ナイトサーフは普段出会えない大物と出会う確率が高い!?青物も釣ることができるナイトサーフの魅力とは。
ナイトサーフって釣れるのかな?
大物に出会えるかもしれんぞい
これからナイトゲーム、ナイトサーフを始めたいアングラーはいるのではないでしょうか。
昼間の釣りと比較して、視界が限られる中での釣りとなりますが、これには特有のメリットがあります。例えば、大型の魚が釣れやすい、またはたくさんの魚が釣れることが多いなど。ナイトサーフ特有の魅力があります。
ナイトサーフの後に朝マズメを組み合わせるのもありですよね。今回はナイトサーフの魅力について紹介していきたいと思います。
ナイトサーフとは
ナイトサーフとは、主に夕暮れから夜明けまでの時間帯に行われるルアーフィッシングのスタイルです。この時間に釣りをすることで、日中の混雑を避けることができます。
最近、朝のサーフは非常に人気が高まっており、早朝3時ごろに到着しても駐車スペースが見つからないことがしばしばあります。ポイントに辿り着いても、他の釣り人との間隔が狭く、キャストする範囲に制限が生じることがあります。ルアーが他の人の釣り具と絡まるなどの問題が発生することもあります。また、サーファーとの間でトラブルが起こることもあり、特に週末にはどこへ行っても快適に釣りを楽しむのが難しくなっています。
一方で、ナイトサーフは昼間ほど混雑していないため、適切な場所を見つければ、キャストの自由度が高く、広範囲を探索することが可能です。また、夜に釣れる魚は大型のものが多いため、この点もナイトサーフの魅力でしょう。夜間の釣りは、昼間の混雑を避けつつ、大型の魚を狙うことができるため、ベテランアングラーはナイトサーフをすることが多いです。
ナイトサーフのメリット
夜のサーフは、昼間とは異なる特別な雰囲気があります。
ナイトサーフでは、ヒラメやコチなどのフラットフィッシュが浅瀬に近づきやすくなります。これは、釣り人が少なくなることで魚にかかるプレッシャーが減少するためです。通常、遠投が必要な大型の個体も、夜には手前に寄ってくることがあります。このため、食わせの能力が高いワームなどのルアーが有効です。
ナイトサーフでは、昼間よりも手前でのヒットが多くなる傾向があるため、ルアーをリトリーブする際は最後まで集中することが重要です。
ナイトサーフでは、アングラーがまばらであるため、左右にキャストすることも効果的です。人気のサーフフィッシングスポットでは、アングラーが多く集まる時間帯にお気に入りのポイントで釣りができないこともあります。夜になると、アングラーが帰宅し、狙っていた場所で釣りができる確率が高くなります。
サーフでの人混みが苦手なアングラーにとって、ナイトサーフはメリットが多いかもしれません。
ナイトサーフで出会える魚
ヒラメ
サーフ釣りの中でも特に人気のターゲットであるヒラメ。夜には60センチを超える大型のヒラメが釣れることもあります。大型サイズは警戒心が強いですが、夜には接岸することがあります。特に冬のナイトサーフでは、座布団サイズのヒラメを釣るチャンスも!
シーバス
秋から冬にかけてのナイトサーフでは、シーバスが代名詞的な存在です。コノシロなどの大きなベイトが接岸するタイミングで、超大型のシーバスを釣るチャンスもあるかもしれません。
マゴチ
ヒラメやシーバスが釣れるなら、マゴチも忘れてはいけません。強いヘッドシェイクで、釣りの楽しさを存分に味わえるターゲットです。
青物
夜であっても青物を釣ることができます。80センチを超えるブリクラスの青物は、その強烈な引きで知られています。
夢の大物!
最近では遠州サーフでオオニベが安定して接岸しています。宮崎でしか釣れないと思われていた夢のターゲットが、遠州エリアでも釣れるようになりました。一生の思い出に残るような大魚との出会いは、夜のサーフでのチャンスが高まります。
タチウオ
遠州灘サーフでは冬になるとタチウオが釣れだします。ドラゴンサイズを釣ることも可能です。
ナイトサーフで青物
夜のサーフゲームでも重要なのは、やはりベイトの存在です。特に青物などの回遊魚を狙う際には、ベイトの有無が釣果に直結する重要なポイントとなります。
ベイトの種類によって釣果の期待度が変わることがあります。
例えば、ボラ(イナっ子)がいる場合の期待値は約30%、サッパがいる場合は50%、コノシロがいる場合は70%、カタクチイワシやマイワシがいる場合は80〜90%といった具合です。
私の住む遠州地域ではコノシロが特に人気です。コノシロがいれば、釣果のチャンスは大きくなります。
ナイトサーフでの注意点
ナイトゲームでは、特に足元の安全に注意が必要です。堤防での夜釣りとは異なり、サーフでは足場が不安定で、ぬかるんだり砂に足が埋まったりすることがあり、転倒するリスクが高まります。
サーフの特性上、足が砂にはまりやすく、これがナイトゲームでのランガン(移動しながらの釣り)を敬遠する原因になることもあります。しかし、ナイトゲームを楽しむ際は、安全を最優先に考え、できれば単独での釣行は避けるべきです。
また、真っ暗なサーフでは視認性が低下します。堤防釣りでも同様の問題はありますが、場所によっては夜間でも明かりが届きやすいエリアと届きにくいエリアが存在します。ナイトサーフを始めたい方は、夜間でも比較的視認性が良いサーフを選ぶことをお勧めします。
事前にいくつかのサーフを下調べしておくと、夜の雰囲気に慣れるのに役立ちます。安全なナイトゲームを楽しむためにも、事前の準備と注意は非常に重要です。
ナイトサーフおすすめルアー
夜釣りの最大の課題は、暗闇による視界の不明瞭さです。昼間であれば、ラインの軌道を追ってルアーの位置を確認することが可能ですが、夜間ではこれが難しくなります。そのため、ルアーの泳ぎや位置を判断する際には、手元の感覚が非常に重要になります。理想的なルアーは、軽すぎず、重すぎない適度な抵抗感を持つものです。
抵抗感が軽すぎるルアーを使用すると、ルアーの位置が把握しにくくなり、ルアーがちゃんと泳いでいるかどうか不安になることがあります。逆に、抵抗感が重すぎると、引き波などによって竿が引き込まれ、ストレスを感じることがあります。
また、夜釣りには色や動きを含め、アピール力の大きいルアーが推奨されます。広大なサーフで、視認性が低い夜間には、魚に対してしっかりとアピールできるルアーが望ましいです。黄色や白などの派手な色を使用すると、ルアーの回収時やキャスト時に目視しやすくなります。
下記の3点のルアーは実績もあり、使いやすくておすすめです。
ウェッジ120S
かっ飛び棒 シャローライト
オーバードライブ120S レーザーインパクト
ひとことアドバイス
ナイトゲームでは、ゆっくりとしたただ巻きが基本です。具体的には、ハンドルを1秒に1回転させるくらいのスピードで巻くことをおすすめします。このスピードを意識してルアーを操作してみてください。
もちろん、波や風の状況によっては、このスピードではルアーの抵抗を感じにくいこともあります。そのような場合は、巻くスピードを少し速めても大丈夫です。重要なのは、ルアーの抵抗を感じるギリギリのラインを意識することです。
オオニベにもゆっくりとしたアピールが有効です。
まとめ
ナイトゲームは初心者や経験の浅い方には必ずしも推奨されるものではありませんが、中級者以上のアングラーにとっては、サーフでのナイトゲームで大物を釣るチャンスがあるかもしれません。
ナイトサーフにまだ挑戦したことがない方や、この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ一度試してみることをお勧めします。夜の海での釣りは、昼間とは一味違った魅力がありますので、安全に注意しながらナイトサーフを楽しみましょう。