PEラインの4本と8本の違いは何?初心者のためにそれぞれ特徴を分かりやすく解説!
やっぱり、大物を狙うなら8本編みだよね!
確かに、編み数も重要だけど、それ以外にも着目すべき点がいっぱいあるんだけどね。
えっ!?そうなの!?
みなさんは、PEラインを選ぶ際に、何を重視して購入していますか?
まず、どんな釣りに使うのか、そしてターゲットの大きさ、価格も重要なポイントですよね。ですが、それ以外にも注目すると、よりルアーを思い通りに操れたり、持ちにも関係してくるポイントがあります!
そこで、この記事では編み数の違いによる特徴を中心に、おすすめのPEラインも紹介していきます!
4本編みのPEライン
- スレに強い
- 価格が安め
- 根魚など岩場での釣りに適している
4本編みPEラインの特徴は、細さです。この細さは、風の影響を受けにくいため、ガイドに絡まったりするなど、ライントラブルも起こりにくいです。
細いラインであることから、わずかな変化や当たりを手元に伝えやすくなります。これは特に、堤防からの五目釣りやロックフィッシュを狙う際などで重要になってきます。魚の微妙な口当たりやルアーの動きの変化を敏感に感じ取ることができるため、タイミングよくアワセを入れたり、ルアーの操作を調整しやすいことが特徴の1つです。
4本編みPEラインのもう一つの特徴は、そのコシの強さです。8本編みと比較すると、4本編みは若干硬さがあり、ラインのコントロール性が高くなります。この特性は、精密なキャストや複雑なルアー操作を行う際に役立ちます。例えば、ピンポイントでルアーを落とし込む必要がある場合や、ジャークなどの激しい動きを伴うルアー操作を行う場合に、ラインのコシが効果を発揮します。
この低伸度特性は、フッキングの際に大きな利点となります。魚が掛かった瞬間、ラインの伸びが少ないため、素早くアワセを入れることができます。特に、硬い口を持つ魚や、遠距離でのフッキングを要する場合に効果を発揮します!
8本編みのPEライン
- 糸鳴りなどノイズが発生しにくい
- 飛距離が出やすい
8本編みPEラインの特徴は、滑らかさです。8本の繊維を緻密に編み込むことで、断面がより円に近い形状になります。この丸い断面形状により、ガイドとの接触面積が減少し、キャスティング時の摩擦が軽減されます。結果として、スムーズなライン放出が可能となり、キャスティングの飛距離や精度が向上します。
8本編みPEラインのもう一つの特徴は、その柔軟性です。4本編みと比較すると、より柔らかく扱いやすい特性を持っています。この柔軟性は、ラインの取り扱いを容易にし、特に初心者にとっては扱いやすいラインとなっています。
結び目の強度も8本編みPEラインの優れた特徴の一つです。編み目が細かいため、結び目がより安定し、強度が高くなります。これは、大物を狙う場合など、強い引きが予想される魚種を対象とする釣りにおいて重要な要素となります。
しかしながら、8本編みPEラインにもデメリットはあります。その一つが太さです。同じ強度の4本編みと比較すると、8本編みは若干太くなる傾向があります。この太さは、水中での抵抗を若干増加させ、極めて繊細な釣りにおいては不利に働く可能性があります。また、太いラインは風の影響を受けやすいため、強風時のキャスティングでは4本編みよりも不利になる場合があります。
そして、ベイトリールではラインが柔らかい分、バックラッシュする可能性が高まるため、ベイトリールでフルキャストすることを想定している場合は、注意が必要です。
もう一つのデメリットは、コストです。8本編みPEラインは製造工程が複雑なため、同じ強度の4本編みと比較するとやや高価になる傾向があります。
おすすめのPEライン
Tx8 200m/300m
まず紹介するのは、デュエルのTx8です!
このPEラインは8本編みで、超強力なT原糸を密編製法で仕上げたことで、耐久性と耐摩耗性が非常に高いPEラインになっています。
そのため、耐久性重視でラインを探している方に、特におすすめのPEラインです!
UVF PEデュラセンサー×4+Si²
そして、4本編みのPEラインでおすすめなのは、UVF PEデュラセンサー×4+Si²です!
こちらも、先ほど紹介したPEライン同様に、密巻きによって耐摩耗性や耐久性を向上させ、4本編みで発生しやすい糸鳴りに対しても、対策が施されています。
そのため、糸鳴りが軽減されていることから、キャスティング時など滑らかにラインが放出され、飛距離向上にも繋がっています!
ハードブル 8+
最後に紹介するのは、シマノのハードブル 8+です!
このPEラインは、ハリとコシを重視しており、ベイトリールでもキャスティングしやすいラインになっています!
このキャスティングしやすさを実現しているハリやコシによって、ガイド絡みといったライントラブルも発生しにくくなり、より使いやすいPEラインへと進化しています。
そして、ラインの表面にはMX2工法によってコーティングし、水を弾きやすく耐摩耗性にも優れています。
こうした点から、障害物の周りを攻める場面が多い方や、ベイトリールを使っている方、そしてライントラブルが発生しにくいラインを求めている方に、おすすめのPEラインであると言えます!
まとめ
この記事では、PEラインの4本編みと8本編みの違いについて紹介しました!
編む本数が多いから良いという訳ではなく、釣り方やターゲットの大きさ、そして比重や伸度など、様々な項目を見て、どれが使いやすいかを見極めることが重要になってきます!
ぜひ、本数以外にも注目してPEラインを購入し、釣りを楽しみましょう!