルには大きく2つのタイプがあります。一つは「吸い込み型のバイト」で、青物や根魚などがこれに該当します。これは餌を水ごと吸い込むスタイルです。もう一つは「噛みつき型のバイト」で、ヒラメやタイがこれに分類されます。
特に「噛みつき型のバイト」をする魚は、フッキングのタイミングが難しく、バラシやすい傾向があります。具体的には、ヒラメのような魚はルアーを完全に口の中に吸い込むことは少なく、フッキングを誤ると、フックが魚の口に入らずにミスをすることがあります。このため、ヒラメのフッキングは少し難易度が高いと言えます。
一方、吸い込み型のバイトの魚は、ルアーが魚の口の中にスムーズに入るイメージです。しかし、ヒラメのような噛みつき型の魚は、ルアーが完全に口の中に入る確率は低いのです。このような捕食スタイルの違いから、ヒラメのフッキングは特に難しいと感じられることがあります。
ヒラメの口
ヒラメやマゴチは口が非常に硬く、伸縮性も少ないため、しっかりとしたフッキング動作をしないと、フックが口に刺さりにくいです。アタリを感じたとしても、魚の抵抗を一瞬だけ感じて、すぐにバラしてしまうことがあります。さらに、口の肉が薄くてちぎれやすいので、強くフッキングしたり、雑にやり取りをすると、口が切れてしまい、バラシの原因となります。
ルアーごとのフッキングの違い
トリプルフックのプラグやワーム
トリプルフックがついているプラグやワームを使う時、基本的にはすぐに合わせるのがおすすめです。なぜなら、トリプルフックが複数ついていると、どこかのフックが魚に引っかかる確率が高まるからです。
トリプルフックが2つや3つついているルアーを使う場合、ヒラメの口の中や外でフックを当てるイメージで、早めに合わせるのがポイントです。
シングルフックのジグヘッド
一方、シングルフックのジグヘッドを使う場合は、ちょっと注意が必要です。ヒラメがバイトしても、すぐに合わせるとフックが外れやすくなることがあります。そんな時は、ヒラメのバイトを感じたら、リールをゆっくり巻きながら魚との距離を詰め、数秒待ってから合わせると良いですよ。
ヒラメは、変な動きをしなければ、すぐにルアーを離さない性格です。だから、もしルアーを吐き出しても、焦らずに待っていれば、再びバイトすることが多いですよ。
メタルジグ
最後に、メタルジグについてお伝えします。トリプルフックがついているメタルジグは、すぐに合わせても大丈夫です。しかし、アシストフックとリアフックがついているメタルジグは、合わせるタイミングが難しいことがあります。特に、ジグがフォールしている時にヒラメがバイトすると、リアフックが引っかかりやすくなります。そのため、バイトを感じたら、ジグを少し動かしてから合わせると、アシストフックに引っかかりやすくなります。
ただ、この方法は慣れが必要です。初心者の方は、すぐに合わせることをおすすめします。
バラシを減らすには?
ヒラメ釣りでのバラシやフッキングミスについて、悩む方も多いと思います。そんな時、自分がおすすめするのは、フックの選び方に注目することです。フックの形や種類によって、フッキングの成功率や魚をしっかりとばらさないキープする能力が変わってきます。
特に、オーナーのSTX-45ZNというフックをおすすめします。私も様々なフックを試してきましたが、このフックを使うと明らかにバラシが減り、キャッチ率がアップしました。このフックは、ストレートな形が特徴で、フッキングがとてもしやすく刺さりやすい印象です。特別なフトコロ形状がヒラメやマゴチの身切れを効果的に防ぎます。
私は、特定のメーカーを推すわけではありませんが、このフックはかなり良いと思います。現在のヒラメ釣りで使っているフックを交換する際、自分は基本的にSTX-45ZNを選びます。
もし、今までのルアーのフックをそのまま使っていたり、安価なフックでバラシが気になっていた方は、フックの選び方を見直してみることをおすすめします。
まとめ
フッキングの成功は、釣果を大きく左右します。適切なフックの選択をすることで、ヒラメとのやり取りをよりバラシがなく楽しみながら釣り上げることができます。。失敗を恐れずに、様々な方法を試してみることで、自分だけのフッキング技術を磨き上げてください。