【初心者サーフ講座 ヒラメ編④】サーフでのウェーダーの選び方

ミナギマン

ウェーダーってなに?

ミナギマン
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まごじぃ
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サーフでは波が来るから、ウェーダーを履かないとびしょ濡れになるぞい

サーフの釣りには、ウェーダーが必須の装備となります。サーフの釣りは、自然を直接感じることができる魅力的な釣りですよね。ウェーダーは波に濡れても内部が濡れないように設計されており、サーフの釣りにおいては不可欠なアイテムです。

ウェーダーを履かずに釣りをする場合、水深が深い箇所では後ろに下がることになり、ルアーを飛ばす飛距離も低下してしまいます。釣果を上げるためにも、ウェーダーは必要不可欠なアイテムと言えます。ここでは、サーフの釣りを始める初心者の方に向けて、今回はおすすめのウェーダーやウェーダーの種類・選び方などを解説していきたいと思います。

ウェーダーとは

ウェーダーとは、胸まで覆う防水性のある長靴のことを指します。一般的に「胴長靴」として知られ、着用することで水に浸かっても身体が濡れることを防ぎます。主に海や川での釣りなどに用いられ、市場や漁師さんなどでも利用されています。

ウェーダーは使用する目的や環境に合わせて、適切なタイプや素材を選ぶ必要があります。たとえば、釣りに適したウェーダーは軽量で柔軟性があり、快適な移動が可能なものが適しています。

さまざまなメーカーがウェーダーを販売しているため、選ぶ際には悩むこともあるかもしれません。次に、ウェーダーの形状について見てみましょう。

ウェーダーの形状

サーフでのウェーダーは、波を被ることが多いので、基本的には【チェストハイウェーダー】を選ぶようにしてください。

チェストハイウェーダー

チェストハイウェーダーは、サーフフィッシングで一番オススメのウェーダーです。ウェーダーは胸の位置まで覆うタイプであり、サーフフィッシングで波を直接感じながら釣りを楽しむことが特徴です。しかし、チェストハイウェーダーを着用していても、稀に頭まで水を被ることがあります。サーフフィッシングでは服が濡れることで不快になるので、チェストハイウェーダーの使用をおすすめします。ただし、デメリットとしては蒸れやすく、動きにくくなる点が挙げられます。

ウエストハイウェーダー


ウエストハイウェーダーは、腰まで覆うウェーダーの一種です。サーフで使用することもできますが、大きな波がある場合にはやや水をかぶることがあります。そのため、湖や川など水深が浅い場所での使用には特におすすめです。ウエストハイウェーダーの利点は、上半身が蒸れにくくなることです。

ヒップウェーダー

潮干狩りや渓流釣りを楽しむ方には、こちらのヒップウェーダーが適しています。このタイプはスネくらいまでの水深を想定しているため、上手に対応できます。一方で、サーフではあまりおすすめできません。

ウェーダーの素材

透湿防水素材

通気性のある透湿防水素材のウェーダーを選ぶと、基本的に快適に過ごせます。夏場は少し蒸れることがあるかもしれませんが、オールシーズンに使用でき、バランスの取れた素材です。透湿性が優れているため、蒸れを避けたい方にもこの素材を選ぶことをおすすめします。サーフ用のウェーダーも基本的にこの素材が多くのラインナップに含まれています。

クロロプレン

クロロプレンはウェットスーツなどと同じ素材であり、特に保温性に優れています。真冬のサーフなどでは、寒さが厳しく同じように感じる方には、クロロプレン素材のウェーダーがおすすめです。価格も3つの素材の中で最も高くなります。

ナイロン

ナイロン素材は3つの中で最も安いです。ただし、透湿性がないため蒸れやすくなります。軽量である一方、耐久性はあまり高くありません。ナイロン素材のウェーダーは、秋や春など、比較的涼しい季節に向いています。

ウェーダーを選ぶ際のポイント

サーフでのウェーダー選びには、以下の要点を考慮することが重要です。

  1. 耐久性: サーフでは波や岩、砂などの摩擦や負荷に耐える素材のウェーダーを選びましょう。クロロプレン素材が特に耐久性に優れています。
  2. 防水性: ウェーダーは完全に防水である必要があります。水が内部に入り込むと快適さや安全性に影響を及ぼす可能性があるため、しっかりとした縫い目や防水素材のウェーダーを選びましょう。
  3. サイズ感: ウェーダーのサイズがぴったり合っているかを確認しましょう。調整可能なストラップやベルトがあると、フィット感を調整できます。
  4. 保護機能: ウェーディング中に岩や流木に触れる可能性があるため、足や脚を保護する機能のあるウェーダーが良いでしょう。
  5. 動きやすさ: サーフでは陸上での動きやすさが重要です。ウェーダーで砂浜を歩くと体に負荷がかかるため、自分が動きやすいと感じるウェーダーを選びましょう。
  6. 保温性: 冬のサーフは朝マヅメが寒く、風も強いことがあります。快適な釣りをするためには、冬季には保温性の高いウェーダーを選ぶと良いでしょう。

靴底の種類

靴底の種類は3つあります。それぞれ適した場所がありますが、サーフでは基本的に【ラジアル】か【フェルト】がおすすめです。

ラジアルソール

サーフでは、ラジアルソールのウェーダーが最もおすすめです。特に岩場や滑りやすい場所に行かない場合は、ラジアルソールを選ぶことをおすすめします。その理由は、砂を洗い流しやすく、お手入れが容易であるためです。また、ラジアルソールのウェーダーは歩いていても軽く、一般的には安価な傾向にあります。

フェルトソール

サーフ以外の様々な場所に行く方には、最も汎用性があるフェルトソールのウェーダーがおすすめです。川やつるつるした場所、磯、そしてサーフでも使うことができます。ただし、フェルトソールは砂が付きやすく、グリップ力の低下の原因となることがあるので、定期的に洗うことを心掛けましょう。

フェルトスパイク

磯を主なフィールドとする方には、フェルトスパイクが最適です。磯は他のフィールドとは異なり、滑ってしまうと危険な状況に陥ることもあります。フェルトスパイクが付いていれば、しっかりとしたグリップを保持できるため、磯で釣りをする方にはフェルトスパイクのウェーダーを選択することをおすすめします。

おすすめメーカー

シマノ(SHIMANO)

「シマノ」は日本の大手釣り具メーカーで、世界的にも知名度が高いです。特にリール開発で高い評価を得ており、ロッドやルアーなど、さまざまな釣り道具を幅広く展開しています。ウェーダーも様々なタイプがあり、機能性も間違いありません。少し割高な印象があります。

ダイワ(Daiwa)

「ダイワ」は日本国内の大手釣具メーカーで、ロッドやリール、ルアーだけでなく、ラインやアパレル、小物など、幅広い釣り道具を提供しています。こちらもシマノ同様安心のメーカーですので、初めてのウェーダーはダイワでも問題ありません。

mazume

「マズメ」は、フィッシング向けアパレルを主に提供するブランドで、特にシーバスやオフショア向けの釣り用ジャケットやライフジャケット(救命道具)、Tシャツなどを取り扱っています。

さらに、「mazume UNITED」として、プロアングラーの鈴木斉氏や大野ゆうき氏などがメンバーとして参加しており、彼らの意見やフィードバックが「マズメ」の商品開発に活かされています。

サーフでおすすめするウェーダー

チェストハイウェーダーエアボーン CHEST HIGH WADER AIRBORNE(ラジアルソール)

初心者には、DRESSのウェーダーが最もおすすめです。ラジアルソールを採用しているため、サーフ向きのウェーダーです。コスパが非常に優れており、価格と性能の両面で問題ありません。初めてのウェーダーとしては十分な選択肢です。素材はナイロンであり、少し蒸れることがあるかもしれませんが、定期的にセールを行っているため、要チェックです。

シマノ(SHIMANO) ハイパーウェーダー(チェストハイ・ラジアルソール) ブラック

初心者向けのスタイリッシュなウェーダーとして、シマノのハイパーウェーダーがおすすめです。スリムなシルエットとシマノのロゴが特徴で、釣りが上手に見える効果があります(笑)。見た目のカッコよさを求める方には最適なウェーダーです。

あら不思議!

ミナギマン
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ダイワ(DAIWA) フィッシングウェーダー タイトフィットラジアルウェーダー

初心者向けよりも少し高性能なウェーダーを求める方には、上記のダイワのウェーダーが最適です。価格が高すぎず安すぎず、手に取りやすい価格帯に設定されています。また、ラジアルソールが採用されているため、サーフでも歩きやすくなっています。透湿性はないものの、スタンダードなモデルでありながら耐久性にも優れており、コスパが良好です。個人的には、これが一番おすすめの選択肢です。

RBB アクアマックスサーフウェーダー

サーフ用ウェーダーで最高の性能を求める方には、リバレイのアクアマックスが最適です。他のウェーダーとは比べ物にならないほど歩きやすく、透湿性能も優れています。快適性を求めるなら、アクアマックスをおすすめします。透湿性能は最高クラスに優れています。

マズメ(Mazume) ゲームウェイダー Ver.2 サーフマニア

Mazumeのサーフ用ウェーダーも見逃せません。値段が手頃でありながら、サーフに特化した靴底を備えています。初心者からベテランのサーフアングラーまで、かなりおすすめのウェーダーです。透湿性能は犠牲にせずに、耐久性に優れたPVC素材を採用しているため、破れにくく頑丈なサーフウェーダーとなっています。細身のシルエットで、水中でも動きやすくなっています。

ダイワ(DAIWA) フィッシングウェーダー ブレスラジアルウェーダー

ダイワのウェーダーは透湿性能に優れています。四層の構造により、防水性と透湿性を両立させています。また、耐久性も優れており、万が一穴が空いた場合でも最小限の水滴で済むような設計になっています。初めから優れたウェーダーを持ちたい方にはおすすめです。

おまけ ビセオ(VICEO) G-TEXデニムウェダー


最後に面白いウェーダーを見つけました。なんとデニム素材のウェーダーですが、デニム素材といっても水を通さず、湿気を放出する素材『G-TEX』加工を採用しているので、性能は問題ありません。実際の性能はかなり優れています。ウェーダーにおしゃれさを求める方には面白い商品かもしれません。デニム好きの方は要チェックです。

最新のウェーダーがおすすめ

最新のウェーダーは最新のテクノロジーや機能を活用して、快適性が向上します。また、耐久性が向上し、長く使えるため、投資対効果が高いと言えます。

まとめ

ヒラメを狙い、離岸流や地形変化を求めてサーフで釣りをする場合、ウェーダーの選択が重要になってきます。歩きやすいウェーダーを選ぶことがポイントです。砂地をしっかりと踏み込めるソールとブーツ部の柔らかい素材が快適な使用に役立ちます。

また、汗をかいても快適に過ごせる素材や防寒対策に配慮された素材もありますので、これらも考慮することが大切です。

ABOUT ME
ミナギマン
ミナギマン
遠州灘サーフアングラー
1994年生まれ。出身は兵庫県で海を求めて静岡県磐田市に移住してきました。サーフフィッシングを楽しんでいる遠州灘サーフアングラーです。YouTubeでも活動しており、伊良湖から磐田までをフィールドとしています。
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