【2026年】クロマグロ釣りの新ルール|4月から届出制がスタート、30kg未満は周年採捕禁止。ショアジギングでメジが掛かったらどうする?知らないと違反になるポイント
冬の青物シーズン、ショアジギングやサーフで「マグロっぽい魚が釣れた!」という話を聞くことがあります。
実はクロマグロの釣りには、2026年から新しいルールが加わっています。知らないうちに違反しないように、ポイントをまとめました!

クロマグロは、資源を守るために国際的に漁獲量が管理されている魚。釣り人(遊漁者)にも、サイズや数、報告などのルールが決められています。
そして2026年4月1日からは、クロマグロ(大型魚)を釣るすべての遊漁者に「届出」が必要になりました。
クロマグロ遊漁のルール早見表

| ルール | 内容 |
|---|---|
| 小型魚(30kg未満) | 採捕は周年禁止 |
| 大型魚(30kg以上) | 1人2か月あたり1尾まで |
| 届出 | 2026年4月1日から、大型魚を釣るすべての遊漁者に届出制 |
| 報告 | 大型魚を陸揚げしたら、陸揚げした日から1日(翌日)以内に水産庁へ報告 |
| 採捕禁止期間 | 時期ごとの採捕数量を超えるおそれがある場合に設けられる |
| 販売 | 遊漁者が釣ったクロマグロを営利目的で販売するのは違反 |
① 30kg未満の小型魚は“周年”採捕禁止
愛知県の公式ページなどでは、「小型のクロマグロ(30kg未満)の採捕は、広域漁業調整委員会指示で周年禁止」と案内されています。
ショアジギングやサーフ、堤防で釣れる可能性があるのは、“メジ”や“ヨコワ”と呼ばれる小型のクロマグロがほとんど。これらは30kgにはまず届かないので、釣れても持ち帰ることはできません。
- できるだけ水中や水に近い場所でフックを外し、すぐにリリースする
- 長時間の撮影や、陸に上げて放置することは避ける
- フィッシュグリップやプライヤーを使い、素早く外せるようにしておく
- カツオやスマなど、ほかの魚と見分けがつかない時も、慎重に扱う
② 大型魚(30kg以上)は1人2か月あたり1尾まで
30kg以上の大型魚は、1人2か月あたり1尾までと制限されています。さらに、時期ごとに決められた採捕数量を超えそうな場合は、大型魚も含めて採捕禁止期間が設けられます。
たとえば2026年8月25日〜31日は、大型魚を含むクロマグロの採捕が禁止されました。釣りに行く前に、採捕禁止期間になっていないか確認することが大切です。
③ 2026年4月から「届出制」がスタート
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始 | 2026年4月1日 |
| 対象 | 2026年4月1日〜2027年3月31日の間に、クロマグロ(大型魚)釣りをするすべての遊漁者 |
| 期限 | 初めて釣りに行く日の前日(1営業日前)まで |
| 方法 | インターネット・LINE・メールなど(水産庁「クロマグロ遊漁の部屋」から) |
| 有効期限 | 2027年3月31日まで(その後は改めて届出が必要になる予定) |
| 届出番号 | 釣りの時に提示できるようにし、釣果報告にも使う |
遊漁船に乗る場合は遊漁船業者の届出も必要で、プレジャーボートで釣りに行く場合は、遊漁者と船の両方の届出が必要とされています。
水産庁の資料では、届出をしていない人はクロマグロを採捕できず、掛かった場合はすぐに放流しなければならないとされています。
④ 大型魚を釣ったら翌日までに報告
30kg以上の大型魚を陸揚げした場合は、陸揚げした日から1日(翌日)以内に水産庁へ報告が必要です。届出番号は報告にも使うので、すぐ分かるようにしておきましょう。
⑤ 釣ったクロマグロは売れない
遊漁者が採捕したクロマグロを営利目的で販売することは、広域漁業調整委員会指示に違反します。愛知県のページでは、自分が経営する飲食店で提供することも違反になる場合があると注意しています。
違反するとどうなる?
水産庁の資料では、届出をせずに採捕したことが確認された場合、大臣から指示に従うよう命令が出され、それに従わないと「1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金」の対象になるとされています。
「知らなかった」では済まないので、クロマグロが回遊する可能性がある海で青物を狙う人は、一度ルールを確認しておきましょう。
クロマグロと似た魚の見分け方
| 魚 | 見分けるポイント |
|---|---|
| クロマグロ(メジ・ヨコワ) | 胸びれが短く、第2背びれに届かない |
| キハダ | 成長すると第2背びれと尻びれが長く伸び、黄色みが強い |
| ビンナガ | 胸びれがとても長い |
| カツオ | 腹側に数本の縦じま |
| スマ | 胸びれの下あたりに黒い斑点 |
小さいうちは見分けにくい魚もいるので、迷ったらクロマグロとして扱い、リリースするのが安全です。
ショアの釣り人が気をつけたいこと
- メジ・ヨコワなど小型のクロマグロは、釣れてもリリース(30kg未満は周年採捕禁止)
- 陸からの釣りでも、クロマグロ遊漁のルールは関係する(釣り専門メディアでも、堤防など陸からの釣りを含めて対象と紹介されている)
- 大型魚を本気で狙う場合は、事前に届出をする
- 採捕禁止期間を確認してから釣りに行く
- カツオ・スマ・キハダなどとの見分け方を覚えておく
ショアジギングやトップでナブラを撃っていると、思わぬ魚が掛かるのが青物釣りの面白さ。だからこそ、掛かった時にどうするかを先に決めておくことが大切です。


ミナギマンの考察:ルールを守ることが、釣りを守ること
クロマグロは、一時期は資源の減少が心配された魚。今は管理の効果もあって回復傾向と言われていますが、そのぶん釣り人にも細かいルールが求められるようになりました。
面倒に感じる部分もありますが、ルールを守る釣り人が増えるほど、遊漁の枠も守られるはずです。ナブラの向こうにいるかもしれない“マグロ”のためにも、正しい知識を持っておきましょう。
“釣れても、まずリリース”──ショアの釣り人が覚えておきたい合言葉です。
ルールは年度ごとに変わることもあります。釣行前に水産庁の最新情報をチェックしてくださいね!

よくある質問
- 堤防やサーフで釣れた小さいマグロは持ち帰れる?
-
30kg未満のクロマグロは周年採捕禁止とされているので、持ち帰ることはできません。すぐにリリースしてください。
- 届出は誰が必要?
-
2026年4月1日から2027年3月31日の間に、クロマグロ(大型魚)釣りをするすべての遊漁者が対象です。初めて釣りに行く日の前日(1営業日前)までに届け出ます。
- 届出の方法は?
-
水産庁の「クロマグロ遊漁の部屋」から、インターネット・LINE・メールなどで届け出られます。
- 大型魚は何尾まで?
-
30kg以上の大型魚は、1人2か月あたり1尾までです。採捕禁止期間が設けられる場合もあります。
- 違反するとどうなる?
-
届出なしの採捕が確認されると命令が出され、従わない場合は1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金の対象になるとされています。
まとめ:2026年のクロマグロ遊漁ルール
- 30kg未満の小型魚は周年採捕禁止。メジ・ヨコワは釣れてもリリース
- 30kg以上の大型魚は1人2か月あたり1尾まで
- 2026年4月1日から、大型魚を釣るすべての遊漁者に届出制
- 大型魚を陸揚げしたら翌日までに水産庁へ報告
- 採捕禁止期間の確認と、営利目的の販売禁止にも注意

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