【ダイワ】サムライジグR SS(スロースイマー)|亜鉛合金の低比重ジグでスレた青物をゆっくり誘う!SB・通常版・Rスピンとの使い分け
最近のショアジギングは、ブレードジグの高速巻きと、ハイピッチジャークが主流ですよね。速く動かすほど釣れる。でも、みんなが同じことをしていると、青物はだんだんスレてきます。
そこでダイワが出してきたのが、あえて「ゆっくり見せる」ためのジグ、サムライジグR SS(スロースイマー)。素材は鉛ではなく亜鉛合金。この「重さの割に大きい」ジグがどんな場面で効くのか、僕の考えをまとめます!

サムライジグR SS(スロースイマー)は、ダイワのショアジギング用メタルジグ「サムライジグR」シリーズの新作。最大の特徴は、鉛ではなく低比重の亜鉛合金を使っていることです。
同じ重さでも、亜鉛は鉛より体積が大きくなります。つまり、同じ30gでもシルエットが大きく、沈むのがゆっくり。速く動かすのが当たり前になった今のショアジギングで、「ゆっくり見せる」という逆の発想で作られたジグです。
この記事では、スペックと特徴に加えて、鉛製のサムライジグR SB、通常のサムライジグR、ブレードジグのRスピンとの比較もしていきます。
サムライジグR SSのスペック

| ウエイト | 全長 | 素材 | フロントフック | リアフック | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20g | 81mm | 亜鉛 | イセアマ#13 | トレブル#8 | 1,000円 |
| 30g | 92mm | 亜鉛 | イセアマ#14 | トレブル#6 | 1,050円 |
| 40g | 102mm | 亜鉛 | イセアマ#14 | トレブル#4 | 1,100円 |
※ダイワ公式・LureNewsRの情報より。2026年9月登場。カラーは全10色です。
注目したいのは長さ。30gで92mm、40gで102mmあります。鉛製の通常のサムライジグRは40gで92mm。つまりSSは、30gで通常版40gと同じ長さ、40gならさらに1cm長いシルエットになります。
サムライジグR SSの特徴
① 亜鉛合金の低比重ボディ
亜鉛は鉛より軽い(比重が小さい)金属です。そのため、同じ重さでもボディが大きく、水の抵抗を受けてゆっくり沈み、ゆったりと動くのが特徴です。
鉛のジグは、速く沈んで鋭く動く。亜鉛のジグは、ゆっくり沈んでふわっと動く。同じ「メタルジグ」でも、魚に見せる動きはまったく違います。
② 後方重心で飛距離も確保

低比重のジグは空気抵抗が大きく、飛距離が落ちやすいのが弱点。サムライジグR SSは後方重心の設計で、低比重でも飛距離を確保しています。ボディの形と重心バランスを調整して、「遠くまで飛んで、遠くでゆっくり見せる」ことを狙ったジグです。
③ 大きいシルエットでベイトに合わせやすい
秋はイワシやサッパなど、10cm前後のベイトが増える季節。30gで92mmというサイズは、ちょうどそのくらいのベイトに合わせやすい大きさです。軽いタックルで、大きいベイトに合わせられるのは大きなメリットです。
- 亜鉛合金の低比重ボディで、ゆっくり沈んでゆったり動く
- 同じ重さでも鉛より大きいシルエット
- 後方重心で、低比重でも飛距離を確保
- 20・30・40g、本体1,000円〜1,100円、全10色
- フロントにイセアマ、リアにトレブルの2フック
なぜ今「ゆっくり」が効くのか
ここ数年、ショアジギングではブレードジグの高速巻きが一気に広まりました。たしかに速い動きは青物のスイッチを入れやすい。でも、どの釣り人も同じスピード、同じ動きを見せていると、青物はそれに慣れてくると僕は考えています。
そんなときに効くのが、「周りと違う動き」です。速い動きの中に、ゆっくりふわっと漂うジグが入ってくると、スレた青物にも違和感なく食わせられることがあります。
釣れない日は「もっと速く、もっと遠く」と考えがちですが、逆に「ゆっくり、長く見せる」ことで口を使う魚もいます。
人が多い堤防や、ナブラが沈んだ後の時間帯。そういう場面でこそ、スロースイマーを投げてみる価値があると思います。


ジグの素材による違い:鉛・亜鉛・タングステン
メタルジグは、素材によって性格が大きく変わります。サムライジグR SSを理解するために、ここを整理しておきます。
| 素材 | 比重 | 同じ重さのシルエット | 沈み方 | 得意な状況 |
|---|---|---|---|---|
| タングステン | とても重い | とても小さい | とても速い | 深場、激流、極小ベイト |
| 鉛 | 重い | 標準 | 速い | ほとんどのショアジギング |
| 亜鉛(SS) | 軽い | 大きい | ゆっくり | スレた魚、表層〜中層、大きめのベイト |
タングステンは「小さく、速く、深く」。亜鉛はその真逆で「大きく、ゆっくり、浅く」。鉛のジグを真ん中に置いて、タングステンと亜鉛を両側に持っておくと、シルエットと沈む速さを自由に選べるようになります。
価格の面でも、亜鉛はタングステンよりずっと安く、SSは30gで本体1,050円。ロストを気にせず投げられるのも、ショアジギングでは大事なポイントです。
サムライジグR SSが活きる場所と時間帯
- 人の多い堤防:みんながブレードジグや鉛ジグを投げている中で、違う動きを見せられる
- ナブラが沈んだ後:表層〜中層をゆっくり通して、まだ近くにいる青物に見せる
- 日中の澄み潮:速い動きを見切られやすい時間帯に、ナチュラルにゆっくり見せる
- 水深の浅いサーフや港湾:沈むのが遅いので、根掛かりしにくく、浅いレンジを長く引ける
逆に、水深の深い磯や、潮の速い場所では、底を取るのに時間がかかりすぎるので、鉛やタングステンのジグのほうが向いています。場所によって素材を選ぶのがおすすめです。

似ているジグと比較してみた
比較① サムライジグR SB(鉛・ショートボディ)
| サムライジグR SS | サムライジグR SB | |
|---|---|---|
| 素材 | 亜鉛合金(低比重) | 鉛 |
| 30gの全長 | 92mm | 64mm |
| 沈み方 | ゆっくり | 速い |
| シルエット | 大きい | 小さい(ショートボディ) |
| 得意な状況 | スレた青物、ゆっくり見せたい日、大きめのベイト | 小さいベイトを偏食する青物、深いレンジ |
| 本体価格(30g) | 1,050円 | 750円 |
同じ30gでも、SSは92mm、SBは64mm。約3cmも違います。この2つは、同じサムライジグRでも正反対の性格です。
僕なら、シラスやカタクチなど小さいベイトの日はSB、イワシやサッパなど大きめのベイトでスレている日はSSという使い分けをします。ボックスに両方入れておけば、ベイトのサイズに合わせてシルエットを大きく変えられます。
比較② サムライジグR(通常版)
シリーズの基本となるのが、通常のサムライジグR。フラットなボディで、ジャークでもただ巻きでも使える万能タイプです。
| サムライジグR SS | サムライジグR(通常版) | |
|---|---|---|
| 素材 | 亜鉛合金 | 鉛 |
| 動き | ゆっくりふわっと | キビキビとした万能な動き |
| 向いている人・場面 | スレた魚、変化をつけたいとき | 最初の1本、いろいろな状況 |
最初の1本なら通常版、通常版で反応がなくなったときの「次の一手」がSS、という位置づけだと思います。
比較③ サムライジグRスピン(ブレードジグ)
サワラや青物を高速巻きで狙うなら、ブレード付きのサムライジグRスピン。SSとは真逆の「速く巻いて見せる」ジグです。
僕なら、朝マヅメはRスピンの高速巻きで広く探って、反応が落ちてきたらSSに替えてゆっくり見せる。速い→遅いと動きのスピードを変えることで、同じ場所でももう一度魚の反応を引き出せることがあります。

サムライジグR SSの使い方
① スローなただ巻き
着底させたら、ゆっくり一定のスピードで巻くだけ。低比重なので、ゆっくり巻いても底を擦りにくく、ふわっと泳ぎます。
② スローなジャーク&フォール
大きくゆっくりロッドをあおって、フォールで食わせる。亜鉛のジグは沈むのがゆっくりなので、フォールの時間が長く取れるのが強みです。追ってきた青物に、長く見せて食わせられます。
③ 表層〜中層のナブラ撃ち
沈むのが遅いので、表層〜中層をキープしやすい。ナブラが出たら、群れの少し先に投げて、ゆっくり巻いて群れの中を通します。
| 状況 | おすすめウエイト |
|---|---|
| 港湾・足場の低い堤防、シーバスロッドで | 20g |
| 一般的な堤防・サーフ | 30g |
| 遠投が必要、風が強い日 | 40g |
カラーの選び方

NEWカラー↓


カラーは全10色。UVダブルピンクキャンディ、アカキングローベリー、UVリアルブルピンイワシ、ピンクイワシ、ブルピン、マイワシ、ゼブラグロー、シラス、グリキンゼブラ、UVピンクゼブラがあります。
ゆっくり見せるジグなので、魚にじっくり見られることを前提に、ナチュラル系のマイワシやシラスを軸にするのがおすすめ。朝マヅメや濁りにはUVリアルブルピンイワシやアカキングローベリーを合わせると、ローテーションしやすいと思います。
合わせるタックル
| 道具 | 目安 |
|---|---|
| ロッド | 9〜10ft前後のライトショアジギングロッド、20gならシーバスロッドも可 |
| リール | 3000〜4000番 |
| PEライン | 0.8〜1.2号 |
| リーダー | フロロ20〜30lb |
低比重のジグは、同じ重さの鉛ジグより引き抵抗が大きく、動きを感じやすいのも特徴。少し柔らかめのロッドのほうが、ゆったりした動きを出しやすいと思います。

気になるところ・注意点
- 低比重なので、同じ重さの鉛ジグより飛距離は落ちやすい
- 沈むのが遅いので、深場や潮の速い場所では底を取りにくい
- 向かい風の強い日は扱いにくい。風の日は40gか鉛のジグを
- 最初の1本ではなく、スレた魚への「次の一手」として持っておきたい
よくある質問
- サムライジグR SSはいつ発売?
-
2026年9月に登場しています。
- 鉛のジグと何が違う?
-
亜鉛合金は鉛より軽いため、同じ重さでもボディが大きく、ゆっくり沈んでゆったり動きます。
- SBとどっちを買えばいい?
-
小さいベイトを偏食している日はSB、大きめのベイトでスレた青物にはSSがおすすめです。両方持っておくとシルエットで使い分けられます。
- 何gがおすすめ?
-
堤防やサーフなら30gが基準です。風が強い日や遠投が必要な場所は40gがおすすめです。
- どんな魚が釣れる?
-
イナダ・ワラサなどの青物、サワラ・サゴシ、シーバスなどが狙えます。
まとめ:速い釣りの中に「遅い」選択肢を
- 亜鉛合金の低比重ジグで、ゆっくり大きく見せられる
- 20・30・40g、本体1,000円〜1,100円、全10色、2026年9月登場
- 後方重心で低比重でも飛距離を確保
- SB(小さく速い)とSS(大きくゆっくり)でシルエットを使い分け
- Rスピンの高速巻きで反応が落ちたら、SSでゆっくり見せる
釣りは「周りと違うことをした人」が釣ることがよくあります。みんなが速く巻いているときに、ゆっくり見せる。それだけで状況が変わることもあります。
この秋の青物シーズン、ボックスに「遅い」ジグを1本入れておいてはいかがでしょうか!

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